吉田まゆみ内科
江東区/古石場/門前仲町駅
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吉田 真弓 院長への独自インタビュー
クルセダーズというフォークグループの北山修さんに憧れて医師に
父は郷里の岩手の農村の開業医でしたが、家で仕事の話はしなかったので、医師という仕事に対して、反発はないものの、憧れという気持ちもとくになかったと思います。ただ、親戚にも医師が多く、小さいころから一番なじみがあったことも事実です。東京の大学付属高校へ進学したのですが、いざ大学進学する段になり、やはり医学部に進学することに決めました。クルセダーズというフォークグループの北山修さん(京都府立医大の学生で、学生運動のため休校になっていた一年間だけ活動をしていた)にあこがれたことも大きかったと思います。
郷里の岩手医大を卒業後、東京慈恵会医科大学で研修、血液内科を専攻し、10年強、大学病院勤務を経験しました。血液疾患は、急激に重症になる一方、内科であつかう病気では珍しく劇的によくなる病気でもあります。毎日、いい意味で緊張していたと思います。患者さんと接する時間も長く、いろいろな年代の、いろいろな職業の人と、本音のお話ができ、その人の人生観や価値観、人生経験まで伺うことができ、本当に良い勉強をさせていただいたと思っています。
開院まえに大学から出向という形で、航空会社の産業医を経験しました。医師で会社勤務経験のある人は少ないので、本当に良い社会経験をさせてもらいました。産業医は、職員が心身ともに健康な状態で仕事ができるように社員の健康管理と、就業環境を整えるため会社に働きかけるのが主な仕事です。つまり、働く人が心身ともに健康的に働くためのサポートし、いったん健康を損なった場合は、スムーズに職場復帰する手伝いをします。弱い立場の人の側に立つというスタンスは、病院勤務時代と同じ立ち位置です。
価値観を押し付けるのではなく、今できる最善の方法を一緒に考え、サポートする
まず、患者さんの側にしっかり立ち、寄り添うということでしょうか。ついつい、寝不足は健康に悪いとか、お酒の飲みすぎやタバコは害悪だと決めつけがちです。確かにそうなのですが、人が生きていくうえで、健康にいいことを最優先にできないこともあります。お酒の付き合いもあるでしょうし、寝不足でも期限のある仕事を抱えている人もいるでしょう。 危険の伴うスポーツや仕事をすべて否定することは実際に不可能です。客観的な事実は事実として、きちんと説明したうえで、その方にとっての最善の方法や治療を提供するのが私たち開業医の務めだと思っています。メタボ、いわゆる生活習慣病やその予備軍は、生活改善が一番の治療ですが、一朝一夕に生活改善できる人はほんの一握りです。いろいろな事情で生活改善に時間のかかる人や、人によっては遺伝的な要因もあって思うようによくならない方もいます。治療が必要なときでも、手術や治療を拒否する方もいます。いろいろな事情や、十人十色の価値観があるわけですから、私達の価値観を押し付けるのではなく、今できる最善の方法を一緒に考え、サポートできればいいなと思っています。