榊原 裕司 院長
YUJI SAKAKIBARA
漢方医学と西洋医学の両方から、患者さんにベストな治療法をご提案。
地域のホームドクターとしてプライマリーケアを
医学部卒業後、大学病院の消化器内科に入局し博士号を修得。1997年、足立区 大谷田に内科・小児科を標榜する『けいあいクリニック』を開院。
榊原 裕司 院長
けいあいクリニック
足立区/大谷田/北綾瀬駅
- ●内科
- ●小児科
父の急逝を機に開業を決意
私の父が開業医をしていたものですから、医療の世界を身近に感じながら育ちました。そして高校生になって自分の進路を考えたとき、やはり父と同じ医師になる道を選んだわけです。大学卒業後は、研修医として学んだ後、大学病院の消化器内科に入局、その後博士号を修得し、消化器内科医として患者さんと診察しておりました。転機になったのは、1995年に父が急逝したことです。父が長年診療にあたっていた患者さんと診療所は外科医である弟に任せ、私は長年の夢であった自分の診療所の開業を考えるようになりました。小さなお子さんの診療にも携わりたいという思いから、叔父が営んでいた小児科医院を手伝っていた時期もあります。そして、さまざまなご縁から1997年の8月、内科・小児科の『けいあいクリニック』を開院しました。当院の最寄駅は東京メトロ千代田線・北綾瀬駅になりますが、少し離れていますので、通院にはお車が便利です。もちろん駐車場を完備しています。
プライマリーケアを重視した診療を
当クリニックは私が専門とする内科・胃腸科のほか、小児科にも対応しています。この地域には集合住宅が多くあり、とくに小児科ついては大きな需要があると感じています。小さなお子さんは、急に高い熱が出たり、具合が悪くなったりしますよね。急患でみえるお子さんを診療するうちに、そのご両親、おじいさん・おばあさんも来院してくださるようになったり。今ではご家族みなさんがここに通われている、といったケースもあるんですよ。そうした患者さんに当クリニックがご提供しているのは、いわゆるプライマリーケア(初期治療)です。さまざまな症状で来院された患者さんの診察をし、必要があればレントゲン撮影をしたり、内視鏡や超音波を使った検査をしたり。正確な診断のもとに治療を進めるわけですが、より専門的な治療が必要だと判断した場合には、各種医療機関をご紹介することもあります。「体の不調を感じたら、まずはここに相談してみよう」。地域の皆様に、そう思っていただけたら嬉しいですね。
まずは、しっかりとお話を聞くこと
来院される患者さんの多くは体の具合が悪く、病院という不慣れな環境のなかで緊張していらっしゃいます。そんな患者さんにリラックスしていただき、十分なコミュニケーションがとれるように。まずは、しっかりとお話を聞くことからスタートします。お互いに親しみの気持ちが生まれると、患者さんも本音でお話をしてくださるもの。そうした何気ない会話のなかに患者さんが本当に訴えたいこと、治療のヒントが隠されている場合もあるんですよ。実際に患者さんとの間に良好な関係が築けると、治療の経過も良いように感じています。
一方、さまざまな疾患、予防接種、健康診断などで来院されるお子さんに対しては、積極的に名前を呼びかけるなどして、緊張をほぐすようにしています。最近は、お子さんが受けるべき予防接種の数も増えてきました。でもそのおかげで、高い熱を出して駆け込んでくる患者さんが少なくなったことも事実です。保護者の方にとっては、予防接種のスケジュール管理が大変かと思いますが(苦笑)、ぜひ適切なタイミングでワクチンを接種していただきたいと思います。もしも分からないこと・不安なことがありましたら、何でもお気軽にご相談ください 。
漢方医学からのアプローチも
開院当初から西洋医学を基本にした診療を行ってきましたが、研修会に参加するなどして研鑽を積み、ここ10年ほど漢方医学の考えも取り入れるようになりました。西洋医学では臓器別・部位別に診断するのに対し、漢方医学では人間の体全体を一つのものとして捉えます。たとえば、今まで何種類も薬を飲んでいた方が、一つの漢方薬から同等の効果を得られる場合があるほど。患者さんの負担が軽くなること、また、西洋医学ではケアしきれない症状にも対応できるという点も、漢方医学のメリットではないでしょうか。とは言っても漢方医学にも不得意な分野があり、高血圧・糖尿病・胃潰瘍といった生活習慣病については、やはり西洋医学によるアプローチが最適なのです。漢方医学と西洋医学の良い点を取り入れることで、患者さんにベストな治療法をご提案できるように。今後も私自身、勉強を続けて行きたいと思います。
これから受診される患者さんへ
小さなお子さんからご高齢の方まで。それぞれの患者さんの声に耳を傾け、心に寄り添った診療を行っています。体の痛み・不調を感じたときには、何でもご相談いただきたいですね。西洋医学では病名がつかない症状であっても、漢方医学からのアプローチで治療が可能になるかも知れません。たとえば、腰痛・関節痛など整形外科的な治療を必要とする方が、体をあたためる漢方を服用することで、辛い痛みが解消されるといったケースもあるのです。とくに体の「冷え」は、免疫力を低下させる原因になるもの。病気を予防する意味でも、体をあたためることを心がけていただきたいと思います。
※上記記事は2014年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
榊原 裕司 院長 MEMO
- 出身地:千葉県
- 趣味・特技:ジャズをうたうこと、愛犬と一緒に過ごすこと、瞑想すること
- 愛読書・本:漢方医学について書かれた書籍
- 好きな映画:カサブランカ、シェーン、ベイブ
- 好きな言葉・座右の銘:誠
- 好きな音楽・アーティスト:ジャズ、クラシック
- 好きな場所・観光地:京都、奈良
グラフで見る『榊原 裕司 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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