医療法人若水会　牛込台　さこむら内科

迫村 泰成 院長への独自インタビュー

昭和33年より親子2代にわたり、地域医療に貢献。

ここはもともと、昭和33年（1958年）に私の父が開設したクリニックになります。私が中学生になるくらいまでは住居も兼ねていたものですから、日常的に出入りし、医者という仕事について子供なりに理解していました。私は長男でしたし、そういう意味で「跡を継ぐ」という意識を自然に持っていったというところだと思っています。
信州大学を卒業後、同大学病院第三内科に入局し、循環器を専門としました。私はどちらかといえば頭より身体を動かすほうが好きなほうで（笑）、緊急時にはバタバタと動かなくてはならないこの科に求められる要素が私の性に合っていたのでしょうね。
平成元年（1989年）に東京女子医科大学の循環器内科へと入局し、その後、父の仕事を引き継いだのが2002年のことになります。父も年をとってきましたし、手伝いから始めて徐々に徐々に現在の体制となっていきました。
父の時代からの患者さんからは「若先生」などと呼んでいただいたりして、ずいぶんと可愛がっていただたいものです。皆さんに受け入れていただきやすいのが二代目の良いところでしょうし、大変ありがいたいことだと思っています。

待合室の畳のスペースが憩いの場。

私が大学時代を過ごした信州の診療所には、外来に畳が敷いてあることが普通だったんですよ。冬になればこたつと、みかんも置いてありました。病院それ自体にコミュニティーとしての役割があり、医院を改装する際、それも悪くないと思いまして、ここにも畳を敷かせていただいてるんです。キッズスペースは別に設けてありますが、赤ちゃんを畳の上であやされているのをよく目にします。当院近くの神楽坂では夏に阿波踊り大会があり「新宿白衣連」として毎年参加しています。地域に根付いたイベントに参加するのは楽しいですよ。
患者さんはご年配の方が中心ですが、40、50代の方も多く、小さなお子さんも全体の2割程度いらっしゃいます。
町医者として、幅広い層の、幅広い疾患に対応していきたいというのが信条です。ゆりかごから、それこそ最後の看取りに至るまで、安心して任せていただけるような医者でありたいと思っています。

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