ウサギの子宮疾患の原因・症状とは?

ウサギの子宮疾患(ウサギノシキュウシッカン)の原因

ウサギは発情期間が長く、性ホルモンの影響を受けやすいため、子宮の病気を起こしやすいとされる。未避妊のまま成長するとリスクが高まり、5歳以上では高率で子宮疾患が見られるとも言われている。性ホルモンの作用で子宮内膜が異常増殖する子宮内膜過形成は、1歳ほどの若い個体でも見られることがある。また、偽妊娠によってホルモンバランスが崩れることもリスク因子となる。細菌感染が加わると子宮内膜炎を起こし、膿が溜まるなど重症化することもある。さらに、子宮水腫のように液体が溜まって膨大し、内臓を圧迫するケースもある。

ウサギの子宮疾患(ウサギノシキュウシッカン)の症状

病態によって症状は様々だが、血尿や赤いおしっこは重要なサインであり、子宮からの出血が混じることで色が赤くなるとされる。正常の尿でも赤みを帯びる場合があるため、見た目だけで判断せず、気になったら検査を受けることが推奨される。初期は元気や食欲が保たれることもあるが、出血が続いて貧血が進行したり、炎症が広がるとぐったりしたり、食欲の低下も見られる。子宮が大きく膨らむ病態では腹部が張って見えることもあり、内臓の圧迫による体重減少や食欲不振がみられる。また、一部では攻撃性が強くなるなど、性格の変化が現れることも。

ウサギの子宮疾患(ウサギノシキュウシッカン)の治療

子宮と卵巣を摘出する外科的な避妊手術が第一選択肢となる。子宮疾患は温存での完治が難しく、進行によっては命に関わることもあるため、早期の段階で手術を実施できると予後は良好とされている。ただし、すでに炎症が重度であったり、貧血が強い場合は、手術のリスクが高まることがある。手術が選択できない場合には、感染や炎症を抑える内科的治療を行いながら、食事管理や体調の維持に努めることになる。未避妊のウサギでは子宮疾患の発生率が高いため、健康なうちの避妊手術が予防としても重要となる。

【受診科目】

  • ウサギ

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ウサギの子宮疾患の原因・症状・治療方法

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病気を防ぐため、避妊手術を受けることが望ましい

ウサギの子宮の病気は様々な問題がありますが、重症度の重いものとして、まず子宮腺がんが挙げられます。子宮腺がんの多くは子宮内膜増殖症といった、いわゆる前癌病変から変性するものです。また、そうした悪性腫瘍でなくとも、子宮内膜静脈瘤のように、静脈瘤が破裂して大量の出血が起こり、命に関わる場合もあります。
今挙げた病気については、症状が乏しく、早期発見が難しい面がありますので、予防策としてできるだけ若いうちに避妊手術を受けることが望ましいとされています。ウサギは犬や猫に比べ、麻酔のリスクは高いとされていますが、若ければ若いほどそのリスクを抑えることが可能になりますし、高齢になると子宮の周りに脂肪が付いていることがあり、これも手術の難易度を上げることになります。ですから、将来の病気を予防する意味で、早めに手術を受けることが推奨されます。

豊島 祐次郎 院長

滝野川動物病院

豊島 祐次郎 院長

  • 北区/滝野川/板橋駅
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