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位田 幸子 院長

SACHIKO INDEN

安心してお話出来たり、心を休めたり、自分らしさや自信を取り戻せるような、ホッと出来る場所を目指して

東京医科大学医学部卒業。同大学病院メンタルヘルス科に在籍。以降、各地の病院で勤務医を務め、2024年5月に『上町さくらこころのクリニック』を開院(東急世田谷線「上町駅」より徒歩1分)。

位田 幸子 院長

位田 幸子 院長

上町さくらこころのクリニック

世田谷区/世田谷/上町駅

  • ●精神科
  • ●心療内科

もうひとつの私の居場所と思っていただけるように

位田 幸子 院長

父と祖父が医師でした。2人の仕事ぶりを見ていましたし、小さな頃から「この仕事、やりがいがあっていいよ」ということをずっと聞いてきたせいか、もう、「なるもの」と思っていたところがありました。父と同じ東京医科大学を卒業後は、精神科を選択しました。本を読むことが好きでしたし、人の心に興味があり、一生飽きないだろうな、と考えての選択でした。
大学病院に8年ほど勤務したのち、家族の都合などのため数か所の病院(埼玉、鹿児島、東京都調布市)で勤務医を務め、ご縁があって2024年5月に『上町さくらこころのクリニック』を開院いたしました。世田谷線は都内でありながらのどかな雰囲気があって、ほんとにいいところですよね。クリニックの内装は、私の思う「居心地の良さ」を詰め込みました!「病院」という感じを出したくなくて、色やライトなど、細部にもこだわりました。精神科・心療内科を訪れる患者さんは、日々、何かと戦っていると思うんです。そうした人たちが、ここに来ると受け止めてもらえる、ここが私のもうひとつの居場所、と思ってもらえるような空間にしていきたいです。まだまだ多くの人にとって精神科・心療内科の敷居は高い面はあると思いますが、ここに来ていることを内緒にするのではなく、「あそこに行ってるんだ」とみなさんに話していただけるような場所になるのを夢見ています。

高校生からご高齢の方まで、あらゆるこころのお悩みを拝見していく

位田 幸子 院長

うつ病や発達障害、不安障害や強迫性障害、不眠症などが対象の疾患になると考えています。私は病院での外来診療に加え、10年あまり産業医を務めてきました。働く方の健康管理にも長く携わってきましたので、その経験を生かし、職場での不適応、対人関係の悩みなどのご相談もしていただけたらと思っています。それから、この辺りはお子さんのいるファミリー層が多く住まわれる地域です。お子さんを抱えた方は、ご友人や周囲の方にも話せないお悩みを抱えていることが少なくないと思いますし、そうした方々の味方になれればと思っています。もし、中学生以下のお子さんについてお困りでしたら専門のドクターをご紹介させていただきます。

過度に自分を責めず、味方を探せる人になっていただけるように

位田 幸子 院長

診察は、問診でお答えいただいた内容をもとにお話をうかがっていくことになりますが、そのお悩みが今だけのシンプルなものなのか、それとも、その方の生い立ちや様々な背景に紐づいているものなのかを最初に判断していくことになります。
シンプルなお悩みとは、例えば、仕事が忙しくてちょっと眠れなかったり、疲れがとれない、といったもので、きっかけがわかりやすいのが特徴です。これまでそうしたことで体調を崩した経験がない方であれば、比較的早期に落ち着くことができると思います。一方、背景や特性に強く紐づいていると見られる方については、きっかけへのアプローチだけでなく、長い目で、自己理解や環境調整を意識することが大事になります。こうした方々は、ご自分を責める傾向が強くて、何か出来事があった時に、「大丈夫」で済ませず、「私がいけないんだ」とご自分を責める傾向があります。一旦症状が改善したとしても、また何かが起きたら同じ状況に陥りやすいです。落ちこみや悩みを繰り返さないためには、少し体調がいい時に状況を整理し、自分の気持ち、立場、環境全体を主観的・客観的に振り返ることが出来ればと思います。もつれた糸のようなものを1つずつ解きほぐしていき、ご自身の考え方の“くせ”を把握し、「こう考えればいいのか」という出口に持っていくことが目標になります。まずは、一人でなく、心療内科医、精神科医やカウンセラーなどと整理することをお勧めします。落ち込むことは誰にでもあります。その時、自分を過度に責めず、味方を探せる人になっていただきたいです。

