金 保洙 院長
BOSU KIN
長年培ったキャリアを活かし、子ども達のあらゆる病気の窓口となる。
大学卒業後、大学病院に籍を置き、感染症とアレルギーを専門に20年ほど外来を担当。その間、北区で開業していた先生の後を引き継ぎ、大学に籍を置きながら開業医として二足のわらじを履く。1992年、赤羽駅から徒歩6分のこの地に移転。
金 保洙 院長
赤羽小児科クリニック
北区/赤羽西/赤羽駅
- ●小児科
- ●アレルギー科
20年以上のキャリアを持つ小児科医として、子ども達を感染症・アレルギーから守る
初めは教師になりたかったのです。学校の先生になり、部活動もして、子ども達と一緒に負けて泣き、勝って泣き、ということに憧れていました。それが出来なくなり、そのとき頭に浮かんだのが小児科医でした。小児科のお医者さんになれば、子ども達とずっと関われるだろうと。ですから私の場合、医師を目指したというよりは、小児科医を最初から目指しそれを貫いてきた、ということになるかもしれません。
大学病院に籍を置いてからは、感染症とアレルギーを専門に診てきました。アレルギーについては、間に開業をはさみながら、20年ほど大学の外来を担当。病院勤務を始めて7、8年が経った頃、北区で引退を間近にされていた開業医の先生の引き継ぎという話が大学からあり、そこで私が二足のわらじを履くことになったのです。望んでいたことではあったものの、大学に籍を置きながらのことでしたから、最初は少し苦労をした憶えがあります(笑)。
こちらの場所(JR京浜東北線・赤羽駅から徒歩6分)に赤羽小児科クリニックを移転し、小児科 ・アレルギー科を掲げたのが、平成4年(1992年)のこと。早いもので、それから20数年が経ったということになりますね。
ジオラマやキャラクターが並ぶ、子ども達がリラックスできる院内
ご覧いただければわかる通り、院内にはジオラマや、ディズニーのキャラクターがところかしこに置かれてあります(笑)。私自身が子どもの頃、病院に行くと「少し暗いな…」とか、気が重くなるような感覚がありました。そういったものを少しでも解消出来るよう、自分なりに工夫をしたつもりです。診療室に入った瞬間、「これから診察だ…」と子ども達に身構えさせるようなことはしたくありません。緊張や不安を少しでも取り除いてあげたいのです。
子供にリラックスして信頼してもらうことは、診療する側にとっても重要なことです。たとえば、ここに座りずっと泣き通しですと、聴診器を当ててもなかなか聴こえないことがあります。もちろん、30年以上診療を続けているので、症状の把握はおおよそ可能です。しかし、確実を期すためには、出来るだけ多くの情報を得ることが大切。子ども達の気持ちにしっかりと寄り添えるような小児科医でありたいというのが、昔からの、そして今に続く私のスタイルになります。
子ども達のあらゆる病気の窓口として、適切にコーディネートをしていく
病気に罹らないことがベストではありますが、ただ子ども達の体力や免疫力、あるいは環境面等を考えると、なかなかそうはいきません。それなら、病気にはなったけど軽く済んだ、早く治ったで終わることがベターだと思うのです。
そのためには、早期治療や予防接種をしっかりと受けてもらうことも重要になります。これは小児科医としての義務でもあるでしょう。ただし、ご存知のように予防接種の仕組みや種類は毎年変わってきており、そのすべてを保護者の方にご理解していただくのはなかなか難しい。それを踏まえて当クリニックでは、予防接種のスケジュールを組み立て、内容に関してもすべてをお話しするようにしています。
予防接種はその子1人のものではありません。我が子の健康が地域全体につながっていくものであり、その大切さについて、よくよくご理解いただけるようにお伝えしていくのが私たちの仕事と思っています。
小児科医にとってもう1つ大事なことが、交通整理をおこなうことでしょう。まずは小児科にいらしていただいて、この症状は眼科にお願いしましょう、これは耳鼻科に、これは整形外科へ、といったように的確に振り分けていくことも、私どもの大切な役目と心得ています。
子ども達のあらゆる病気の窓口として、適切にコーディネートをしていくことも、非常に大切な仕事と捉えています。ですから、私の出身校である帝京大学病院の小児科を始め、各科に診療依頼をお願いしています。
小児科医として、お母さん達の悩みをサポート
核家族化が一般的となり、その影響で周囲のサポートが薄れてしまうと、結果としてお母さん達は1人で悩みを抱えられるという状況が出てきます。育児ノイローゼという言葉は、まさにそれを指してのことですよね。私は由々しき事態と考えています。本来、子供ほど希望を持てるものはありません。お母さん達ご自身が生きていくための大きな糧となるのが、子供の存在でしょう。すべてのお母さんにその感覚を持っていただけるよう、私たちは努めていかなければならないと思うのです。
些細に思えるようなことであっても、どうぞ遠慮なくご相談ください。小児科医は、皆さんのためにあるのです。
これから受診される患者さんへ
ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症といった疾患は、日々どう対応するかで予後が違ってきます。単純なように思えるスキンケアであっても、塗り方の差異でその結果に大きな差が出てくるのです。私はアレルギーを専門にしてこれまで診療をおこなってきました。減感作療法という抜本的な治療にも長年携わってきました。この分野においても皆様のお役に立てるものと考えています。
子育てをしていると、色々とわからないことが出てくるものです。特に初めてお子さんを持たれたお母さんからしてみれば、難しい部分が多々あるでしょう。不安を抱えたままにせず、何かあればお気軽に声を掛けてみてください。子ども達が元気に成長出来るよう、お母さん達と一緒に見守っていきたいと思っています。
※上記記事は2015.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
金 保洙 院長 MEMO
- 出身地:山口県
- 趣味・特技:読書、ウォーキング、ゴルフ
- 好きな本:司馬遼太郎、山本一力の本
- 好きな映画:レ・ミゼラブル
- 好きな言葉:人事を尽くして天命を待つ
- 好きな音楽:オールディーズ
- 好きな観光地:京都、イタリア
グラフで見る『金 保洙 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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