井山 千草 院長
CHIGUSA IYAMA
眼科医療で多くの方の役に立ちたい。多くの手術・診断経験をプライマリ・ケアに生かす
東京工業大学工学部機械科学科卒業後、一般企業にてエンジニアとして勤務。その後医師を志し、慶應義塾大学医学部に進み、東京大学医学附属病院にて初期臨床研修。慶應義塾大学医学部眼科学教室に入局し、大学病院、永寿総合病院、南青山アイクリニックの勤務を経て、2019年9月、いやま眼科を 開院(江戸川橋駅から徒歩3分)。
井山 千草 院長
いやま眼科
新宿区/水道町/江戸川橋駅
- ●眼科
多くの人の役に立ちたい…父の病をきっかけに医療の道へ
実は私は医療の道に進む前、エンジニアとして民間企業で勤務していました。この道を目指すきっかけとなったのは父が心筋梗塞で入院したことです。幸い大事には至りませんでしたが、医学の知識があれば人の役に立てると考え、薬の処方と治療ができる医師を目指すことを決意しました。
慶應義塾大学医学部に進み、卒業後は東京大学医学附属病院で初期臨床研修を経て、慶應義塾大学医学部眼科学教室へ入局しました。当時子どもが生まれ、子育てが始まった直後だったこともあり、育児と仕事を両立できる科として眼科を専門にしました。勤務医時代は大学病院のほか、関連病院の永寿総合病院、同じ大学の先生の南青山アイクリニックで眼科の診療から手術まで全ての分野の経験を積みました。手術は白内障、緑内障はもちろん、硝子体手術や加齢などが原因でまぶたが下がる眼瞼下垂の手術もおこない、角膜移植以外の手術を全て経験しています。
数年前、父は他界しましたが、希望していたのは「私の知識と経験でより多くの方々を助ける」ということ。その意思を継ぐために開院を決意し、2019年9月、いやま眼科を開院することとなりました(有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩3分)。
地域の方が気軽に通えるクリニックでありたい
クリニックがある江戸川橋駅周辺はデザイン業や印刷業の企業が集まる場所です。都心にあるため、周囲には大学病院や総合病院など大きな医療機関も数多くあります。自宅からも近くこのあたりを通りかかることも多かったのですが、普段から気軽に足を運べるクリニックは少ないと感じていました。開院を考えた当初は、勤務していた病院に近い上野近隣での開院を考えていたのですが、「多くの人に役に立つ」にはむしろこちらの方が良いのでは…と考え、この場所での開院を決意しました。開院前におこなった内覧会では、ご高齢の方を中心に数多くの方に来ていただきました。タイミング良く、新たにオープンする医療モールをご紹介いただいたのも、何かのご縁だったのかもしれないですね。
患者さんは近隣にお住まいの方の他、お勤めの方もいて、0歳の赤ちゃんから90代の方までと年齢も幅広いですね。2階がスーパーということもあり、日頃から気軽に通える地域のかかりつけ医でありたいと考えています。
当院の診療科目は眼科全般です。疲れ目やドライアイ、ものもらい、結膜炎といった目のトラブルから、近視や緑内障、加齢黄斑変性症といった視力に関係する病気まで幅広く診療しています。検査・診断や薬の処方のほか、抗VEGF硝子体注射と呼ばれる眼内注射術や白内障の日帰り手術もおこなっています。また、検査機器が充実しているのも特徴で、視野検査や視力検査はもとより、眼底や網膜の検査装置など各種の検査装置、レーザー治療や白内障の手術設備など総合病院並みの設備を備えています。今後は新しい治療も取り入れていくことも予定しており、特別な遮光レンズや拡大鏡などのロービジョンケア、眠っている間に装着する視力矯正コンタクトレンズ「オルソケラトロジー」、目の中に入れるコンタクトレンズ「ICL」を導入するほか、目の難病診断や遺伝病の経過観察にも取り組んでいきます。
日帰り白内障手術に対応、多焦点レンズなど多くの選択肢が可能に
当院の特徴の一つが、日帰りの白内障手術です。開院前の内覧会では、白内障の多焦点レンズや手術のお話をさせていただいたのですが、会場となった医療モール内の薬局には立ち見が出るほど多くの方に来ていただき、皆さん熱心にお話を聞いてくださいました。白内障は視力に影響がでる病気ですので、やはり皆さん関心が高いのだなと感じました。
