清水 聖童 院長
SEIDO SHIMIZU
患者さまの不安に最大限寄り添う、あなたの心を照らすクリニックを目指して
横浜医療センター・横浜市立大学病院にて初期研修後、国立精神・神経医療研究センター病院、都内精神科・心療内科クリニックに勤務。2020年11月に『ライトメンタルクリニック』を開設(JR山手線「高田馬場駅」より徒歩12分、東京メトロ副都心線「西早稲田駅」より徒歩5分、都電荒川線「面影橋駅」より徒歩6分、東京メトロ東西線 「高田馬場駅」より徒歩6分、都電荒川線「学習院下駅」より徒歩9分、都電荒川線「早稲田駅」より徒歩12分、東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩14分)。
清水 聖童 院長
ライトメンタルクリニック
新宿区/西早稲田/西早稲田駅
- ●精神科
- ●心療内科
お仕事帰りに気軽に立ち寄れるメンタルクリニック
私はそもそも、脳に興味を持っていました。「脳」=「(人の)考え」ということに学術的な興味を覚え、大学で心理学を学んでいたのです。仲の良い友人が統合失調症という病気に見舞われたのは、私が臨床心理士を目指している最中のことでした。どんどん彼が彼でなくなっていくのを見ながら、「なんとかしよう」とあらゆる手段を講じましたが、すべては無に帰しました。人格の荒廃が進み、その家族からすら疎まれる存在になった彼を見て、この病気への強い憤りと無力感を感じました。「これを治すのはお医者さんしかない」。そう考えた私は、改めて医師の道に進むことを決めたのです。
大学病院、都内の精神科・心療内科クリニック勤務を経て、2020年11月に『ライトメンタルクリニック』は開院いたしました。高田馬場は乗り換えで使うことが多い駅ですよね。精神科の患者さんは、自宅近くのクリニックを敬遠される傾向があります。乗り継ぎの際に駅から徒歩圏内で気軽に立ち寄れる場所があればと思っていたところ、この地にめぐり会うことができたのです。
あなたにとってライトなメンタルクリニックを目指して
当クリニックは23時まで診療をおこなっています。精神科にかかっている方は、夕方から夜の時間にかけて困っていることが多いんですね。夜遅く、「お薬さえあれば」という時にこちらのクリニックが役立てる部分があると思うのです。
クリニック名にある「ライト」には2つの意味をこめています。1つには、夜間診療によって日中に助けを求めるのが難しい方の足元を照らす灯火(Light)でありたいという想い。そしてもう1つが、軽症をあらわすライト(Light)です。症状が一定の段階になると薬物療法が主体となってきます。しかし、その前の段階で受診いただければ、お薬以外の選択肢によって患者さんのお役に立てる可能性が増してきます。『ライトメンタルクリニック』は、皆さまのニーズに寄り添う、より身近な精神科のクリニックを目指してまいります。
お薬だけに頼らない豊富な治療の選択肢を用意
治療の選択肢を豊富に取り揃え、患者さん1人ひとりの希望に寄り添う診療を提供していきます。お薬が最も効果がある場合でも、ご本人がそれを希望されないなら強要することはありません。食べ物が喉を通らない、まったく寝られないなど、症状がより深刻になりますとお薬による治療は避けられませんが、それ以前の段階であれば、そのほかの選択肢によって改善に向かうことは十分に可能と考えています。
「tDCS(経頭蓋磁気刺激)」はその選択肢のうちの1つです。「tDCS」は電極を脳の前頭前野の位置にセットし、微弱な電流を流すことにより低下した脳機能を正常化する治療法です。同じ分野の治療法として「TMS(磁気刺激治療)」があります。原理は似ているものの、「tDCS」は自宅で、自分で治療可能なものになりますので、治療のハードルが下がることになります。お薬に抵抗のある方、またお薬での効果が不十分な方に推奨されるもので、また自宅での治療が可能なことから通院が難しい方にもお使いいただけます。
繰り返しになりますが、一旦発症してしまうと、再発のリスクを軽減するためにもお薬が欠かせないことになります。そうなる前に有効な選択肢があるということを、多くの方々に知っていただければと思っています。
身体も診る精神科医として
当クリニックでは痩身外来も承っています。意外に思われるかもしれませんが、美容と精神科は親和性が高いのです。摂食障害という疾患があります。見た目などにコンプレックスを抱え、自己肯定感が低い方に多い傾向がある疾患ですが、美容医療によってコンプレックスを解消することで摂食障害が改善したり、心理療法を進めるきっかけになることがあります。痩身のお薬は十分に注意しながら使う必要はありますけれど、減量と並行することで精神的な介入を下げられるメリットもあるのです。
私は日中、別のクリニックで精神科を含む総合診療に携わっています。総合診療に携わるようになった理由は、身体を診ることでより精神を深く診られると考えてのことでした。その中で、身体的な疾患と精神的な疾患が密接にリンクしていることに改めて気づかされたのです。高血圧にもメンタルが絡むものがあります。イライラが治らず、それが食べる方向に向かうと、糖尿病に陥ることもあるのです。そうした状況に対して、頭ごなしに「あれをやめなさい」「運動しなさい」ではかえって逆効果になることもあります。
医者の立ち振る舞い方は、以前とは様変わりしてきています。医者だからという理由で尊敬される必要はなく、むしろ人として信頼される存在となり、一緒になって治療に取り組んでいく姿勢が求められているのではないでしょうか。
これから受診される患者さんへ
「睡眠」は精神科のバイタルサインと言われます。食欲もそうですが、睡眠が十分にとれない状態は危険な兆候とお考えいただいてもいいと思います。疲れは誰にもあるものですが、忙し過ぎて寝られない、寝ても疲れがとれないという状態は、すでに何らかの精神科疾患の入り口に立っている状態と言えるでしょう。深刻な症状が出る前に、少しでも普段と違うと感じられたら、お気軽にクリニックを受診ください。お薬だけに頼るのではなく、1人ひとりの方に最適な治療法を提案してまいります。
※上記記事は2020年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
清水 聖童 院長 MEMO
精神科専門医
- 出身地:富山県
- 趣味:音楽
- 好きな本・作家:東野圭吾
- 好きな映画:『プライベート・ライアン』
- 座右の銘:「志高頭低」
- 好きな音楽:ヒップホップ
- 好きな場所:京都、横浜
グラフで見る『清水 聖童 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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