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淺田 英穂 院長

HIDEO ASADA

おひとりおひとりの患者さんに信念を持った治療を提供

慶應義塾大学医学部卒業。同大学病院勤務を経て、米国ニューヨーク州立大学脳神経外科に留学。
東京都済生会中央病院脳神経外科部長職を務め、2023年6月に『吉祥寺脳神経外科・内科クリニック』を開院(JR/京王電鉄「吉祥寺駅」より徒歩13分)

淺田 英穂 院長

淺田 英穂 院長

吉祥寺脳神経外科・内科クリニック

武蔵野市/吉祥寺南町/吉祥寺駅

  • ●脳神経外科
  • ●内科

最終的な段階を見てきたからこそ、地域の医師として役立てることがあると信じて

淺田 英穂 院長

小さな頃は小児ぜんそくを患っていて、健康というものへの憧れが興味に変わっていったこと。そこに「人の役に立ちたい」という思いが合わさり、医療の道を歩み始めたのです。脳神経外科を選んだのは、当時、脳はわからないことだらけだったからですね。未知の世界だったからこそ、発展の余地が大いに感じられましたし、大いに興味をそそられたのです。
大学病院で助手を務めたのち、アメリカはニューヨーク州立大学脳神経外科に留学。帰国後は東京都済生会中央病院脳神経外科に入局し、部長職も含めて合わせて26年間、ずっと手術に携わってきましたが、並行して外来診療も積極的におこなってきました。脳外科の医師は、一般的に外来はあまりやらないものなのです。ですが私は、週に3日は担当してきました。そもそも患者さんとのやり取りを好んでいたこともありますし、診察が病気を防ぐ大きな手立てになると当時から考えていたからでしょう。脳神経外科で手術となってしまう患者さんの多くには、その前段階というものが見られます。高血圧やコレステロールの数値が高いのに治療がなされていなかったとか、お酒やタバコがやめられない、ですとか。その結果として脳卒中となって病院に運ばれてくる方が大半だったのです。その最終地点を数多く見てきたものとして、そうなる前にできることは必ずあるし、同時に地域社会のお役に立ちたいと考え、この度の開業となりました。ここは、もともと私の実家があった場所です。いわば、地元に帰ってきたことになりますね。窓からは大きな柿の木が見えます。皆さんの気持ちが少しでも和んでいただければ嬉しいですね。

脳卒中の予防的治療に力を

淺田 英穂 院長

頭部打撲など、頭を怪我されて来院される方も多く見られます。お子さんは夏休みですし、ご高齢の方が転倒されるケースも少なくありませんからね。当院では傷を縫うことも当然できますので、その辺りも頼みにされているのでしょう。それから、頭痛にめまい、しびれ、けいれんなど、脳の病気を疑って来院される方もいらっしゃいます。必要と判断すればCT撮影をおこない、何らかの病気の疑いが濃いケースでは、提携している医療機関でMRI撮影もおこなえます。
既往歴がある方については、脳卒中の再発予防も大きな役割です。これは、高血圧や高脂血症、糖尿病や痛風など、生活習慣病を抱えている方が最悪な状況を迎えないよう、予防的治療および生活指導をおこなうのと同様のものになります。クリニックを開院した大きな目的がそこにあり、今後も力を入れてまいります。

おひとりおひとりの患者さんに信念を持った治療を

淺田 英穂 院長

まずはしっかり患者さんのお話を聞くことが大切です。どういう症状なのか、何が辛いのか、これまでの治療を含めた経過はどんなものであったのか。そうしたことを丹念に伺っていくことになります。その上で私が大切にしているのは、1人ひとりの方に信念を持ってあたることです。その方にどうなって欲しいのか、どう治って欲しいのかを常に念頭に入れ、親身になって治療を提供していきます。一期一会という言葉がありますが、せっかく頼りにして来院いただいたわけですから、私自身が何より信念を持って治療にあたることが大切と思うのです。

誰にも可能性のある軽度認知障害(MCI)の予防も

軽度認知障害(MCI)という疾患をご存知でしょうか。認知症一歩手前の状態にあり、手を打たないとそのまま認知症に移行してしまうもので、そこで食い止めることを目標に診療を提供していきたいと考えています。CTを撮影すれば隠れ脳梗塞や脳の萎縮の程度などもわかりますし、それは治療を開始する目安とすることができます。
治療はお薬もありますが、軽度認知障害の場合、「生活」が最も大事です。男性の方ですと仕事を引退されている方が多いわけですけども、ある程度自分に負荷をかけ、仕事を持つことが大切です。週に3日でもいいですから、一定の責任を持ち、無理しない程度に仕事をするのが有効でしょう。よほど趣味が充実している方はまた別の話ですが、仕事でもプライベートでもコミュニケーションが常にある状態を維持することが大切です。
私も若い頃は手術に手一杯で、正直なところ、こちらについては意識がおろそかになっていた面があります。しかし、いわゆる“ボケ”は誰にでも訪れるもので、私とて例外ではありません。だからこそ、普段から意識して行動することが大切なのです。私の友人で、アメリカで脳外科の分野で成功した人物がいるのですが、彼はセスナ機を操縦するのが趣味で、いい気分転換になるのだそうです。アメリカの話で、同じ真似はできませんけども(笑)、私であれば車の運転がいい気分転換になっています。好きなことを持ち、それが病気の予防になるのであれば、言うことはありませんよね。

これから受診される患者さんへ

目指すのは、地域のかかりつけ医です。ここは地元ですから、地域の方々に貢献していきたいと考えています。もちろん、頭の症状を中心とした専門はありますけども、かかりつけ医として、急な発熱やお腹の痛み、そのほか様々な症状に対しても、これまでの知見を生かして対応してまいります。お身体のことで何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

淺田 英穂 院長 MEMO

脳神経外科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:車の運転、ウォーキング
  • 座右の銘:「一期一会」
  • 好きな観光地:ハワイ、軽井沢、箱根、熱海
  • 生年月日:1958年8月16日
  • 出身大学:慶応義塾大学医学部
  • 血液型:B型

淺田 英穂 院長から聞いた
『慢性硬膜下血腫』

頭を強く打った後、1、2ヶ月のちの変化に注意

転倒して頭を打った高齢者の方がいらしたとしましょう。その時は症状もなく、念のためにCTを撮っても病変は見られません。ところが、そこから1、2ヶ月経つと、急に麻痺が出たり、歩くのに支障が生じたり、認知症のような症状が見られるようになります。これが慢性硬膜下血腫です。なぜこうした現象が起きるのでしょうか。実は転倒をきっかけに脳を包んでいる硬膜の細い血管から少しずつ出血し、それが脳の周りに少しずつたまっていくのです。お風呂をイメージしてみてください。水道の栓を閉め忘れ、ぽたんぽたんと落ちている水が一晩経つといっぱいになってしまう。それと同様で、特にご高齢の方は脳が萎縮してしまっていますから、血がたまるスペースが脳の周りにあるのです。これらは、CTを行うとすぐに診断できます。
治療としては、局所麻酔で頭蓋骨に穴を開け、中の血を吸い取っていくことになります。治る認知症とも言われますが、高齢化社会が進むにつれ、増えてきている傾向があります。

グラフで見る『淺田 英穂 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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