新宿新南口れいわクリニック

神島 輪 院長への独自インタビュー

街への恩返しを込めて開業

中学時代に手塚治虫さんの医療漫画『ブラック・ジャック』がリバイバルヒットしていたんです。女子校だったんですが、みんな読んでいて私もご多分に漏れず、思いがけず夢中になってしまいました。その頃の仲間は、医師の道にずいぶんと進みました。今思うと、漫画が子どもに与える影響力って凄いと実感しています。
皮膚科の医師を目指したのは、自分自身がアトピーとニキビに悩んでいた時期があって、それを治してくれたお医者さんに憧れのようなものを抱いていたからです。私のように悩みを抱えている人を、今度は自分の手で笑顔にしてあげたい。こんな気持ちからです。
大学卒業後は女子医大皮膚科に入局しました。その後は主に美容皮膚科クリニックでキャリアを積んで来ました。そして、少し前の5月13日（取材日 2019年5月21日）に当院を開かせていただきました。実は水道橋は中学時代からお世話になっていた土地です。自宅も近くにありますので、自分の医院を開くならここにしよう！ と以前から思っていました。当院のホームページにもありますが、お肌の健康と美のかかりつけ医として恩返しできればと思っています。

一般皮膚科では様々な診療を

治療は大きく分けて一般皮膚科、美容皮膚科、双方をおこなっていきます。当院のトレード・マークは二つ連なったサクランボですが、こちらをイメージしているんです。
まず一般の方ですが、アトピー、湿疹、アレルギー、そして、これからの季節に多くなる水虫など広く扱います。赤ちゃんを悩ますオムツかぶれなどももちろん、ご相談ください。私自分も三人の子の母親で、子育てをしておりますので、小児の皮膚トラブルにも十分お応え出来ると自負しております。
この記事をご覧になっている皆さんにお伝えしておきたいことがあります。皮膚にお悩みで、なんとかしたい！と思っている方は自己診断やネットの情報をもとに対処をしてしまう前に、ぜひ医師に頼ってください。例えば、ちょっとした痒みなどは市販の塗り薬をつけて様子を見てしまいますが、これには意外な落とし穴があったりします。皮膚のトラブルの原因は、一つに限られないことも多くあります。つまり、それを無視して、見当違いの薬を塗り続けていても治らないという事ですね。また、本来、顔の湿疹には有効な薬も手の湿疹には効かない、こんな場合もあるんですよ。
もちろん、市販薬を使って治る皮膚病も少なくはありませんが、少しでもご不安がある方は専門医に相談するのがベターだと思います。付け加えますと、水虫治療においでの方は、ご来院の際は薬をつけないでおいてくださるとありがたいですね。実際、水虫であっても、原因菌である白癬菌が検査で現れない場合があります。ぜひ、ご協力くださればと思います。

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