柴山 謙太郎 院長
KENTARO SHIBAYAMA
「心エコー検査」のスペシャリストとして
地域の中で専門性の高い医療を提供したい。
大学卒業後、循環器を専門に研鑽を積む。2010年榊原記念病院 循環器内科、2012年4月東京ベイ・浦安市川医療センター 循環器内科で経験を重ねるほか、2012年10月Cedars-Sinai Medical Center, Heart Institute, Faculty research fellow(米国カリフォルニア州ロサンゼルス市)。2013年10月に東京ベイ・浦安市川医療センター 循環器内科 医長を務め、2017年4月に東京ベイ・浦安市川医療センター 心血管イメージング教育プログラム ディレクター。2019年6月、「人形町駅」そばに開業。
柴山 謙太郎 院長
東京心臓血管外科・内科クリニック
中央区/日本橋人形町/人形町駅
- ●内科
- ●循環器内科
- ●心臓血管外科
- ●糖尿病内科
父の病気をきっかけに医師を志し、循環器を専門に研鑽を積む
私が小学生の頃、父がガンを患ったことで、はじめて「医療」というものを意識しました。父を癒すためにどうしたらいいか、そう考えたのは姉も同じだったようで、私たち姉弟はそろって医師になりました。自分の専門に「循環器」を選んだのは、この分野の奥深さに魅力を感じたため。難しいからこそ、一生かけて究めようと。その道のスペシャリストと言える先生方にご指導いただきながら、知識と経験を積み重ねていきました。
医師になって、私が非常に感銘を受けたのは、循環器専門病院である榊原記念病院に在籍していたときのこと。毎日早朝からおこなわれるカンファレンス(症例検討会)の場に、心臓外科や心エコーのスペシャリストが集結し、熱い議論を展開していたんですね。自分の科で「何ができるか」ではなく、どうすれば病気を治せるのか。患者さんにとっての「ベストは何か」を見つけるために、チームとして取り組んでいたわけです。そうしたチーム医療の一端を担ってきた経験は、今の私のベースになっていますし、患者さんお1人お1人に精一杯力を尽くす姿勢は、開業医となった今も変わることはありません。
豊富な知識と高いスキルをいかして、地域医療に貢献する
『東京心臓血管・内科クリニック』を開業するまでは、東京ベイ・浦安市川医療センターに在籍し、循環器の中でもエコー(超音波)を専門にしていました。手術を受けられた患者さんの心臓が、きちんと機能しているか。オペ室の中に入り、エコーを使って心臓機能を評価することが、私の主な役割だったのです。心臓の動きをチェックして、とくに問題がなければそのまま胸を閉じて手術を終えますが、何か問題が見つかったときはその場で再手術を一緒に検討することもありました。
同じ志のもとに集まった信頼できるパートナーやチームに恵まれて、日々大きなやりがいを感じていたものの、私には大病院でできることはすべてやり尽したような気持ちがあったんですね。一方で、医師としての自分には、まだまだチャレンジしたいことがたくさんありますから、これまでのキャリアふまえつつ、次のステージに移ることを決めました。この地域の医療に貢献するとともに、日本の医療経済にも貢献する。そんなビジョンのもとに開設したのが、『東京心臓血管・内科クリニック』です。
「心エコー検査」を中心に、専門性の高い医療を提供する
『東京心臓血管・内科クリニック』という名前のとおり、当院では心臓や血管の病気を中心に、専門性の高い診療をおこなっています。診療の大きな柱となるのが「心エコー」で、運動負荷をかけた状態で検査できることが特長です。実は、心エコー検査によって分かることはたくさんあるのですが、これまで検査を受けたことがないという方、そもそも心エコーを知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
私自身、これまで数多くの心エコー検査を担当してきましたけれど、検査によって得られる情報量に比べて検査費用が抑えられるなど、非常にメリットの大きい検査だと感じています。こうした素晴らしい検査があることを広く認知していただきたいですし、このクリニックを開設した最大の目的は、心エコー検査の普及と言っても過言ではありません(笑)。1人でも多くの方が心エコー検査を受けるようになり、ご自分の心臓の状態を知って、将来的なリスクに備えていただけるようになることが理想です。心筋梗塞をはじめとした重大疾患は、若いから安心ということは決してありませんので、何らかの症状を感じることがありましたら、ご相談いただけると良いですね。
手術後の経過観察、心臓弁膜症の啓蒙活動にも力を注ぐ
勤務医時代には、手術を受けられた患者さんの全身管理なども担当していましたので、心臓手術やカテーテル治療を受けられた患者さんの経過観察についても、安心してお任せいただきたいと思います。再発リスクを抑えるためには、心臓や血管の状態を定期的にチェックし、評価していくことが大事になりますが、手術を担当したドクターがその後の経過を見守っていくのは難しいのが現状です。術後の患者さんの受け皿になることができれば、病院側の負担軽減にもつながると期待しています。
そしてもう1つ、私が以前からライフワークにしていて、クリニックの患者さんにも積極的にお伝えして行きたいのが「心臓弁膜症」についてです。血液の流れを制御している心臓の弁に機能障害が生じる心臓弁膜症は、放っておくと心不全を引き起こしかねない病気です。症状としては、動悸や息切れ、体のダルさなどが挙げられますが、疲れのせいだと思い込んでしまったり、つい見逃してしまうケースが多いんですね。心臓弁膜症を正確に診断する唯一の方法は、私の専門分野である心エコー検査のみ。正確な診査・診断のもと、最適な治療をご提案することができますので、ぜひご相談いただきたいと思います。
これから受診される患者さんへ
『東京心臓血管・内科クリニック』は、「人形町駅」A2出口から徒歩1分、「水天宮前駅」からも歩いて2分ほどの場所にあります。クリニック開設にあたってこの場所を選んだのは、日比谷線沿線にある三井記念病院や聖路加国際病院、虎の門病院といった病院と連携しやすいという点も決め手になりました。それぞれの病院には、かつて一緒に診療していたドクターや、個人的に親しくしているドクターが在籍しておりますので、「顔の見える医療連携」ができることも大きな強みになっています。
大きな病院などで検査を受ける場合、何時間も待つことが珍しくありませんし、患者さんもご自分の症状を伝えることを、つい遠慮なさったりしますよね。私は、そうした患者さんお1人お1人としっかり目線を合わせてお話をして、信頼関係を築いていきたいと思っています。大学病院や循環器専門病院などと同等レベルの診療を、地域の中の身近な場所でご提供できるのが当院の特長です。動悸や息切れなど、胸の症状を感じることがありましたら、いつでも気軽に足を運んでいただきたいと思います。
※上記記事は2019年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
柴山 謙太郎 院長 MEMO
総合内科専門医 /循環器専門医 /超音波専門医
- 出身地:千葉県
- 趣味・特技:ラグビー
- 好きな言葉・座右の銘:一期一会
- 好きな場所・観光地:人形町
CLINIC INFORMATION
東京心臓血管外科・内科クリニック
柴山 謙太郎 院長
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