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黒田 典子 院長

NORIKO KURODA

妊産婦さん含めたあらゆる世代の女性の方の健康を
漢方やホルモン治療でサポート

父が『宮川産婦人科』を1956年に開業。60周年を迎えた。現在は、代替わりをして院長に就任。

黒田 典子 院長

黒田 典子 院長

宮川産婦人科

葛飾区/東四つ木/四ツ木駅

  • ●産科
  • ●婦人科

産婦人科は患者様に対して『おめでとう』が言える

黒田 典子 院長

明治時代に曾祖父が医学を志して渡米するなど、宮川家は代々医の道に縁のある家系で、父もやはり産婦人科医をしていました。自宅と職場が一緒という環境の中で育ちましたので、気がつけば、私自身も自然と同じ道を歩んでいました。
「産婦人科は患者様に対して『おめでとう』が言える唯一の科。スタッフ一同、患者様を笑顔で送り出すとき、それまでの苦労はすべて消える」。これは、幼い頃に耳にした父の言葉ですが、この言葉も、私が産婦人科医を志す上で大きな決め手となったように思います。 学校卒業後は医局に入り、しばらくは色々な病院に出向して過ごしたのちに、平成5年から『宮川産婦人科』で父の手伝いをするようになりました。診療をする中で父から教わったり、逆に私が大学で学んだ新たな知識を父に教えたり……。子どもの頃は、多忙を極めた父と話をする機会をほとんど持つことができませんでしたが、一緒に仕事をするようになってからは会話も増え、そのことを父もとても喜んでくれました。
父が『宮川産婦人科』を開業したのは昭和31年のこと。平成17年には50周年のお祝いをしました。現在は、代替わりをして私が院長を務めていますが、開業当時からの「心の通った医療」の精神を忘れずに、今度は60周年に向けて邁進していきたいと思っています。

女性のあらゆるライフステージに、親身になって寄り添う

黒田 典子 院長

京成押上線四ツ木駅を最寄りとする地域の婦人科・産科の宮川産婦人科では、妊産婦様はもちろん乳幼児期から老年期に至るまで、女性のあらゆるライフステージに、親身になって寄り添いサポートさせていただきたいと考えています。
産婦人科を受診される患者様には「女医さんに診てもらいたい」という10代、20代の方がとても多くて、当院は私を含めてすべてのスタッフが女性ということもあり、わざわざ遠方からお越しいただいている方も多くいらっしゃいます。今年から、院内での分娩については行わなくなってしまったのですが、出産前そして出産後のケアにつきましては、引き続きしっかりとさせていただいておりますので、どうぞ安心してご来院いただければと思います。
更年期障害で来院なさる方も多く、更年期に負けないで元気に過ごしていただけるよう漢方やホルモン治療など行っております。見違える様にお元気になっている方がたくさんいらっしゃいます。
一方で、当院は古くからこの地で開業していますので、昔馴染みのご高齢の患者様が多い点も特徴のひとつですね。閉経後の女性が気をつけたい病気のひとつに、骨粗しょう症があります。骨粗しょう症になってしまったら、それはもう整形外科の領域になりますが、病気になる前の予防は産婦人科の大事な役目だと思っています。そこで当院では、レントゲンによって骨の状態を確認するとともに、普段の生活習慣についてもきちんとお話を伺った上で、お一人お一人に合った食事・運動・お薬に関するアドバイスをさせていただいています。漢方薬を積極的に使っており、初期の風邪や習慣性の頭痛、めまい、便秘などにも対応しております。

心の病や不調を訴えて来院される方には漢方も

黒田 典子 院長

職場や家庭内にストレスが蔓延しているためでしょうか、心の病や不調を訴えて来院される方が増えています。
当院では漢方にも力を入れていて、そうした患者様に対しては、まず抗うつ剤などを使わずに、漢方を処方させていただく場合もございます。実は、私が学生の頃には漢方に関する講義というのはまだなかったものですから、医師になったあとに、漢方の勉強会などに積極的に参加して知識を身につけました。当院では30種類以上の漢方をご用意しています。
私は、心の病や不調に対してもっとも良く効く薬は、患者様のお話をじっくりと聞いてあげることだと思っています。事実、患者様からは「色々と話すことができて楽になった」「ここに来ると落ち着く」といった声を多く頂戴しています。

患者さんに納得して帰っていただけるように心がける

人目を気にしながら病院の門をくぐった昔ほどではないかもしれませんが、それでも産婦人科に対する患者様の印象は「行きにくい科」。悩んで迷った末にようやく来院される方も少なくないかと思います。そうした気持ちもわかるからこそ、私たち産婦人科医、そして看護師を始めとしたスタッフ一同は、患者様を笑顔でお迎えすることで、少しでも来ていただきやすい雰囲気をつくることが大事だと考えています。
そして、患者様にはきちんと納得して帰っていただけるように心がけています。相手が医師ですと、患者様もどうしても身構えてしまう部分があると思いますので、当院では、私からの説明のあとに、看護師によるフォローやお声掛けなどもさせていただいています。 たとえ最初は「行きにくい科」であったとしても、2回目以降からは、気軽に来ていただけるような産婦人科でありたいと思っています。

これから受診される患者様へ

産婦人科というと、妊産婦様のイメージが強いかと思いますが、さきほども申しました通り、当院ではあらゆる世代の女性の方の健康をサポートさせていただいています。予防接種、思春期のお悩み、生活習慣病、更年期障害など、どんなことでもかまいませんので、どうぞお気軽にご相談ください。
そして最後に、乳がん、子宮がん検診を是非受けて下さい。とくに乳がんは16人に1人が罹患し、女性のがんの中で最も多くなっています。
葛飾区は乳がん・子宮がん検診にとても力を入れていて、乳がん検診は2年に1回無料で、子宮がん検診は毎年1,000円で受診することができます。葛飾区のマンモグラフィー検査は、精度管理がとてもしっかりしており、認定を受けた女性のレントゲン技師が撮影して、レントゲンの読影資格のある医師が読影、判定をしています。決して怖い検査・痛い検査ではありませんし、また早期発見できれば必ず治る病気ですので、こうした区の制度をぜひ活用していただければと思っています。

※上記記事は2013.9に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

黒田 典子 院長 MEMO

産婦人科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:宝塚観劇
  • 好きな本・愛読書:深海のYrr、山崎豊子作品
  • 好きな映画:ジブリ作品
  • 好きな言葉・座右の銘:乗り越えられない試練はない
  • 好きな音楽・アーティスト:宝塚の音楽
  • 好きな場所・観光地:南国の海

グラフで見る『黒田 典子 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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