こどもとおとなのクリニック パウルーム
黒木 春郎 院長 & 秀子 室長の独自取材記事
「本」に囲まれた空間の中で。子どもと家族を総合的に診ていきたい。
黒木 春郎 院長 & 秀子 室長クロキ ハルオ & ヒデコ
【黒木 春郎 院長】
千葉大学医学部 卒業。同大学医学部文部教官などを経て、2005年6月、千葉県いすみ市に外房こどもクリニックを開設。2023年4月、『こどもとおとなのクリニック パウルーム』を開院(「外苑前駅」より徒歩1分、「表参道駅」より徒歩9分、「青山一丁目駅」より徒歩10分)。
「次の段階の医療」を求めて辿り着いた、新しい小児医療のかたち
【黒木 春郎 院長】
私が医師を志した一番の理由は、自立した仕事に就きたいと考えたことでした。大きな組織の一員として働くよりも、自分自身の判断と責任で仕事ができる職業に魅力を感じ、そのためには資格が必要と考え、大学進学を迎える中で自然と医師という道を選んでいました。
千葉大学卒業後、小児科を選んだのは、子どもを一つの存在として総合的に診ることができる分野と感じたからです。一般に成人医療は臓器別に細分化されていますが、小児科は子ども全体を捉えます。さらに、ご家族や生活背景も含めて診る側面があります。その点に魅力を感じたのです。
大学では文部教官としての経験も積み、2005年には千葉県いすみ市で最初のクリニックを開業しました。当時、その地域に小児医療の担い手が少ない中で、地域医療の拠点モデルを作りたいと考えてのことでした。やがて、一区切りがついたと感じた頃、後輩にそのクリニックを引き継いでもらい、次の段階として、より包括的な医療の形を考えるようになりました。
子どもを取り巻く課題は、感染症だけでなく、心の問題、家族全体の問題へと広がっています。体だけでなく、心や社会的背景まで含めて診る医療を実現したいと考え、公認心理師、こどものこころ専門医の資格を取得し、小児の精神分野の専門性を診療に取り入れることにしました。その集大成として『こどもとおとなのクリニック パウルーム』の開設にいたったのです。
図書室の中にあるクリニックという空間
【黒木 春郎 院長】
このクリニックをつくるにあたり、従来の「受付と待合室がある医療機関」というイメージとは、まったく異なる空間を目指しました。子どもが子どもとして育つためには教養が必要であり、親が親になるためにも教養が必要です。その教養は、古典的な良書の中にある。だからこそ、本に囲まれた環境をつくりたいと考えたのです。
【黒木 秀子 室長】
私たちは「クリニックの中の図書コーナー」ではなく、「図書室の中にあるクリニック」という発想で空間を設計しました。限られたスペースの中で、できるだけ多くの本を並べたいと考え、読み物を中心に蔵書を揃えています。現在、絵本は全体の一割ほどで、児童書がほとんどです。自分の力で文字を追い、物語を理解することを、読書として大切にしたいと考えているからです。
また、ここで長時間過ごしていただくことは想定しておりません。感染症のリスクを考えれば、小児科の待合室は、長くいたい場所ではありませんね。だからこそ、ご希望される方には貸し出しも行い、ご自宅でゆっくり読んでいただける形を選びました。
本を介して生まれる対話と、理解の時間
【黒木 秀子 室長】
クリニックには複数の心理師が在籍しており、常に心理職が関われる体制を整えています。心理師同士で話し合いを行いながら、より良い支援の形を検討しています。
主に私が担当している「読書セラピー」は、小学生以上で自分で本を読めるお子さんを対象にしています。人と話すことが苦手なお子さんでも、本という共通の題材があると、自分の言葉で説明できるようになることがあります。読書セラピーでは、一冊の本を選んで読んできてもらい、その内容についてクイズを出したり、カードで遊んだりします。日常の会話では言葉が出にくいお子さんでも、本の世界については驚くほど詳しく話してくれることがあります。本を介して子どものが理解者になること、それがこの取り組みの大きな意味だと思っています。
