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谷崎 剛平 院長

KOHEI TANIZAKI

不整脈の治療に長く携わってきた経験を生かし、最良の選択をお手伝いすることを使命として

琉球大学医学部卒業。東京女子医科大学循環器内科入局。榊原記念病院に入職(同院カテーテル検査室長、循環器内科部長を歴任)。2020年2月に『たにざき循環器内科クリニック』を開院(京王線「東府中駅」北口より徒歩5分)。

谷崎 剛平 院長

谷崎 剛平 院長

たにざき循環器内科クリニック

府中市/若松町/東府中駅

  • ●循環器内科
  • ●内科

クリニック開院までの道のり

谷崎 剛平 院長

医学生は医学のすべての分野を勉強します。その中で私が最も興味を持ったのは「循環器」の領域でした。この分野では、その病気の原因やメカニズムが解明されているものもあり、それをもとに「治すことができる」病気が多かったことに引かれました。最終学年の夏休みに、東京女子医科大学の医学生向けのセミナーに参加しました。当時は不整脈に対するカテーテル治療の黎明期であり、現在では2時間程度で終わる治療も一日がかりでした。使用する機材も非常に使いにくいものでしたが、その中で大変な情熱をもって仕事をされているスタッフの方たちに感銘をうけ、この世界に飛び込むことになりました。このように強く興味を惹かれる分野との出会い、素晴らしい先輩たち・仲間たちにも恵まれ、医師になってからの四半世紀を、循環器病、とくに最先端の不整脈治療に没頭してきました。
医師の仕事は自身が健康であれば50年は続けられます。その折返し点を過ぎ、残りの医師としての人生を考えた時に、何か新しいものへ挑戦したい気持ちが出てきていました。大学病院や循環器の専門病院では、病気の人を「治す」ことに力を注いでいます。大変意義があり、社会的にも必要なことです。しかしその前段階である病気になる人を減らすことは、同様に素晴らしい仕事になるだろうと考えました。様々な方法があるのでしょうが、私は地域に根差した診療所を開設することにしました。軽い病気を持っていても、そのコントロールをしっかりおこない大病にならない、また健康診断などを通じて病気にならない、健康を維持することのお手伝いをしようと考え、2020年2月に『たにざき循環器内科クリニック』を開院いたしました。多くのご縁に恵まれ、この愛着ある府中で開業出来たことに感謝しております。

循環器という専門性を活かしつつ、かかりつけの内科医として

谷崎 剛平 院長

心臓は全身に血液を送るポンプです。収縮と拡張を繰り返す筋肉、その筋肉を栄養する血管(冠状動脈)、血液の流れを制御する弁膜とから出来ています。循環器の病気の中で患者さんも多く、よく耳にする病気が「狭心症」や「心筋梗塞」だと思います。これは冠状動脈が狭くなったり詰まったりすることで起こります。いわゆる動脈硬化という状態です。この変化は高血圧症や糖尿病、コレステロールの異常などの、いわゆる生活習慣によって起こる病気の結果として発症します。また高血圧症や、睡眠時無呼吸症候群がある方は心房細動という不整脈が起こりやすいことも知られています。このように循環器の病気は、全身の病気が引き金になっているものも少なくありません。循環器専門医としての知識を活かして、循環器病の適正な診断・治療をおこなうことはもちろんですが、それ以前にある内科の病気をしっかりコントロールすることで、循環器の病気にならないようにするお手伝いが出来たらと考えています。

健康寿命の延伸

谷崎 剛平 院長

我が国は世界有数の長寿国であり、これは大変にすばらしいことです。しかし亡くなる前の数年間は、健康上の理由で日常生活が制限されることがあり、その期間は男性でおよそ9年、女性で12年以上という報告もあります。この期間を長くする大きな要因が脳卒中です。我が国では脳卒中のうちの3/4は脳梗塞であり、そのうちの3割程度は心臓の病気が原因と言われています。その大半は心房細動であることが知られています。社会の高齢化に伴って心房細動の患者さんは増加傾向です。この方たちに最も適切な治療方法をアドバイスすることで、少しでも心房細動が原因となる脳梗塞を減らすことができるのではないかと考えています。脳梗塞を減らして健康寿命を延ばすことがこのクリニックの大切な存在意義となっています。

満足できる治療を選ぶために

心臓病に限ったことではありませんが、医療の進歩は非常に早く、次々に新しい方法が利用可能となります。弁膜症の治療をカテーテルで試行可能となっていることなどがその一例です。そのような新しい治療方法を、患者さんは十分に理解することは出来るでしょうか。いくつかの治療方法が示され、よく考えて自分で選ぶように言われても、結局は「先生にお任せします」としか言えないことが多いようです。多忙な大病院の限られた外来時間中に、十分な時間をとり、理解していただくまで説明することは簡単なことではありません。当クリニックでは、そのような場合にも医療者が十分に時間を割いて、治療を受けられるご本人、またそれをサポートするご家族の方にも、
患者さんご自身が受けられる治療を十分に理解していただくようお手伝いさせていただきます。

これから受診される患者さんへ

「いつもと違う」と何かを感じることは珍しいことではありません。このちょっとした違和感を放置するのではなく、専門家に相談して欲しいと思います。また健診時に指摘されたわずかな異常などもお気軽にご相談ください。「病気にならない」方法をご一緒に考えるのが当クリニックの大切にしていることの一つです。より高度の検査・治療が必要な場合には、タイミングよく高度専門病院への橋渡しをさせていただきます。まずはお気軽にお越しいただければと思います。

※上記記事は2020年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

谷崎 剛平 院長 MEMO

循環器専門医

  • 出身地:北海道
  • 趣味:映画鑑賞、読書
  • 好きな作家:藤原新也、落合陽一、大崎善生
  • 好きな映画:ホテルニューハンプシャー、カサブランカ
  • 好きな言葉・座右の銘:日日是好日
  • 好きな音楽:カフェで流れてるBGM
  • 好きな観光地:京都(寺社めぐり)

グラフで見る『谷崎 剛平 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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