クメンタクリニック
国分寺市/本町/国分寺駅
- 心療内科
- 精神科
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久米 康宏 院長への独自インタビュー
自身の経験から、精神科医療の世界へ
私は研修医の時に入院を経験しました。もともと中高生の頃から腰が悪かったのですが、「命の危険がある」といわれ、急遽、腰の手術を受けることになったのです。手術は終わったものの、当初の予想とは異なり、寝かされるだけの毎日が続きました。その間、十分な説明もなく、ただ漫然と薬を投与される状態が続いたのです。どのような状態なのか、なぜこの薬が使われているのか、いつまでこの状態が続くのか、何も教えてもらえず、焦りや不安は日に日に増していき、それとともに担当医に対する疑念が次第に深まっていきました。そのまま2週間以上が過ぎ、切羽詰った私は担当医に抗議し、検査結果の開示や他の医師の診察を求める事態となったのです。幸いと言いましょうか、その日をきっかけに治療方針が見直され、徐々に回復してようやく退院することができました。しかし、心の負担も大きかったのでしょう、回復は通常より格段に遅いものでした。
それまで、精神科に進むことはまったく念頭にありませんでした。おそらく、自分にとって最も縁遠い科という認識があったのでしょうね。それが自分自身が入院を経験し、精神的にも追い詰められたことで、その認識が変わっていったのです。
精神科や心療内科を受診するのはとても勇気の要ることかもしれません。できれば行きたくないと考えている方もいらっしゃると思います。その気持ちにも寄り添って診療に当たりたいと考えています。幸せな人生を送るためのお手伝いをさせてください。
周産期のメンタルヘルスに力を
『クメンタクリニック』では、周産期のメンタルヘルスをメインに診療をおこなっています。以前より産婦人科の先生方から、「周産期のメンタルをやってくれるところはないものか」というお話は伺っていました。私自身の身の回りを含め、それでお困りの方がたくさんいらっしゃることを鑑み、手を挙げさせていただいたのです。
周産期のお悩みとしては、産後うつが代表的なものになります。また産後だけではなく、妊娠中にもうつ症状となる方も少なくなく、それらが発展する形でパニックになったり、不眠で悩まれる方も多くいらっしゃいます。
そもそも、子育てに関わる時期は、女性は精神的に不安定になりがちと言えるかもしれません。これは余計な危険を避けるべく、母と子の命を守るという人間にとって本能的なものでしょう。周囲の目が行き届く時代であればそれで大きな問題にならなかったかもしれませんが、今の時代、その本能的なものがそぐわなくなっているように感じます。お母さんのメンタルが不安定ですと、子供への対処が難しくなります。せっかく授かった命ですから、より親身にサポートしていく必要があるのです。
クリニックにはキッズルームの用意もあり、常勤する助産師が赤ちゃんを見守る体制が整っています(託児予約可)。何かしらの不安を感じたら、どうぞ赤ちゃんも一緒に気軽にご相談ください。