更年期を迎えた方々や発達障害の方々も積極的に診ていきたい

これまで比較的働く世代の男性の方を多く拝見してきましたが、年々、自分が年を重ねるのと呼応しているのか、更年期世代の患者さんの方が圧倒的に多くなってきました。同性だからこそ話しやすい面がありましたら、更年期を迎えて様々なお悩みを抱えた方々の少しでもお力になっていければと思っています。

ここ数年は発達障害が非常にフォーカスされてきていて、メディア等でも目にする機会が多くなりました。発達障害の方は、物事の捉え方に特性があり、そのために傷ついてしまう場面が多くなりやすく、実際に人生の要所、要所で傷ついて生きてこられた方が多い印象があります。発達障害の方に対しての本人自身と周囲の理解が社会の大事な課題だと思っています。1つのことにコツコツと取り組むことが得意だったり、大きな才能を有している方も多いのですが、周りに理解されず、孤立されるケースも散見されます。どのように理解、対応すれば、うまくかみ合っていけるのか。専門家としてご本人の取り組み方に加え、周囲への周知の部分でも貢献していければと思っています。

これから受診される患者さんへ

ストレスで体調を崩すのはよくあることで、弱さでも甘えでもなんでもなく、誰もが起こり得る状況です。1人で抱えず、周りに助けを求めるのが得意になって欲しいと思いますし、こじらせる前に早めに私たちを頼っていただけたらと思います。このクリニックがいらっしゃるみなさんにとってホッと出来る場所になり、人生を自分らしく、時には笑顔で過ごせる方法を一緒に考えていけたら嬉しいです。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

位田 幸子 院長 MEMO

  • 出身地:静岡県
  • 趣味:読書、お散歩、時々キャンプ
  • 好きな作家:小川糸さん、瀬尾まいこさん
  • 好きな映画・見たい映画:『キューティ・ブロンド』『忍びの家』『陰陽師0』
  • 好きな場所:近所のお寺、クリニック隣のスーパーオオゼキ
  • 座右の銘・好きな言葉:「明日は新しい一日」(『赤毛のアン』)

位田 幸子 院長から聞いた
『適応障害』

頑張りすぎないことが肝心。「何か違う」と感じたら、チェックを兼ねて気軽にクリニックに

新しい環境や対人関係に変化があった際など、それに馴染もうとして頑張りすぎた結果、眠れなくなったり、朝起きれなくなったり、気分が落ち込んでしまうのがこの疾患の特徴です。改善の方法としては、まずすべての基本は睡眠ですので、必要な時はお薬の力も借りながら十分な睡眠をとれるようにします。並行して原因となる環境調整などを行うことで、こじらせてうつ病になるのを防ぐことが大切です。
適応障害とまではいかないまでも、「過剰適応」という言葉もあります。頑張り屋さんが周囲の空気を読み、周りに合わせすぎて無理をしてしまうことを意味します。これは多くの方が経験したことがあると思います。また、発達障害の方は適応するのにたくさんののエネルギーを費やすことが珍しくありませんので、環境が変わった際にはより自分をいたわって過ごしてください。
ご自身で何かおかしいと思ったら、早めに専門のクリニックに相談されることをお勧めします。予防や意識で済む段階でしたらそれに越したことはありませんので、今後どういう症状に気をつけるべきかをアドバイスを受けていただくことで、次に受診したほうがいいタイミングを知ることができます。

グラフで見る『位田 幸子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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