石井 洋介 院長
YOSUKE ISHII
24時間・365日体制で患者さんとご家族をサポート。外科医ならではのスキルをいかしてQOL向上に努める
高知大学医学部卒業後、研修を経て横浜市立市民病院へ。消化器外科医として大腸がんの手術などを多数手がける一方、厚生労働省勤務や「日本うんこ学会」創設など意欲的に活動。病気の予防・治療に加えて在宅医療の必要性を感じ『おうちの診療所』を開設。
石井 洋介 院長
おうちの診療所 中野
中野区/新井/中野駅
- ●訪問診療
- ●内科
- ●外科
- ●精神科
- ●皮膚科
19歳で大腸を全摘出後、人生を変える医師と巡り合う
私は高校生のときに潰瘍性大腸炎との診断を受け、19歳で大腸を全摘出し人工肛門となりました。しかし幸いにもゴッドハンドともいえるドクターと出会うことができ、人工肛門を閉じる手術を受けたのですが、これが私にとって大きな転機になりました。自分が救ってもらったのと同じように、自分も医師として誰かを助けてあげたい……。そんな風に考えて医学部受験を目指したのです。
こうした背景がありましたので、自分の専門に消化器外科を選ぶことに迷いはありませんでした。自分の人生を変えた手術をしてくれた「横浜市立市民病院で診療すること」を目標に、研修医の頃から自己研鑽に努めました。
在宅医療を通して愛着のある地域に貢献したい
横浜市立市民病院に在籍していた当時は、大腸がんをはじめとした消化器がんの手術を数多く担当しました。自分の手術によって患者さんが元気になられることは非常にうれしいことでしたが、手術が成功した患者さんのすべてが元の生活に戻れるわけではありません。患者さんがご自宅に戻った後も継続して治療を受けていただくためにはどうしたらよいか……。医師として在宅医療の必要性を強く感じるようになったことが『おうちの診療所』を立ち上げるきっかけになりました。
実は私はこのエリアに住まいがあり、愛着のある地域の医療に貢献したいという気持ちが強いです。外科医として培ってきたスキルや厚生労働省で仕事をしていた経験や知識を踏まえて、医療を含め患者さんの生活をさまざまな角度から支えていきたいと考えています。在宅医療を中心に予約にて外来診療にも対応し、地域に暮らす患者さんやご家族をサポートさせていただきます。
24時間・365日体制で患者さんとご家族を支える
『おうちの診療所』では24時間・365日体制で患者さんとご家族の暮らしを見守っています。診療所は中野のほかに目黒にもあり、複数の医師が連携して日々の診療にあたっています。私は外科出身でがん治療にも数多く携わってきましたが、ほかにもデジタルに強い医師がいたり、緩和ケア認定看護師がいたり、リハビリを専門とする理学療法士がいたり。スタッフそれぞれが専門性を発揮し、お互いに連携できる点が強みです。
外科医として積み重ねたスキルという部分では、在宅でありながら褥瘡(じょくそう:床ずれ)の処置ができたりドレーンと呼ばれる医療器具や人工肛門などに対応できたりするほか、爪を切ったり耳垢を取ったりといった日常的なケアもお任せいただくことが可能です。またがん患者さんを多く診てきた経験をいかしてPCA(自己調整鎮痛法)にも対応できることも特長といえるでしょう。患者さんやご家族の希望をできる限り尊重し、終末期の痛みを上手にコントロールしながら、最期の時間をご自宅で過ごせるようにお手伝いいたします。
外科医ならではのスキルをいかしてQOL向上に努める
大きな病院で診療していた頃は、手術をはじめとした治療によって患者さんの寿命を延ばすことが大きなミッションでした。一方で、在宅医療において大切になるのは患者さんのQOL(生活の質)向上であり、一人ひとりに適した医療を行うことです。「生物体」としての患者さんを診るのはもちろんですが、それ以上に患者さんを「生活体」として捉えること、その方が自分らしくいられるかどうかといった視点で考えることが重要になります。
在宅医療ではすべての患者さんに同じ治療をすればよい訳ではありません。人生の最終段階を過ごすなかで、患者さんやご家族の願いをいかにして実現するかといったことがテーマになる場面もあります。「最後にもう一度焼肉を食べたい」「故郷に帰って最期を迎えたい」など、自分の治療技術によって患者さんの希望を叶えて差し上げられときは皆さんが喜んでくださいますし、私自身もとても嬉しいです。在宅にて傷の処置を行ったり、ドレーン・人工肛門のケアやPCAによる痛みのコントロールをしたり。患者さんやご家族との関係性を深めながら、そのご家庭にとって一番よい方法をご提案したいと考えています。
これから受診される患者さんへ
『おうちの診療所』は「中野駅」から歩いて10分ほどの場所にあります。
私は医系技官として厚生労働省で仕事をしていた期間があり、行政による支援制度や介護保険の仕組みなどについても一定の知識があります。病気になるとそれだけでも大変なのに、生活のこと・ご家族のことを考えるといっそう不安が募るものです。私は医師として診療を行うほかに、患者さんがお困りのときに適切な医療サービスを受けられるよう、アドバイスを差し上げることができます。がん治療に関するセカンドオピニオンに加えて、そもそも在宅医療とは何かといった疑問にもお答えできますので、お気軽にご相談いただければと思います。
※上記記事は2022年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
石井 洋介 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県
- 趣味・特技:ゲーム・マンガなどのサブカルチャー
- 好きな本:ジョジョの奇妙な冒険 第5部
- 好きな映画:新海誠作品
- 座右の銘・好きな言葉:「早く行きたければ一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め。」
- 好きな音楽・好きなアーティスト:J-POP、MALICE MIZER
- 好きな場所・観光地:高知県
- 出身大学:高知大学
グラフで見る『石井 洋介 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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石井 洋介 院長
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