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塚本 佐知子 院長

SACHIKO TSUKAMOTO

内科との迅速な連携で関連症状を見逃さない。赤ちゃんから100歳まで幅広い世代に傾聴し、地域医療に長く貢献し続ける

日本医科大学を卒業後、眼科医として大学の付属病院や関連病院に勤務。2009年『つかもと眼科クリニック』を開院

塚本 佐知子 院長

塚本 佐知子 院長

つかもと眼科クリニック

江戸川区/東小岩/小岩駅

  • ●眼科
  • ●小児眼科

病床のおばあちゃんとの約束

塚本 佐知子 院長

小さな頃から科学やお医者さんに興味がありました。野口英世、キューリー夫人の伝記や理科の図鑑が大好きで、子供用の顕微鏡でアリや蚊を観察したりしていました。小学校に入ってからは学研の「*年の科学」という雑誌の付録を使って実験をして遊んでいたので、漠然とですが将来は科学者になりたいな・・・なんて思っていました。マンガのブラックジャックも全てのストーリーを暗記するくらいハマっていました。そして一番の理由になったのではないかと思えるのは、中学生の頃、一緒に住んでいた祖母が自宅で看取られて亡くなったことです。その頃は在宅介護サービスばどはなく、「お嫁さん」にあたる私の母が全面的に介護をしていました。ご近所の開業医のお医者さんがいつも往診に来てくれていた姿を見ていて、自分も将来絶対に医者になると決めました。実は両親は猛反対したのですが、病床のおばあちゃんとは医者になることを約束していました。本当は勉強はあまり好きではなかったのですが、医学部受験をすると決めたとたんに勉強することがイヤではなくなりました。

眼科・小児科のクリニックとして新たな出発

塚本 佐知子 院長

1990年に大学を卒業してからの12年間は、母校でもある日本医科大学付属病院や、その関連病院で働いていました。2003年に内科医である夫が、夫の父の後を継いで塚本医院の院長となりました。塚本医院は1920年に夫の祖父が設立したそうです。昔は医者も少なく今のように医療も専門が細分化していなくて、いらっしゃった患者さんはみな、どのような症状でも診てさしあげていたそうです。古くからこの土地の地域医療に携わってきた塚本医院で、私も医師として働きたくなり、塚本医院の標榜科目に眼科と小児眼科を加えて診察していました。しかしながら、内科と眼科の待合室が一緒ですと、便利なこともありますが風邪が流行る時期などには困ることもあります。この度、患者さん方のご要望もあり塚本医院の隣にJR総武線「小岩駅」の眼科・小児眼科として、『つかもと眼科クリニック』を開設することになりました。

患者さんに寄り添い傾聴する。幅広い世代を診て訪問診療にも対応

塚本 佐知子 院長

診療では特に、患者さんの主訴に耳を傾けること、聞くだけではなく心を通わせて傾聴することを意識しています。患者さんにも病気の背景に様々な事情がおありですから、私のほうでお話を引き出させていただき、適切なタイミングで情報提供ができるようにと心がけています。『つかもと眼科クリニック』は赤ちゃんから、100歳のお年寄りの方まで、幅広い世代の方に来ていただいています。赤ちゃんに関しては目やにや涙が出るなどの症状で連れてこられる方が多いですね。お子さん、特に乳幼児は見えないことを自分では言いませんから、そこはできるだけ早く大人が気づいてあげることが大切です。お若い方、ご高齢の方も手術を必要とされる症状、視力のお悩みやアレルギーのお悩みなど様々です。当院では在宅医療や往診なども行っていますので、患者さんが通院できなくなった場合は私が訪問診療にお伺いしています。患者さんが何を必要としているのか、しっかりとお話を聞かせていただき、安心して治療を受けていただけるように努めています。

※上記写真は「柴又100キロマラソン」の写真です。

隣接している内科とのスピーディーな連携が強み

夫が診療する内科、塚本医院が隣にあることから、内科との連携が迅速であることは当院の強みです。新型コロナウイルス流行期はワクチン接種も対応していましたし、隣の発熱外来も私が手伝っていました。内科と眼科の疾患が密接に関わる症状も少なくありません。目の症状を診て、これは血圧が高いな、糖尿病がありそうだなと早期にリスクを予見し、すぐ内科と連携して診療することができます。これはやはり当院の強みと言えます。白内障手術などは近隣の病院の手術室と連携し、翌日から当院への通院が可能です。症例によっては、早急にその疾患に適した専門病院にご紹介いたしますが、症状や病気によりどの施設がその患者さんに最適なのか、というような判断も私の得意とするところでもあります。また私たちはデジタルやスマホに触れるのが大人になってからですが、今は昔とは違い、スマートフォンやAI化が当たり前になっており、今のお子さんはデジタルネイティブと言われています。やはり目を使いすぎて悪くしてしまうお子さんも多く、今後もデジタルやAI化が普及していく現代で、今後どのように人の目や体に影響していくかは私たちの課題と思っています。眼科の症状が他の疾患とどう影響していくかは、常に気にしなければならないと思います。

これから受診される患者さんへ

『つかもと眼科クリニック』はJR小岩駅より徒歩13分、京成バス「東小岩6丁目」下車徒歩2分のところにあります。今は多様性の時代と言われ、生き方やライフスタイルにいろんな選択肢があります。私自身は育児を経験し、夫の両親とも同居をしてきました。患者さんもいろんな生き方があり、お互いの良いところを大切にとらえて接することが何よりです。この地域に密着し、朝から晩まで地域のみなさんと接していますので、やはりどんなお悩みや相談事も共有して、一緒に解決していきたいと思います。当院でみなさんのお力になれれば幸いです。何か困ったことがありましたら、何なりと私やスタッフたちに気軽にお声をかけてください。

※上記記事は2023年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

塚本 佐知子 院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ジョギング、山登り、ピアノ
  • 好きな作家:曽野綾子(天上の青、哀歌)、村上春樹(ノルウエイの森)
  • 好きな映画:戦場のメリー・クリスマス、三丁目の夕日
  • 好きな言葉・座右の銘:競争するよりも助け合いましょう!!
  • 好きな音楽・アーティスト:バッハ(インヴェンションとシンフォニア)
  • 好きな場所・観光地:江戸川の土手、上高地(長野県)

塚本 佐知子 院長から聞いた
『近視』

進行予防に努めることが対処法。スマホを控え屋外活動を増やす

近視とは、近くのものがよく見えて、遠くのものがぼやけて見えてしまう症状です。そもそも近視は原因がわかっておらず、他の病気と同じように遺伝や環境、体質的なものが影響しているとみられています。ご両親が近視だとお子さんも近視になりやすく、近くで物を見ている、外で遊ばずにいるなどで近視の進行が早くなるということが調査で明らかになっています。遠くが見えないので余計に部屋にこもってしまうというような悪循環もあり、日本を含むアジア圏では、お子さんの近視は今やパンデミックとも言えるほど増えています。近視は眼軸長という、目の奥行きが長くなってしまうことが多く、一度この状態になると元に戻すということができないので、進行予防に努めることが対処法になります。そのためには屋外で活動する時間を増やすことが大切と言われています。特に、夜間にスマホやデジタル画像を見続けているとブルーライトが網膜に入り、脳が覚醒してしまい睡眠の質にも影響します。どうしてもスマホなどを見たい場合は、朝に見るほうが頭も冴えますよ。

グラフで見る『塚本 佐知子 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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