Hanaクリニック乳腺外科

朴 圭一 院長への独自インタビュー

乳がんの早期発見・早期治療に力を注ぎたい

小さな頃に医療のお世話になることがあり、医師の仕事は困っている患者さんの力になれる素敵な仕事だなと思いました。そんな幼少期の思いが原動力になり、念願の医師になりました。
最初は内科医としてキャリアをスタートさせました。その後、体のかたちをつくる手術に興味をもち形成外科に携わるようになったのですが、これが一つの転機となりました。乳がん手術後の乳房再建を執刀し、患者さんがかたちに満足して喜ぶ姿を見ることもやりがいではあったのですが、悲しくも乳がんが再発してしまい、形成外科から離れていってしまう症例も多く経験し、形成外科医としての限界を感じました。乳がんは早期発見で完治できる病気であるため、乳がん診断後ではなく、診断前から力になることはできないかと思うようになりました。みなさんが再建手術どころか乳がんの大きい手術を受けなくて済むように、病気の早期発見に力を注ぎたい……そんな思いで乳腺外科の医師になりました。

乳がん検診・精密検査から術後のフォローアップまで

『Hanaクリニック乳腺外科』は、乳腺の専門的な診療を行うクリニックです。具体的には乳房に関するご相談をいただいたり、乳がん検診や検診後の精密検査を行ったり、乳がん患者さんの術後のフォローアップなどを担当します。
乳がんは女性がかかるがんの第1位です。しかし乳がんや乳房のことを相談したいと思っても、乳腺外科は大きな病院に行かないと受診できないことが多く、そもそも受診のハードルが高いので、適切な医療に結びつかないでいる方は少なくないはずです。その一方で治療を行う大きい病院は乳がんの患者さんを数多く診察しなければならず勤務医の負担が増え続けている状況です。
そうしたアンバランスな状態に対して、身近な最初の相談窓口として乳腺クリニックをつくることで皆さんが気軽に乳がん検診を受けられる環境をつくろうと思いました。もしも乳がんが見つかった場合には適正な医療を受けることのできる高次医療機関を迅速に紹介する。手術を含めた標準治療を受けた後は大きい病院と連携しつつ再び当院で定期検査、経過観察を続けていく……。そのように役割を分担できれば、患者さんにも病院にもそれぞれにメリットをもたらすだろうと期待しています。

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