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村松 弘康 院長

HIROYASU MURAMATSU

「睡眠時無呼吸症候群外来」「ぜんそく外来」「禁煙外来」を設置。予防医学の前進に寄与。

大学卒業後、呼吸器の分野に進む。その後、人形町駅にほど近い場所に開業していた父のクリニックに勤務。現在は院長として診療に当たる。

村松 弘康 院長

村松 弘康 院長

中央内科クリニック

中央区/日本橋人形町/人形町駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●呼吸器内科
  • ●循環器内科
  • ●糖尿病内科
  • ●代謝内科
  • ●アレルギー科
  • ●健診・検診

疾患を絶対に見落とさない医師になることを決意。

村松 弘康 院長

私がこの道を志したのは、祖父に始まり、父、母、そして6歳上の兄も医師という、まさに医師の家系に育ったということ。そして、子どもの頃に水腎症という大きな病気を患ったことが大きかったと思っています。当時、私はまだ2歳だったのですが、それでも人生最初の記憶として、入院していた病室の風景や、枕元を行き来する白衣を着た父の姿などを今でもはっきりと覚えています。それだけ、私の人生において特別な意味を持つ経験だったということでしょうね。
「経験」ということで言えば、もうひとつ忘れがたい思い出があります。研修医時代に最初に担当したのは肺がんの患者様だったのですが、実はその方、前年に他院で受診した健診では「異常なし」と診断されていました。しかし、そのときに撮ったレントゲン写真をよくよく診てみると既にがんらしきものが写っている。確かに、非常にわかりにくいものではありましたが、だからと言って、患者様からすれば「仕方がない」では済みません。そうした経験があったからこそ、「自分は絶対に見落としのないよう、レントゲンをしっかりと読むことのできる医師になろう!」ということで、内科の中でも呼吸器の分野に進みました。

開業から50年。個人病院でありながら、専門的な診療をご提供。

村松 弘康 院長

内科・吸器内科・循環器内科・消化器内科・糖尿病内科・アレルギー科の中央内科クリニックは1964年、ちょうど私が生まれた年に父が開業したクリニックです。今年(2014年)で開業から50年。日比谷線・都営浅草線「人形町駅」や都営新宿線「浜町駅」に近いこのエリアでは老舗に数えられますので、それこそ「50年前から通っている」という昔馴染みの患者様も大勢いらっしゃいます。なかには、私がランドセルを背負っていた頃から知っているという方などもおられて、診察をするこちらの方が気恥ずかしさを覚える場面も少なくありません(笑)。
50年前に当院を開業した父は80代になった今でも現役。常勤の医師は、父に兄と私を加えた3名で、あとは私が講師を務めている慈恵医大から非常勤で医師に来てもらっています。最近は一口に「内科」と言ってもその領域は細分化されつつありますが、父と非常勤の医師は循環器、兄は糖尿病、そして私は呼吸器といった具合に、それぞれ専門を異にしています。街の個人病院でありながら、各分野において専門的な診療を受けていただくことができるというのは、当院の特徴の1つだと思います。

父の代から変わらず、予防医学に力を注ぐ。

村松 弘康 院長

予防医学としてお馴染みの健康診断や人間ドックについては父の代から、他院に先駆ける形で積極的に行ってきました。その当時はまだあまり一般的ではなかったようですが、予防医学を広く浸透させたいという父の考えのもと、院内に健診センターを設けて、多くの患者様に受診いただいていました。ドックが普及した現在では、街の個人病院ができる新たな予防医学として、「睡眠時無呼吸症候群外来」、「ぜんそく外来」、そして「禁煙外来」に力を入れています。
このうち、睡眠時無呼吸症候群(SAS)については少し補足が必要かもしれませんね。今でこそ、その名前も症状も知られていますが、私が初めてSASの患者様を拝見したのは今から20年以上前です。国立国際医療研究センターに勤務していた頃に、ぜんそくで入院している患者様がいらしたのですが、肺からはぜんそく特有の音がまったく聞こえない。そこで血中の二酸化炭素の濃度を検査してみると、ぜんそくとは正反対の数値を示したんですね。不思議に思って海外の文献を調べてみると、それはぜんそくではなく、日本では当時まだ知られていなかったSASという病気であると判明しました。SASとはその頃からの付き合いになりますので、私にとってはもはやライフワークのようなものと言っても良いかもしれません。
SASの原因はさまざまなのですが、肥満体形の人が罹りやすいのは事実です。特に現代においては、不規則な生活習慣がメタボを促進させ、その延長線上でSASになる人も少なくありません。なので当院では、SASを予防するという観点からも、適切な食事や適度な運動に関する助言・指導などもさせていただいています。

大きな病気を経験した自分だから可能な診療がある。

医療に関する知識が豊富になっているぶん、最近の患者様のニーズは多様化傾向にありますので、医師の側としても自分の専門以外の領域についても幅広く対応できること。そしてその上で、自分の専門分野・得意分野を活かしていくこと。言うなれば、「広さ」と「深さ」の両方を兼ね備えた医師であることが大事だと考えています。
それは同時に、“患者様のため”にフル活用されなくてはなりません。冒頭でも述べたとおり、私自身、水腎症という大きな病気を患い、しかもそのときに片方の腎臓を摘出した経験があるので、痛みや苦しみが患者様の体だけでなく心をも酷く疲弊させてしまうことをよく理解しています。「病気だから、ある程度痛い・苦しいのは仕方がない」ではなく、その痛みや苦しみをいかにして取り除いてあげることができるか――。大きな病気を経験した自分だからこそ、真に患者様の気持ちに寄り添った診療ができるのだと思いますし、それをしっかりと実践していきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ。

院内にはそれぞれに得意分野を異にする複数の医師が在籍するとともに、外部の大学病院や専門病院ともきちんと連携を取っていますので、患者様の幅広いニーズにお応えすることができると思っております。その中でも特に、ぜんそくや睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方、あるいは禁煙がなかなかできなくてお困りの方などはぜひお気軽にご相談にいらしてください。
開業から50年の節目を迎えた今、次なる50年に向けて、今後も地域に根差した病院であり続けたいと願っています。人形町エリアにお住まい、またはお勤めの方々には引き続き当院をご愛顧いただけましたら幸いです。

※上記記事は2014.9に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

村松 弘康 院長 MEMO

総合内科専門医 /呼吸器専門医 /アレルギー専門医 /

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:スキー、音楽鑑賞
  • 好きな本:医学書(笑)
  • 好きな映画:オールジャンル
  • 好きな言葉:継続は力なり
  • 好きな音楽:ロック(昔、バンドでギターを弾いていました)
  • 好きな場所:人形町

グラフで見る『村松 弘康 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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