以前であれば白内障の手術は入院しておこなうことも多かったのですが、現在では治療方法や機器が進歩し、日帰りで受けることができるようになりました。眼内の濁った硝子体と呼ばれる組織をレンズと入れ替えることで、再びはっきりと見えるようになります。手術時間もおよそ10分程。眼内レンズも年々新しいものが出て、見え方のクオリティも向上しています。白内障の眼内レンズは一度入れてしまうと、見え方の調節は難しかったのですが、最近は多焦点レンズが開発され、手術後でも追加のレンズを入れることで、手前から遠くまで見えるよう焦点の調節も可能になっています。緑内障など持病の有無にもよりますが、治療の選択肢はとても広がっています。白内障は加齢とともになることが多い病気です。最近目が見えづらい…と感じることがあれば、まずは受診されることをおすすめします。
視力に影響がある病気を注射で治療する「抗VEGF硝子体注射」
私の専門の一つが「眼底」の診療です。勤務医時代、上野・鶯谷にある検診センターでは年間2万枚から3万枚の眼底写真を読み、診断していました。眼底は目に入った光が映るスクリーンのような役割を果たしており、主な病気としては「眼底出血」「加齢黄斑変性症」「糖尿病網膜症」といった加齢や他の持病が原因のもの、強度の近視で新生血管ができてしまう「脈絡膜新生血管」といった病気があります。いずれの病気も視力に影響がでるものばかりですが、見えにくさを年齢のせいと勘違いし、発見が遅れることも珍しくありません。
「白内障手術をしたのに、見えづらいんですが…」という方を診察すると、実は静脈の血管が詰まっていた、ということもありました。当院ではこれまでの経験を生かし、こうした眼底の病気を早期発見し、ご本人のご希望にあわせた低侵襲検査と適切な治療を行って行きたいと考えています。眼底の病気は痛みもなく片眼だと自覚症状もほとんどない事もあります。ちょっと見えづらいかな…と感じたタイミングで眼科医に相談することをおすすめします。
これから受診される患者さんへ
見えづらいのに我慢してしまうことはないでしょうか。目の病気には痛みがでるものや視力に影響が出るものもあるのですが、そうした状況でも我慢される方は意外と多いんです。遠くが見えなくなっても「こんなものかなぁ」「気のせいかも」「少し休めば大丈夫」など、そのままにしてしまう方も少なくありません。また、自覚症状がないまま進行する病気も多く、アレルギーで受診された方が、実は緑内障も発症していたというケースも多々あります。普段健康診断を受ける機会がない方は、目の病気が知らず知らずのうちに悪化してしまうこともあるのではと感じています。
私はこれまで、ほとんどの眼病手術を経験し、視力に影響がある眼底の診断・治療も数多く経験しています。多くの症例を診て来て感じるのは早期発見・早期治療の大切さです。当院が目指すのは気軽に通える目のかかりつけ医として、眼病の初期対応(プライマリ・ケア)をおこなうことです。手術が必要な場合には、適切なタイミングで責任を持って外部の医療機関をご紹介し治療をおこないますので、ご安心ください。場所は有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩3分、土曜日も診療。オンラインでの診療予約も可能です。目が疲れた、見えづらい…など少しでも違和感を覚えることがあれば、お気軽にご相談ください。
※上記記事は2019年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
井山 千草 院長 MEMO
眼科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味:子育て、スキー
- 好きな本:実用書
- 好きな映画:SF
- 好きな言葉・座右の銘:誰かのために生きてこそ、人生には価値がある
- 好きな音楽:洋楽全般
- 好きな場所:海
グラフで見る『井山 千草 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
電話 | 03-6426-5933 |
---|---|
所在地 | |
最寄駅 | |
駐車場 | |
WEB | |
休診日 |