東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

棟田 加奈子 院長

KANAKO MUNETA

「皮膚科専門医」による皮膚科・美容皮膚科。お一人おひとりにあった、医学的根拠のある、効果のでる治療を

東京医科歯科大学卒業後、同大学皮膚科学教室へ入局。これまで大学病院や総合病院にて皮膚科医として幅広く経験を重ねる。その後、都内の皮膚科クリニック、頭髪専門クリニック、美容皮膚科クリニックを経て、2022年7月に『私の皮膚科』を開院。(東京メトロ銀座線「外苑前駅」より徒歩1分)

棟田 加奈子 院長

棟田 加奈子 院長

私の皮膚科

港区/北青山/外苑前駅

  • ●皮膚科
  • ●小児皮膚科
  • ●美容皮膚科

『私の皮膚科いいよ』と言っていただけるクリニックを目指す

棟田 加奈子 院長

「人の役に立つ仕事をしたい」と思い、高校生の頃から医師を目指しました。整形外科医である父の影響も多少はあるとは思いますが、自分の意思で選んだ道です。皮膚科を選んだ理由は、良くなったことも悪くなったことも症状が目で見てわかり、患者さん自身も治ったことへの喜びを実感してもらいやすい分野であるということです。また、患者さんに寄り添った診療ができることにも魅力を感じました。皮膚科は教科書でいくら勉強しても知識だけでは太刀打ちできず、実際に症状を目の当たりにしたことがないと診断するのが難しい学問でもあります。臨床経験が診療にはっきりと活かされる分野であるため、経験を通してだんだんと知識を深めていけることに面白さを感じています。

東京医科歯科大学卒業後はそのまま同大学付属病院の皮膚科学教室へ入局し、その後は大学病院で1年、高度な救命救急医療や重症患者を受け入れるような総合病院(三次救急)2か所で合計6年間勤務しました。特に総合病院では重症者や手術患者、稀にある難治疾患を診てきた経験から、あらゆる皮膚疾患について研鑽を積むことができました。その後クリニック勤務をいくつか経て、2022年7月に『私の皮膚科』を開院いたしました。クリニック名の由来は、すべての患者様にとって「私の皮膚科」と思ってもらえるようにすること。人に勧めるときに「私の皮膚科いいよ!」と勧めてもらえたらいいなという願いも込めています。

『多汗症』は保険診療内で良い塗り薬、内服薬もあるんです

棟田 加奈子 院長

当院でご相談の多い症状の1つとして『多汗症』(局所・全身)があります。人と手をつないだときに、手がびっしょり汗で濡れていたり、試験のときにテスト用紙が汗でぐしゃぐしゃになってしまったり、深く悩んでいらっしゃるのにどうしたらいいのかわからないという患者さんが多くいらっしゃいます。多汗症の患者さんは10人に1人くらいいるにもかかわらず、以前は病院へ行くという概念がありませんでした。そもそも多汗症は皮膚科で診てもらうことができると認知されていないのでしょう。しかし現在は治療薬の数多くが保険適応になって注目されている分野です。多汗症というと手に汗をかくことをイメージするかもしれませんが、全身に汗をかいたり、脇やその他の局所的であったりと、人によってさまざまな症状があります。局所性の多汗症は保険適応がいろいろあり、当院ではイオントフォレーシスという「手足に電気を流して汗を止める治療」もしています。脇の多汗症は新しく保険適応になった塗り薬もあるので提案させていただいています。もしくは自費診療にはなりますが、塩化アルミニウム溶液という、汗を抑える治療薬もあります。全身の汗を抑える内服薬もありますが、口の渇きや眠気、便秘などの副作用があるので慎重に使用します。少しでも症状やお悩みを改善できる治療をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

『ニキビ痕』が残らないように、早めに治療を始め、継続する

棟田 加奈子 院長

当院では保険診療の中でもよくあるご相談として『ニキビ』の診療にも力を入れています。ニキビは10代から発症することが多く、30代くらいまでの年齢層で悩んでいる患者さんもいらっしゃいます。昔は青春の象徴としてあまり治療対象とされていなかったのですが、10年くらい前からとても良い治療法が増え、発症した当初からきちんと対応することで、ニキビ痕を防ぐことができます。実際にニキビ痕で悩んでいる方は多く、大事なことはまずはニキビを作らないという予防です。というのも、ニキビ痕をつくってしまった後の治療はとても難しいからです。よく患者さんからは、ニキビの説明や治療薬についてきちんと説明するクリニックが少ないと聞きます。当院では皮膚を診て、触って、どのような状態で、こういう治療法が必要で、治療後はこうなりますよ、といった状況を最初の段階からきちんと説明して、お一人おひとりに合った治療を提案しています。患者さん本人も状態はわかっているため、良くなっていけばやる気にもなりますし、改善が見られなければ適当に薬を塗りながら、他の皮膚科を探してあちこちと巡る方もいらっしゃいます。やはり、どのような状態であるのかきちんと説明をして、理論的に理解してもらい、本人にも治療に積極的に携わってもらうことが重要だと考えます。

