澁谷川診療所
渋谷区/神宮前/明治神宮前駅
- 精神科
- 心療内科
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ネット予約電話 | 03-6845-0299 |
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所在地 | 東京都渋谷区神宮前2-19-3 ヤマトビルヂング2F |
最寄駅 | 明治神宮前駅 原宿駅 北参道駅 千駄ヶ谷駅 外苑前駅 |
駐車場 | 近隣にコインパーキングあり |
WEB | |
休診日 | 水曜・木曜・日曜・祝日 |
診療時間 |
月:14:30~20:30 火・金・土:10:00~13:00 14:30~19:30 |
特徴 |
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YUICHI OOI 大井 雄一 院長
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◆あふれる植物と縁側のある診察室で、リラックスしてお話し頂ければと思います◆
渋谷川診療所は一度めの東京五輪の前に暗渠になり、いまは当院にほど近い原宿キャットストリートの地下を流れています。私たちは、この診療所で、暗い地下の小川のせせらぎに耳を澄ますようにクライアントの声を聴き、その人たちの力になっていきたいと考えています。診療所の中には、40種類を越える植物を植え、池や縁側をつくりました。どなたでもリラックスしてお話しいただける雰囲気です。どうぞ安心してお出かけください。
*現在のところ、オープンダイアローグ臨床は行っておりません。詳しくは診察時にお尋ねください。
大井 雄一 院長への独自インタビュー
「他者との関わり」に共鳴した研修医時代
医学部卒業後は地元の茨城に戻って初期研修を受けました。当時は「スーパーローテート方式」が導入されたばかりの時代でした。志望の診療科に加え、一般的・基本的な診療を行えるように内科や外科、産婦人科などの主要な診療科での研修も一定期間受けることが必修化されるようになったのです。実は当初は眼科医を志していたのですが、実際の研修のなかで私が意味を感じた体験は、研修医の「診療業務」とは別のところにあったようです。
研修は大学病院でしたから、内科でも外科でも、ご病気の重い患者さんがいらっしゃいます。そういった患者さんの生い立ちや思い出話などを、ベッドサイドでかなり長い時間、伺っていたのを思い出します。当時の私は、そのような時間のもつ意味について、測りかねていました。目の前に積まれた仕事を終わらせるためには、早々にお暇し、次の業務に移る必要がある。一方で、お話しくださることのありがたみや重みを感じ、お話を途中で切って…というのもはばかられる。このような時間の積み重ねが、自分と患者さんとの間に心地よい何かを築いている気もする。それはいったい何なのだろうか?というモヤモヤを持っていました。当時は言葉になっていませんでしたが、今思えば、「『他者と関係し場を共にする』とはどういうことか?」という問題提起を、私の身体が発していたのだと思います。仕事も遅く、研修医としては決して優秀ではなかったと思いますが、私にとっては重要な意味をもつ原体験であり、今の立場に通ずる道標であったように思います。
社会の中で人を診るということ
初期研修後は、産業医の道を選ぶことになります。この道を選んだのは、私より一足先に講座に入っていた友人に誘われたことがきっかけです。「どんなスキルが求められるの?」という私の問いに対し「人の話を聞ければ大丈夫だと思うよ」という彼のシンプルな答えが、私の背中を押しました。産業医のキャリアの中では、うつ病などのメンタルヘルス不調に至ってしまった方への支援に尽力してきました。不調に至ってしまった方のお話を丹念に伺っていくと、そこに至ったいきさつが見えてきます。過重労働などの過大な負荷、異動などの環境変化、ハラスメントを含む対人関係不和といった、環境の要因が少なからず寄与しているということを、産業医現場では山ほど味わってきました。海外拠点への出向者や、長期船旅での異文化交流(内閣府事業 世界青年の船)、そして精神科病院で治療を受けておられる方も含め、様々な条件下にある方々の支援に携わりましたが、そのあり方はとてもよく似ていました。「病気」や「体調不良」の兆候は個人の心身に現れますが、その兆候は複数の要因が複雑に影響した結果であると私は考えています。いわゆる“症状”と呼ばれるものはその人自身と周りの環境との相互作用によって生じた反応であり、根本的なサポートを提供するには、個人のみでなく、環境へのアプローチや調整もまた非常に重要である、ということに気づかされました。
明治神宮前〈原宿〉駅5番出口からの徒歩ルート
所要時間(当社調べ):9分29秒