濵野 翔 院長
SHO HAMANO
「365日診療」の小児科クリニック。地域の子どもたちの健やかな成長のお手伝いができるように
杏林大学医学部卒業。同大学付属病院小児科に入局。稲城市立病院、福岡市立こども病院 勤務を経て、杏林大学医学部付属病院小児科。2023年11月に『ベスタこどもとアレルギーのクリニック』を開院(西武鉄道池袋線「中村橋駅」より徒歩1分)。

濵野 翔 院長
ベスタこどもとアレルギーのクリニック
練馬区/貫井/中村橋駅
- ●小児科
- ●アレルギー科
小児科医として地元の方々のお役に立っていきたい

父が循環器内科、母が小児科医でした。実家は昔ながらの住居兼診療所という形でしたので、2人の診療している姿を見て育った影響が大きかったのでしょうね。街に出れば患者さんから声を掛けられたりもして、子どもながらに「いい仕事なんだ」と思っていました。
杏林大学卒業後、母校の小児科に籍を置きました。小児科を選んだのは、母の影響もあったとは思いますが、臓器別ではなく、全身を診れるという点に興味を惹かれたのです。大学院では当時の主任教授の専門であった腎臓の基礎研究に励み、その一方、臨床ではアレルギー、特に気管支喘息の診療に徐々に興味を惹かれていきました。実際に困っている子が非常に多い疾患であり、教授の勧めもあってアレルギーと呼吸器を専門にするようになっていったのです。その後は福岡市立こども病院のアレルギー・呼吸器科に赴任し、専門性を高めました。そちらは限られた人数で診療をしていましたので、濃密な体験をさせていただきましたね。
先ほども述べましたが、アレルギーは困っているお子さんも多く、その診療は充実していました。そんな中、プライマリケアの段階でより多くの子どもたちの支えになりたいと考えるようになり、『ベスタこどもとアレルギーのクリニック』を開業する運びとなりました。私は練馬区田柄の出身です。この地域には小児科専門のクリニックが少なく、遠くまで受診しに行かなければならないことが多い状態が続いてると聞いていたこともあり、ここで小児科クリニックを開業すれば地域の皆様のお役に立てるのではないかと考えたのです。
アレルギーの専門的検査も視野に入れた「365日診療」

食物アレルギーは、「不必要な除去期間を減らし、食べて治す」という時代となっています。食物負荷試験は、その、どれだけ食べられるか、ということを見定めるものです。試験は手が掛かることもあって、大きな病院では半年待ち、というケースも少なくありません。早く食べさせたいのに、半年も待たないといけない。それが現在の食物アレルギーのジレンマなのです。また大きな病院の場合、土日に検査を受けることはできませんから、平日に時間が作れない親御さんにとっては、それも高いハードルとなっています。
こうした状況も踏まえ、当院では「365日診療」をスタートし、土日も検査を行える体制を整えました。アナフィラキシーショックのリスクが高い子については、やはり大きな病院で検査を行う必要でがありますが、そうでない子については当院で検査が完結します。
アレルギーだけではなく一般診療においても、土日がお休みだと医療機関になかなか掛かることが難しい現実があります。土日を含め、プライマリの部分をクリニックでしっかり診させていただく。より高度な医療が必要な子については、周囲の二次医療機関へと責任を持って橋渡しをさせていただく。私たちがその役割を担うことにより、地域の子ども医療はより充実したものになっていくと期待しています。
アレルギーと腎・夜尿症の専門外来を開設
食物アレルギーについては、負荷試験を土日も行なっていることが特徴の1つです。気管支喘息については、細かなことは様々ありますが、その子のキャラクターを見て取ることが大切です。例えば、冬の乾燥した空気で咳が止まりにくいのであれば、その時期により注意してコントロールを図っていくのです。発作なく過ごしていくことができれば、喘息からの脱出も難しくはありません。アトピー性皮膚炎については、患者さん(親御さん)による手技が必要となってきます。その点はスタッフがしっかりしてくれていますし、やり方が“独自”になっていってないかもチェックし、細やかにフォローしてまいります。
当院では「腎・夜尿症専門外来」を設置しています。おねしょについては、生活習慣の見直しや夜尿日誌の活用に加え、専門の医師による超音波診断を行い、適切な評価を元にそれぞれお子さんに合った対応を心がけています。親御さんだけではなく、お子さん自身にも何が必要かを語りかけ、理解してもらうことで、おねしょからの脱却を目指していきます。
これから受診される患者さんへ
子どもは、「昨日まで元気だったのに、今日はどうして??」ということが少なくありません。年末年始を含めた365日診療をスタートしたことで、体調が悪くなった時は、いつでもご相談いただくことが可能です。子どもたちが元気に成長できるよう、お子さん自身とご家族への「優しさ」を持ったクリニックを目指し、地域の子育てに貢献してまいります。
※上記記事は2025年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
濵野 翔 院長 MEMO
小児科専門医 /アレルギー専門医
- 出身地:東京都練馬区
- 出身大学:杏林大学医学部
- 趣味・特技:バスケットボール
- 好きな映画:『ネバー・エンディング・ストーリー』
- 好きな観光地:ハワイ
- 好きな言葉:「ありがとう」
濵野 翔 院長から聞いた
『小児気管支喘息』
発作をいかに抑えるか、ということが大切
トリガーは避けるに越したことはありませんし、アレルギー検査によってトリガーを見定めることも奨励されています。ただし、風邪や気圧の変化、寒暖差と言ったものは避けようがない面がありますので、基本的には気道の慢性炎症をしっかりコントロールしていくことが大切になります。
そのコントロールするためのお薬が、飲み薬や吸入ストロイドです。現在のガイドラインでは、月に1回ほどの発作であれば、まず飲み薬から始め、それでもなお発作が続くケースでは、吸入ステロイドを用いていくことになります。それでコントロールされた状態が2、3ヶ月続けば、今度はお薬の使用のステップダウンを検討していくことになってきます。
「小児」と名がつくだけあって、成長するに従って、だんだんと喘息を卒業できる子が増えていきます。ここで注意したいのは、発作を繰り返していると、簡単に言えば気道が傷ついてしまう、ということです。そうなると、軽い運動で咳が続いたり、風邪で咳が長引いてしまうなどといったことが起きてきますので、できる限り発作を起こさないよう見守っていくことが大切になります。
グラフで見る『濵野 翔 院長』のタイプ
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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ベスタこどもとアレルギーのクリニック
濵野 翔 院長
練馬区/貫井/中村橋駅
- ●小児科
- ●アレルギー科
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