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髙野 洋平 副院長

YOHEI TAKANO

妊娠、出産、子育て。女性の幸せの1ページに手厚く広く貢献できるクリニックを目指して。

長崎大学医学部卒業。分娩数国内最多を誇る福田病院(熊本県)で産婦人科専門医を取得後、腹腔鏡手術研鑽・麻酔科標榜医取得などを経て、2018年12月にリニューアルオープンした『大鳥居医院』副院長就任(京浜急行空港線「大鳥居駅」西口より徒歩5分)。

髙野 洋平 副院長

髙野 洋平 副院長

医療法人社団髙愛会 大鳥居医院

大田区/西糀谷/大鳥居駅

  • ●産科
  • ●婦人科

なり手が少ないからこそ、選んだ道

髙野 洋平 副院長

私が大学を卒業した2007年当時、産婦人科は医師のなり手が少なく、「医療崩壊」が叫ばれていました。そして2年間の初期研修を終え専門科目を選ぶ岐路に立った際も周産期医療を取り巻く環境は変わらず、分娩取り扱い施設は減少の一途でした。少しでも社会貢献出来る仕事をと思い、産婦人科を選択するに至りました。
私が飛び込んだのは熊本県にある福田病院でした。産科・婦人科だけでなくNICU(新生児特定集中治療室)も備えており、高度な周産期医療を当然のように提供しつつ、一方で妊産婦さんが快適に過ごせるように施設・食事・サービスなどにも配慮が行き届いていました。こちらでは分娩数日本一の真髄を見ることが出来ました。
そして2018年2月。リニューアルした『大鳥居医院』の副院長に就任いたしました。これまで培ってきた経験を糧とし、精一杯、この地域にお住いの方々のためトータルケアに取り組んでまいります。

理想的なお産環境を整えて

髙野 洋平 副院長

スペースの問題が大きいにせよ、都内においては特にお産の環境は理想的なものになっていないことが多いと言えます。医療面はもちろん充実しているのですが、例えばお食事はどうでしょうか。最も栄養が大切な時期に、温かいのか冷たいのかわからないようなものが出されるのは残念なことです。当院では、おもてなしの心を体現したお料理を用意し、アロママッサージ等も提供させていただいております。また当院は全病室が個室です。産後の身体を癒すにはゆっくり過ごしていただくことも大事ですし、お見舞いの方も周囲を気にすることなく赤ちゃんと面会していただける方が良いでしょう。出産を終えた産婦さんにご褒美と感じていただけるようなおもてなしをさせていただきたいですね。
『大鳥居医院』ではLDRシステムを取り入れています。LDRとは、「Labor(陣痛)- Delivery(出産)- Recovery(回復)」が一体となったお部屋のこと。陣痛で辛い中、陣痛室から分娩室に歩いて移動いただくのは非常に酷なことです。また環境が変わることで陣痛が遠のく可能性もありますから、同じ環境で見ていくことが非常に重要と考えています。
クリニックだからこその利点もあります。とかく規模の大きな病院や周産期センターでは、手術室と分娩室が隣り合ってないケースが少なくありません。緊急帝王切開が必要になった時、手術室への移動だけで5分、10分と掛かってしまうのは、それだけでも大きな欠点です。出産は安全なものとイメージされる方も多いと思われますが、帝王切開を含め、緊急の手術が必要になるケースは決して少なくありません。小回りの効くクリニックだからこそ、その点でも過不足のない医療を提供できると考えています。

広く深く、皆様にとって利便性の高いクリニックを目指して

髙野 洋平 副院長

当院では4Dエコーを妊婦健診の際に時期を定めず随時施行しています。赤ちゃんが“見える”状態になる時期は千差万別ですから、毎回の診察で気軽にご覧いただき、ママであること、そしてパパであることの喜びを感じていただければと考えています。
外来では生理痛や生理の量が多いなど、子宮内膜症や子宮筋腫のような良性疾患についても年齢や挙児希望の有無など患者さんの背景を考慮に入れて治療方針を決定しています。また、子宮がん検診後の精密検査としてコルポスコピー検査も実施しています。一般のクリニックで扱っているところは少ないのですが、病院勤務時代の経験を生かし、こちらではその検査もおこなえるようになっています。大学病院等に足を運ぶことは、手間を考えても大変なことです。我々ができることは手を尽くし、皆様にとって利便性の高いクリニックを目指してまいります。

麻酔科の経験を生かした無痛分娩も

産科における最高の医療は、産後に母児ともに元気な状態で出産が終わることではないでしょうか。
しかし一方で、産後の多量出血やいわゆる胎児仮死など、お産は危険と背中合わせです。
そんなお産において、母児の安全を担保することが産婦人科医として最も大きな役割だと考えています。

それに加えて産婦さんに喜んでもらえる医療行為は何か。苦痛と恐怖を回避させてあげることかもしれません。ひとつには、帝王切開を回避するため逆子の妊婦さんに対して行う外回転術です。上手く逆子がなおると本当に喜んでもらえます。
もう一つ、分娩で最大の恐怖は陣痛だと思います。その恐怖・痛みを軽減してあげられる医療が無痛分娩です。時代や地域によって考え方は様々ですが、令和の東京においては、当然それを提供してあげるべきだし、そのために医療者も努力すべきと考えています。
もちろん、医療行為ですので可能性は低いながらもリスクが存在します。生命に関わるものや後遺障害を生じるものもあります。
産婦人科と麻酔科のダブルライセンスを取得しているからこそ、そのリスクも熟知していますし、その発生を限りなくゼロにして無痛分娩を提供したいと考えています。
希望する方に対しては苦痛と恐怖を可能な限り取り除いてあげることで、出来るだけ出産をハッピーに迎えていただきたいですね。

これから受診される患者さんへ

お産は女性にとって本当に大変なことです。ですからせめて、その環境だけは整えてあげて、願わくば二人目、三人目のお子さんを望まれる心境となっていただけるような施設を目指してまいります。婦人科も含め、間口広く、専門性を出来るだけ高めた医療を提供してまいりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2019年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

髙野 洋平 副院長 MEMO

  • 出身地:長崎県
  • 趣味・特技:ダイビング
  • 好きな映画:『アウトレイジ』
  • 座右の銘:「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:海

グラフで見る『髙野 洋平 副院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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