福地 裕三 院長への独自インタビュー

「患者さんを治す」ことに大きな意義を感じて

叔父や従兄弟が医療の道を歩んでいました。彼らの背中を見て育ったというのもあるでしょう。単純に「かっこいい」という憧れもありましたが（笑）、それ以上に「患者さんを治す」ということに大きな魅力を感じたのです。
大学卒業後は福島県の竹田綜合病院で研修医を務めたのち、都内のスキンクリニックに勤務しました。皮膚科・形成外科を志望したのは、体表面を扱うということに前々から興味を抱いていたからでした。その後、一般的な総合内科の診療経験を積むべく在宅診療所に勤務したのち、大手の性感染症クリニックに籍を置きました。性感染症はそのニーズに比して、専門的に診られる医師が少ない分野でもあります。また検査で結果がはっきりとわかり、治療の提案や今後の方針を明確に提示できることも大きな魅力に映りました。そうした経験を踏まえ、2021年7月に開院したのが『にじいろクリニック新橋』です。

誰もが気軽に来られるクリニックを目指して

当クリニックは性感染症を中心に、ED、AGA、ピルなどの処方もおこなう自由診療のクリニックです。患者さんは20代から50代を中心に男女問わず幅広い層の方々がいらしています。性感染症はLGBTの方々も患ってしまうことの多い疾患です。そうした方々は、泌尿器科に行ったほうがいいのか、婦人科に行ったほうがいいのか、まず性によって科の選択を迫られてしまうという事実があります。クリニックの名称に「にじいろ」と付けさせていただいたのは、そうした方々もジェンダーを気にせず来院していただきたいということが1つ。また「にじいろ」は、多様性の象徴であり、平和の象徴を表す色でもあります。誰もが安心して気軽に来られるクリニックを目指して、私たちは歩みを始めました。

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