また、ご家族が読書の意味を理解し、一緒に本を読んでくださることも大きな支えになります。医療と読書が自然につながる場所でありたいと考えています。
小児科を軸に、心と家族を診ていく
【黒木 春郎 院長】
当クリニックでは風邪やインフルエンザ、アレルギーといった急性疾患から、発達に関するご相談、心の問題まで、幅広く対応しています。子どもに関することについては、まず一次的な対応ができる体制を整えています。
心の問題は、特別なものではありません。学校に行けない、家から出づらいといったお悩みも含めて、日常の中で誰にでも起こりうることです。そうしたときに、最初から専門機関に行くのではなく、普段から子どもと家族を知っている小児科医のもとで相談できる。そのようなモデルを提案したいと考えています。
子どもの不調は、ご家族の状態と深く関係しています。ご家族に不安があれば、子どもも不安定になり、逆にご家族が安定すれば、子どもも落ち着いていきます。そのため、お子さんの診療と同時に、ご家族の相談も一緒に受ける体制が必要なのです。風邪も心の問題も、子どもと大人を分けず、家族単位で診る医療を実践したいと考えています。
これから受診される患者さんへ
【黒木 秀子 室長】
私たちは患者さんのお話を丁寧に聞き、寄り添うことを何よりも大切にしています。医療機関に対して不安を感じている方も、どうぞ安心してお越しください。
【黒木 春郎 院長】
私たちが目指すのは、ご家族全体の健康を支えることです。クリニックでは急性の感染症から心の問題まで幅広く対応しています。お子さんのことで心配なことがあるときは、同時に親御さんご自身も不安を抱えていることが多いものです。ぜひ、ご家族一緒にご相談ください。
※上記記事は2025年12月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
黒木 春郎 院長 & 秀子 室長MEMO
- 出身地:
- [春郎 院長・秀子 室長]東京都
- 出身大学:
- [春郎 院長]千葉大学医学部 [直美 歯科医師]早稲田大学社会科学部
- 趣味:
- [春郎 院長]本を読むこと [秀子 室長]歌を歌うこと
- 好きな本:
- [春郎 院長]小説、評論、思想哲学 [秀子 室長]児童書
- 好きな場所:
- [春郎 院長]霊地(精霊の宿る場所) [秀子 室長]「清里から見る八ヶ岳の眺め」(美しい山が見える場所)
- 好きな言葉・座右の銘:
- [春郎 院長]「神は細部に宿る」「真理はあなたを助ける」 [秀子 室長]「毎日の務めを果たす」
こどもからおとなまで、日常の体調変化を安心して相談できるクリニック
こどもとおとなのクリニック パウルームは、「外苑前」駅から徒歩1分と通いやすい立地にあるクリニックです。こどもからおとなまで幅広く診療し、日常の不調やちょっとした心配ごとも相談しやすい体制が整っています。一人ひとりに丁寧に向き合う姿勢を大切にし、院内は清潔感があり、落ち着いて過ごせる環境づくりにも配慮されています。
| 電話 | |
|---|---|
| 所在地 |
東京都港区北青山2-13-4青山MYビル 6階 |
| 駅名 |
|
| 駐車場 |
近隣にコインパーキングあり |
| WEB | |
|
特徴 |
ネット予約 / 日曜診療 / 駅徒歩5分以内 / 男性医師在籍 / エレベーターあり / マイナンバーカード保険証利用 / オンライン診療 / 日本感染症学会感染症専門医 / 日本小児科学会小児科専門医 / 子どものこころ専門医 / 予防接種 / 乳幼児健診 / 育児相談 / 発達相談 |
| SNS |
こどもからおとなまで、日常の体調変化を安心して相談できるクリニック
こどもとおとなのクリニック パウルームは、「外苑前」駅から徒歩1分と通いやすい立地にあるクリニックです。こどもからおとなまで幅広く診療し、日常の不調やちょっとした心配ごとも相談しやすい体制が整っています。一人ひとりに丁寧に向き合う姿勢を大切にし、院内は清潔感があり、落ち着いて過ごせる環境づくりにも配慮されています。