医療法人社団髙愛会 大鳥居医院
大田区/西糀谷/大鳥居駅
- 産科
- 婦人科
医院情報は東京ドクターズ(株式会社アートブルー)が独自に収集したものです。診療科目や診療時間などにつきましては変更されている場合もございます。ご来院の際は念のため、各医院様へご確認ください。また、掲載情報の内容に誤りがある場合、もしくは情報の修正・新規登録をおこなう場合は『お問い合わせフォーム・その他のお問合わせ』よりお願いいたします。
髙野 洋平 副院長への独自インタビュー
なり手が少ないからこそ、選んだ道
私が大学を卒業した2007年当時、産婦人科は医師のなり手が少なく、「医療崩壊」が叫ばれていました。そして2年間の初期研修を終え専門科目を選ぶ岐路に立った際も周産期医療を取り巻く環境は変わらず、分娩取り扱い施設は減少の一途でした。少しでも社会貢献出来る仕事をと思い、産婦人科を選択するに至りました。
私が飛び込んだのは熊本県にある福田病院でした。産科・婦人科だけでなくNICU(新生児特定集中治療室)も備えており、高度な周産期医療を当然のように提供しつつ、一方で妊産婦さんが快適に過ごせるように施設・食事・サービスなどにも配慮が行き届いていました。こちらでは分娩数日本一の真髄を見ることが出来ました。
そして2018年2月。リニューアルした『大鳥居医院』の副院長に就任いたしました。これまで培ってきた経験を糧とし、精一杯、この地域にお住いの方々のためトータルケアに取り組んでまいります。
理想的なお産環境を整えて
スペースの問題が大きいにせよ、都内においては特にお産の環境は理想的なものになっていないことが多いと言えます。医療面はもちろん充実しているのですが、例えばお食事はどうでしょうか。最も栄養が大切な時期に、温かいのか冷たいのかわからないようなものが出されるのは残念なことです。当院では、おもてなしの心を体現したお料理を用意し、アロママッサージ等も提供させていただいております。また当院は全病室が個室です。産後の身体を癒すにはゆっくり過ごしていただくことも大事ですし、お見舞いの方も周囲を気にすることなく赤ちゃんと面会していただける方が良いでしょう。出産を終えた産婦さんにご褒美と感じていただけるようなおもてなしをさせていただきたいですね。
『大鳥居医院』ではLDRシステムを取り入れています。LDRとは、「Labor(陣痛)- Delivery(出産)- Recovery(回復)」が一体となったお部屋のこと。陣痛で辛い中、陣痛室から分娩室に歩いて移動いただくのは非常に酷なことです。また環境が変わることで陣痛が遠のく可能性もありますから、同じ環境で見ていくことが非常に重要と考えています。
クリニックだからこその利点もあります。とかく規模の大きな病院や周産期センターでは、手術室と分娩室が隣り合ってないケースが少なくありません。緊急帝王切開が必要になった時、手術室への移動だけで5分、10分と掛かってしまうのは、それだけでも大きな欠点です。出産は安全なものとイメージされる方も多いと思われますが、帝王切開を含め、緊急の手術が必要になるケースは決して少なくありません。小回りの効くクリニックだからこそ、その点でも過不足のない医療を提供できると考えています。