おかもとこどもクリニック
江東区/南砂/南砂町駅
- 小児科
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岡本 静香 院長への独自インタビュー
続けていけることの意味を考えて
小さい頃は病院を題材にしたドラマが好きで、そんなところから医療系への興味が育ったのかもしれませんね。他の職業を知らないわけですので、比較はできませんけれど、少なくともこの道を選んだことについて後悔はしていません。確かに、研修医の頃は寝る時間もありませんでしたし、当直も多く、そしてもちろん責任もあって、大変は大変だったと思うんです。でも、だからと言って「ならなければよかった」と思ったことはないんですね。小児科を選んだことについても、他の科がよかったとか、小児科をやめたいと思ったこともなく、今の今までずっと働けるということは、自分に合った好きな道にたどり着けたということではないでしょうか。
大学卒業後、大学病院で約10年間働いた後は都内の小児科開業医さんのもとに勤め、その後、市中病院での勤務を経て、この7月に『おかもとこどもクリニック』を開院することになりました。私は墨田区の太平町の出身です。根っこのところが下町気質なんでしょうね。下町で開業地を探すうちに、この場所に巡り会うことができました。時間が経てば経つほど、ここで仕事を続けていることにしっくりいくんだろうなって思っています。
最初の一歩、二歩を任せていただけるクリニックとして
開院するにあたり、少量の血液で炎症や貧血の程度を短時間で調べられる装置や、吸引器や吸入器、ネオテーブルといったものを揃えました。ネオテーブルは大きな病院にはあるものですが、新生児や乳児の身長と体重を自動で測れるものです。少し大きくなってくれば普通の体重計で事足りるわけですけれど、台が囲まれているから安全ですし、赤ちゃんを載せるだけですから、効率的に診察がおこなえるメリットがあります。吸引器・吸入器についは、今や小児科においても標準的な装備と言えるかもしれません。鼻が詰まっていると、それだけで赤ちゃんはミルクを飲めなくなります。家で吸ってあげるもの限界がありますし、小児科でそれができれば、ずいぶんと親御さんの負担が軽減できると思っています。
専門的なことはもちろんですが、まずは地域の町医者として、何かあればいつでも来られて、そして安心して帰れる小児科でありたいと考えています。病院に勤務していた頃も、例えば「目がちょっと……」ということで相談に来られる方がおられました。やはり子供のことですから、目のこととはいえ、小児科で相談したいと思われるのは普通のことでしょう。そこで次の道を紹介して差し上げるのも私たちの役割と認識しています。もちろん、診られることの限界はありますけれども、病気に対しての最初の一歩、二歩を安心して任せていただけるクリニックでありたいですね。