東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

内田 創 院長

SOH UCHIDA

「愛着・発達・連携」をモットーに。子ども達の心と体の成長・発達に寄り添っていく

聖マリアンナ医科大学卒業。日本赤十字社医療センター、都立清瀬小児病院にて小児科研修。静岡県立こども病院、都立小児総合医療センターにおいて小児科、心療小児科および児童精神科の臨床をおこなう。国家公務員共済組合連合会立川病院の小児科にて新生児、一般小児の診療とともに、小児の心身症や発達障害の外来診療に従事。2020年4月7日に『カラムンの森こどもクリニック』を開院(JR武蔵野線「新小平駅」より徒歩2分)。

内田 創 院長

内田 創 院長

カラムンの森こどもクリニック

小平市/小川町/新小平駅

  • ●小児科

子ども達の心と体の成長・発達に寄り添う小児科クリニック

内田 創 院長

幼い頃、小児外科で手術を受けたことがあります。その記憶がなぜか鮮明に残っていた中で、「何か人の役に立つ仕事を」と考え始め、高校生になる頃にはこの道を目指すようになっていました。
大学を卒業後、初期研修を受けた日本赤十字社医療センターは私が手術を受けた病院でした。今は新しい建物になっていますけども、当時は私が手術を受けたまさにそのままの建物だったのです。小児科の病棟に入ってみると、あの頃の記憶が蘇りました。「あ、ここだった」と。唯一違ったのは、子供の頃には大きく見えた病室が、「こんなに小さかったんだ」ということでしたね(笑)。

実際に小児科医となって多くの子ども達やご家族と関わる中で、子供や家族のこころに接する機会を多くいただき、さらに理解を深めたいと思うようになりました。この間、普段の診療と並行しながら児童精神科医の先生方に師事し小児の精神分析の研究に従事するとともに、教育機関との連携を積極的におこない、療育センターでの研修などを通して子ども達の成長には心理的サポートと同時に作業療法が重要であると認識いたしました。
そしてこのたび、多くの皆様のおかげで、それらを集約した『カラムンの森こどもクリニック』を開院する運びとなりました。当クリニックは、子ども達の心と体の成長・発達に寄り添う小児科のクリニックです。一般小児科、予防接種、乳児健診をはじめ、子供の心身や発達の問題についての相談外来、感覚統合療法を中心とした作業療法、心理療法・カウンセリングなどをおこなう心理相談を提供してまいります。

カラムンの森が、懐かしく温かい記憶となるように

内田 創 院長

「円柱」のことを英語で「カラム(Column)」と言います。私は前々から円柱のデザインが好きで、その円柱に人が集まってくるというイメージで待合室のスペースを考案しました。それから、この建物を担当していただいた設計士さんによると、「小平市はポストの街」なのだそうです。あの赤い郵便ポストの発祥の地だそうで、その発想も取り入れ、カラーブロックをたくさん埋め込んだこのような造りとなりました。
子ども達が成長していく過程で大切なのは、親子をはじめとした人との関係であり、もう1つが、原風景となりえる建物だと思うのです。脳裏に焼きついた、幼い頃に見た風景。私がそうであったように、それは成長していく子ども達にとって、時に光となります。子ども達にとって、この場所が、そして私たちが、やさしく心温まる存在になっていけるようにしたいですね。

子ども達の自信を育む感覚統合療法

内田 創 院長

相談外来では、自律神経に乱れのある方や発達に乱れがある方を中心に拝見していくことになります。とはいえ、医師である私が出来ることは限られており、子ども達の成長に本当に必要なこととして見えてきたものが、こちらで提供している感覚統合療法をはじめとする作業療法となります。
集団に入ろうとしても入れない子供がたくさんいます。視覚的に人が多くなってくると気分が悪くなってしまったり、集団の中にいると音が気になってしまったり。それは感覚が一般の子供よりも強いために起こる現象と言えるのですが、その飛び抜けた感覚が、時に自分自身を傷つけてしまうことがあります。その感覚を的確に評価し、遊びの中でうまく調整していくのが、感覚統合療法ということになります。学びの中で得たことが、やがて子ども達の自信となります。その自信を積み重ねていくことで、その子にとって良い発達を促していくことになるのです。

「愛着・発達・連携」の先にあるもの

当クリニックでは「愛着・発達・連携」という3つのテーマを掲げています。愛着関係のある中で発達が促され、そこに連携が生まれていく。ここで重要なのは、それぞれが独立した関係として認め合った中で手をつなぎあっていくことです。
発達障害のあるお子さんなどでよく言われることが、周囲が理解をすることで、その子を助けてあげる、というもの。しかし、この状況では、みんながその子のために一種の我慢を強いられていることになりますよね。違うのです。その子を理解していけば、自分が持っていないその子の素晴らしさが見えてきます。発達障害のあるお子さんには、何かしら人を惹きつける才能があります。言い方を変えれば、集団の中でその子達はポンと飛び出ている存在なのです。人も動物も、突出した存在があることによって進化・発達してきた歴史があります。障害者として守るのではなく、彼らの個性を理解することにより、ひいてはそれが世の中の役に立つことにつながっていくんですね。
1本1本の木があり、それが集まって森となる。「愛着・発達・連携」が周囲に広がっていくことで、より暮らしやすい社会へとつながっていくと信じています。

これから受診される患者さんへ

開院の時期に合わせ、クリニック名と同じ、『カラムンの森』という絵本を作りました。待合室においてありますので、手に取って読み、感想を教えていただきたいですね。クリニックという枠を出た時に、この物語がどう変化していくか。私自身、楽しみです。

当クリニックは医療を提供するだけにとどまらず、皆さんに教え教えられ、この地域とともに成長していけることを願っています。病気に関することでなくても構いません。気軽にお立ち寄りいただき、お声がけいただければと思います。

※上記記事は2020年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

内田 創 院長 MEMO

小児科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:ドライブ(クルマ)、スポーツ観戦/絵本作成
  • 好きな本:池井戸潤/『下町ロケット』
  • 好きな映画:宮崎駿作品/『グレイテスト・ショーマン』
  • 座右の銘:「大器晩成」
  • 好きなアーティスト・好きな曲:サザンオールスターズ/『涙そうそう』(BEGIN)
  • 好きな場所・観光地:海/八丈島、沖縄、屋久島、種子島

グラフで見る『内田 創 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION