ロコモティブシンドロームの原因・症状とは?

ロコモティブシンドローム(ロコモティブシンドローム)の原因

骨・筋肉・関節をはじめとした運動器に何らかの障害が起こり、立つ、歩くなどの移動機能(身体機能)が低下している状態を指す。ロコモまたは運動器症候群とも言い、進行すると要介護リスクが高まる。

ロコモティブシンドローム(ロコモティブシンドローム)の症状

筋力の衰えなどにより、小さな段差でつまづくようになったり、少し歩いただけで足に痛みが出たりすることがある。片足立ちで靴下が履けない、階段の上り下りに手すりが欠かせないなどのチェック項目により、ロコモであるかどうかの診断ができる。

ロコモティブシンドローム(ロコモティブシンドローム)の治療

病気や痛みがある場合は、それらに対する治療や手術を行う。ロコモの進行を抑制するためには、筋力トレーニングや食事療法、生活習慣病の予防・治療を行うことが有効だと考えられる。

【受診科目】

  • 整形外科

3人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
ロコモティブシンドロームの原因・症状・治療方法

3件中 1 ~3 件を表示

寝たきり・要介護状態を回避するためにも早期の介入が必要

「ロコモ」の略称で知られるロコモティブシンドロームは、加齢によって骨・関節・筋肉などの運動器に障害が起こり、移動機能(locomotive:ロコモディブ)が不足したり低下したりしている状態のことです。移動機能とはすなわち、立ったり歩いたりするための身体機能のことを指します。身体機能の低下はQOL(生活の質)の低下に直結し、寝たきりや要介護になるリスクが高まるため注意が必要です。なお、ロコモであるかどうかは「片足立ちで靴下を履けるか?」「横断歩道を黄色信号のうちに渡れるか?」などのチェック項目によって確認できます。

ロコモの治療としては、痛みに対する治療と骨粗しょう症の予防が挙げられます。身体機能が低下している理由が「痛み」によるものであれば、運動療法(リハビリ)やお薬による治療を行います。一方で骨粗しょう症によって骨がもろくなると、気付かないうちに骨折し、寝たきりになることも少なくありません。そのため骨密度の低下がみられ、骨粗しょう症のリスクが高い方については積極的な治療がすすめられます。

大隈 知威 院長& 宮本 裕也 理事長

宮本整形外科

大隈 知威 院長& 宮本 裕也 理事長

  • 品川区/西大井/西大井駅
  • 整形外科

筋力の衰えを防ぎ、「健康寿命」を延ばす取り組みを

「ロコモ」という愛称で知られるロコモティブシンドロームは、骨・関節・筋肉などの運動器に障害が生じて移動機能(立つ・歩く など)が低下している状態を指します。進行すると「寝たきり」になるリスクが高まるため、健康寿命を延ばすためにも適切な運動習慣を身に付けることが大事です。

いつまでもご自分の足で元気に歩くためには、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えるのがポイントです。当院をはじめとした整形外科クリニックのリハビリテーションなどを利用して、筋力の衰えを予防なさることをおすすめします。

福田 慎介 院長

葛西駅前あおぞら整形外科クリニック

福田 慎介 院長

  • 江戸川区/中葛西/葛西駅
  • 整形外科 ●リハビリテーション科 ●リウマチ科

立つ・歩くことが難しくなったら「ロコモ」の可能性も

ロコモティブシンドロームとは年齢を重ねるにしたがって、立つ・歩くなどの運動機能が低下する状態を指します。骨、関節、筋肉、神経など運動器の機能に問題が生じると、自分で立ったり歩いたりするが難しくなります。放っておくと筋肉量が減ったり、骨がもろくなったりする「サルコペニア」につながり、車いす生活や寝たきりになってしまう可能性があるため注意が必要です。

ロコモティブシンドロームの予防には簡単な運動を継続することが有効ですが、「毎日一万歩を目途に歩けばよい」というものではありません。運動時に心肺機能や筋肉に負荷がかかっているかどうかによって、運動の成果が大きく変わってくるからです。また、ロコモティブシンドロームの背景には骨粗鬆症、変形性疾患、腰痛症などの病気が隠れている可能性もあり、原因を正しく特定したうえでそれぞれの病気にアプローチすることが大切です。ご自分の健康状態に不安があるようでしたら、整形外科やリハビリテーションの専門家に相談なさることをおすすめします。

森岡 宣伊 院長

横浜プライベートメディカルプラクティス

森岡 宣伊 院長

  • 横浜市西区/みなとみらい/みなとみらい駅
  • 内科 ●外科 ●麻酔科 ●美容皮膚科
1 PAGE  11 1