お一人おひとりにあった、医学的根拠のある、効果のでる治療を

 皮膚科専門医が診断した上で美容施術を受けることが大切だと考えています。大きな病院にいると、本人はシミだと思っていたら実は「ガン」だったというケースを経験します。以前に美容クリニックでシミのレーザー治療をしたけれど、またすぐ出てきたということで皮膚科を受診して発覚するケースです。ガンだった場合、そもそもレーザーをすべきではありません。そのため気になるシミは皮膚科専門医に診てもらうのが良いでしょう。さらに現在ではインスタグラムなどで「美容」について情報過多になっています。患者さんが自分で調べて、これが良さそう!と思って安いクリニックへ行き、しっかりした説明も受けないまま施術を受けるという、患者さん主導の治療が増えているように感じます。本人主導の治療も大切ですが、まずはお顔のお悩みについて、しっかりとした診断をつけてからでないと適切な治療につながりません。当院では皮膚科専門医がしっかりと診断して、適切な治療を、患者様一人ひとりのご予算と考慮しながらご提案できます。

よく20代の方たちから頬のたるみやシワに「ハイフ」(HIFU)をやりたいというご相談をいただきます。しかしハイフは人によって向き不向きがあるので、症状によって効くかどうかをプロフェッショナルな視点で判断し、提案していくべきだと思っています。とりあえず安いから、という理由で選ぶのはおすすめできません。医師が皮膚を診て、触って、どういう状態で、こういう治療法が必要であって、こうなりますよ、といった状況を最初の段階からきちんと説明していく。しっかりと診断して状態にあわせたものをきちんと治療していく、結果がでる治療、根拠のある治療、を提供できることが当院の強みです。

これから受診される患者さんへ

『私の皮膚科』は東京メトロ銀座線「外苑前駅」から徒歩1分にあるのでアクセスも良好です。皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科を専門としたクリニックですが、どんなことにも対応可能です。皮膚科専門医が保険診療をベースにきちんと診断治療をしていくということがコンセプトです。小さな悩みから相談していただき、美容診療であれば皮膚科専門医が診ることで、目指すゴールに向かって最短ルートでいけるような治療法をご提案します。


※上記記事は2022年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

棟田 加奈子 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:アート鑑賞
  • 好きな映画:『Hidden Figures』
  • 好きな場所:自宅のベランダ
  • 好きな音楽:?
  • 好きな本・愛読書:?

棟田 加奈子 院長から聞いた
『多汗症』

『多汗症』は「皮膚科」で診察し、治療できる病気です

『多汗症』になる原因は「体質」によるものです。まずは原発性なのか続発性なのかを分類しなければなりません。原発性なら特に原因はなく、続発性ならば甲状腺ホルモンが出過ぎていることがあるかもしれないので、採血をして調べます。症状については局所性ならば頭部や脇、手足などからだの一部に限局して汗が出ます。局所でなければ全身性ですが、背中のあたりに多いことや、頭も背中も汗が多いけれど手足には出ないなど症状に個人差があります。

治療法については、脇の場合には塗り薬が2種類あります。その他「イオントフォレーシス」という電気を流して汗の穴を閉じるという治療があり、複数回行うことで汗が出にくくなってきます。期間でいうと、1カ月間くらい、通院頻度は週に1回〜2回ほどになります。多汗症は完治がなく一生つきあっていく疾患なので、よくなってくれば通院頻度を減らします。

脇の多汗症で塗り薬が効かない場合は「ボトックス」を注射します。その他、自費治療になりますが汗の穴を閉じる「塩化アルミニウム溶液」を患部に塗る方法もあり、手足や顔、脇などどこでも使用が可能です。しかし「かぶれ」を起こしやすい成分なので、むやみに使うことができないということもあり、ご説明をして慎重に使用します。

全身の多汗症については汗を抑える内服薬もありますが、緑内障やその他持病がある場合は飲めません。さらに副作用で目や口が乾くため、様子を確認しながら処方しています。他には漢方を取り入れることもあります。

グラフで見る『棟田 加奈子 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION