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櫻井 信行 理事長

NOBUYUKI SAKURAI

人工透析内科・泌尿器科・腎臓内科・糖尿病内科に対応。患者さんの希望を踏まえて一人一人に適した治療を

聖マリアンナ医科大学卒業。同大学腎高血圧内科に入局し、病棟、腎センター、外来勤務を経験。その後、新潟県にある村上記念病院長・透析センター長を経て訪問診療に従事し、2019年4月に『グランハート透析クリニック』院長に就任。

櫻井 信行 理事長

櫻井 信行 理事長

グランハート透析クリニック

町田市/山崎町/町田駅

  • ●泌尿器科
  • ●腎臓内科
  • ●糖尿病内科
  • ●人工透析内科

患者さんの希望を踏まえて一人一人に適した治療を

櫻井 信行 理事長

『グランハート透析クリニック』は人工透析を柱にするクリニックとして2016年に開設されました。私は聖マリアンナ医科大学を卒業後、母校の大学の腎臓・高血圧内科にて研鑽を積み、透析センターを併設した新潟の病院で15年にわたり院長兼センター長を務めました。また在宅支援診療所では訪問診療に従事するなど、さまざまな形で透析患者さんの治療にあたってきました。
これまでの経験を踏まえて当院の院長に就任して以降、診療面で大切にしているのは「患者さんの希望をできるだけ叶えてさしあげること」です。腎臓の機能が低下して人工透析が必要になったとしても可能なかぎり痛みや不快感を抑え、なるべく筋力を落とさないように、普段通りの生活を送れるようにと考えながら、お一人お一人に適した治療法をご提案しています。

透析治療中のリハビリテーション、オンラインHDFに対応

櫻井 信行 理事長

腎臓の機能が低下して透析治療が開始されると、生涯にわたって治療を継続しなければなりません。一般的な透析治療は週に3回・1回4時間が基本とされていますが、夜間の睡眠に加えて週に12時間もベッドに横になったままでいると、筋力が3割ほど低下するとの報告があります。このため当院では透析治療中に取り組んでいただけるリハビリメニューをご用意して、透析患者さんのADL(日常生活動作)維持をサポートしています。
また、長期にわたって透析治療を続けることで生じる合併症を予防するため、従来の方法よりも多くの老廃物を取り除くことができる“オンラインHDF”に対応可能な機器を導入していることも特徴です。近年の高齢化によって透析患者さんの中にもご高齢の方の割合が増えていますが、当院では車いすの患者さんにもご利用いただける送迎車を配備しておりますのでご相談ください。

泌尿器科・腎臓内科・糖尿病内科の外来診療にも注力

櫻井 信行 理事長

クリニックの開設から8年近くになり、当院のことを“透析治療が受けられるクリニック”として認識していただいている方も多いでしょう。もちろんそれは間違いではないのですが、人工透析に加えて泌尿器科、腎臓内科、糖尿病内科の診療を行っていることもぜひ知っていただきたいと思っています。泌尿器や腎臓の病気、糖尿病が腎臓の機能低下を招き、人工透析が必要になるケースは少なくありません。一度透析治療を開始すれば元に戻ることはできませんから、できるだけ早く病気のサインに気付き、早期治療につなげることが大事なのです。
たとえば泌尿器の病気としてよく知られている膀胱炎を繰り返していると腎盂腎炎を引き起こし、慢性腎不全に移行して人工透析が必要になるケースがあります。また、サプリメントを誤って摂取することで腎臓の機能障害が生じたり、糖尿病患者さんが糖尿病腎症を発症したりして腎臓の機能低下につながることも考えられます。これらの病気は初期にはこれといった自覚症状がみられないため、泌尿器科、腎臓内科、糖尿病内科の外来診療を通して病気の早期発見に努め、適切な治療を行うことで透析患者さんを一人でも少なくできたらと考えています。

臨床検査技師や管理栄養士などが連携し、透析患者さんをサポート

診察の際には患者さんのお話に丁寧に耳を傾け、さまざまな角度からいま現れている症状や違和感の原因を探っていきます。たとえ糖尿病があるからといって全ての患者さんに腎臓の機能低下がみられるわけではありませんので、腎臓に負荷がかかっているかどうかを慎重に見極める必要があるのです。幸い当院には臨床検査技師が複数名在籍しており、医師の診察に加えて臨床検査技師による全身のエコー検査が可能です。また外見からはわからない浮腫(むくみ)の状態を測定できる機器なども導入し、適切な診断・治療に役立てています。
また、管理栄養士が常駐し、透析患者さんやご家族に向けた栄養指導を行っていることも特徴です。管理栄養士は何らかの病気のある方や高齢のために食事をとりにくくなっている方などに対する栄養指導を専門にするスペシャリストです。それぞれに異なる身体状況、生活環境、処方薬などを踏まえて、お一人お一人に合った食事内容や食生活をアドバイスさせていただきます。栄養指導は外来のほかに在宅訪問でも行っておりますのでご相談ください。

これから受診される患者さんへ

クリニックを開いた当初、来院される患者さんの多くは透析治療が必要な状態であることがほとんどでした。これに対して最近は、透析治療を回避できる患者さんが増えつつあります。この背景には地域の医療機関との連携があり、腎臓のはたらきに何らかの異変がみられた患者さんを当院へご紹介いただける体制があるおかげだと思っています。
腎臓の病気の多くは初期にはこれといった症状がないため見過ごされてしまい、知らない間に病気が進行してしまうケースも少なくありません。健康診断の尿検査でたんぱく尿や血尿がある、血液検査でクレアチニン値が1.5mg/dl以上になったら、放置せず早めにご相談いただくことをおすすめします。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

櫻井 信行 理事長 MEMO

  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 趣味・特技:ミュージシャンのライブ鑑賞、観劇、スポーツ観戦
  • 好きな作家:中島らも
  • 座右の銘:努力するより夢中でいること、美意識を磨き壁を打ち破る

櫻井 信行 理事長から聞いた
『急性腎盂腎炎』

尿路感染・腎盂腎炎の予防には100%クランベリージュースが有効

腎盂腎炎は腎臓に細菌が感染することで生じる病気です。尿道の短い女性は尿路感染症になりやすく、腎盂腎炎を引き起こすケースも珍しくありません。腎盂腎炎は発症と治癒を繰り返すうちに慢性腎臓病に移行するケースもあるため注意が必要です。

腎盂腎炎の治療では、安易に抗生物質を飲まないことが大事です。若いうちから抗生物質を飲んでしまうと薬に対する耐性菌ができてしまう可能性があるからです。こまめに水分を取ってトイレに行く回数を増やすなどして、できるだけ早く細菌を体外に出す工夫をするとよいでしょう。

なお尿路感染予防には100%クランベリージュースを飲用するとよいとされており、ヨーロッパではすでに「治療」として認められています。100%クランベリージュースを1日に300ml飲み続けたところ、腎盂腎炎を発症する頻度が大幅に減少したとの報告もあります。

グラフで見る『櫻井 信行 理事長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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