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中川 浩次 院長

KOJI NAKAGAWA

すべての患者さんを笑顔に。そして不妊治療を思い出に

自治医科大学卒業。 郷里の徳島で産婦人科医としてキャリアをスタートし、僻地医療を経験。2008年より『杉山産婦人科』に勤務。2018年に新たに開設された『杉山産婦人科 新宿』院長に就任(都営新宿線「新宿駅」直結)。

中川 浩次 院長

中川 浩次 院長

杉山産婦人科 新宿

新宿区/西新宿/新線新宿駅

  • ●産科
  • ●婦人科

患者さんが利用しやすいクリニックへ

中川 浩次 院長

この職業を選んだ理由は2つあります。1つには、子供の頃からさまざまな国に行きたかったということ。地球儀を見るのが好きな子供だったものですからね。それを父にたずねたところ、「外交官はどうだ?」というので、当初はそちらを目指していました。ところが、私が高校3年生のとき、その父が病に倒れてしまい、それで医師を目指すことにしたのです。医療の世界でも、望めば世界中に行けるということがありました。小さい頃からの夢と、父の病と、その2つが合わさって今の道にたどり着いたということになります。
私が進学した自治医科大学は、各都道府県より毎年2名から3名が選抜されて進むシステムになっています。特典は学費が一切掛からないことで、その代わりに、いわゆる僻地医療に従事することになっていました。私は徳島出身ですから、まず徳島大学と徳島県立中央病院で研修を受け、産婦人科医として仕事を始めることに。同時に、人口が千人に満たないくらいの小さな村に2年間診療所長として赴任しました。街には信号機が1機、警察が1つ、郵便局が1つ、で、銀行は……これがなかったんです(苦笑)。今振り返りますと、何でも診なければならない内科医として過ごした経験は、貴重なものだったと思っています。その後、2002年から国立成育医療研究センターで不妊治療に従事し、2008年より世田谷区にある『杉山産婦人科』で診療をおこなうようになりました。
『杉山産婦人科』ではずっと不妊治療に携わってきましたが、「場所」という1つの問題がありました。ご存知のように、不妊治療を受診されている多くの方は仕事と治療の両立に頭を悩まされています。患者さんが仕事を続けながら継続して治療を受けていただくためにはどうしたらいいか。そのコンセプトの元に場所を求め、たどり着いたのが新宿という場所だったのです。
『杉山産婦人科 新宿』では、月水金は夜の受付を19時までとし、朝は、毎日7時半からとさせていただいています。もちろん、お休みも年末年始の数日のみ。仕事と治療の両立をすべてに優先し、患者さんが利用しやすいクリニックにしていきたいと考えています。

あらゆる分野を網羅した、先端の生殖医療

中川 浩次 院長

当クリニックでは最先端の生殖補助医療技術を提供しており、クリニックのオープンにあたってさらに難治性着床不全専門外来、男性不妊外来、卵子アンチエイジング外来等を設けました。
妊娠の成立には、排卵・受精・着床というプロセスが、とどこおりなく進行する必要があります。着床とは、受精卵が子宮内膜に結合する状態を指しますが、これが何らかの原因によって阻害されるもの着床障害と呼びます。難治性着床不全専門外来では、この分野における専門的な知識と技術を有するドクターが改善に向けて治療をおこなうものです。
これまで私たちは、良質の卵子をつくるためにさまざまなことをおこなってきましたが、身体に足りないものを補い、また過剰なものを取り除くという観点が足りておりませんでした。卵子アンチエイジング外来は、この観点に則っとったものです。
そもそも女性ホルモンは、コレステロールが材料になります。ところが、検査でもわからないレベルの炎症により、コレステロールの作成が阻害されているという報告が近年になってあがりはじめています。アンチエイジング外来は、身体にとって好ましくない炎症をサプリメントや食事の改善によって抑え、女性ホルモンの働きを活発にしていくという新しい試みなのです。
クリニックではアンチエイジングを専門とする医師をスタッフに迎え、この分野における治療を積極的におこなっています。アンチエイジングは慢性疾患の分野ですでに成果が出始めていますが、不妊治療においても有効ということを今後実証していきたいと考えています。

男性不妊症の検査・手術にも対応

中川 浩次 院長

これまで不妊は女性の側に問題があるという認識が主流であったかと思います。ですが、双方に問題があることを含め、男性不妊がある割合は半分程度といったところが実際のところです。
以前、当クリニックにおいても、男性不妊が判明した際は他医療機関に紹介しておりましたが、このほど生殖医療専門医の資格を有した泌尿器科の医師が加わったことですべてが変わりました。ここでは外科的に精子を採取することも、精子の異常、精巣萎縮につながる精巣静脈瘤の手術もおこなます。
私達の1つのポリシーとして、「Noを言わない」ということがあります。複数の選択肢を患者さんにお示ししながら、「それはウチではできません」というのではナンセンスです。解決できないことはない。その信念に則り、情熱と努力を持って、その方の願いを叶えていきたいと思っています。

患者さんの負担を減らすためのさまざまな試み

不妊治療は病気ではありません。それを受けなかったからといって、命を落とすわけではないのです。しかしだからこそ、自発的に取り組んでいただかなくては成立しない治療とも言えるんですね。クリニックでは患者さんのモチベーションを維持していただくためにさまざまな試みをおこなっています。冒頭に紹介した診療時間の延長はその一例で、通院の負担を出来るだけ減らせるよう対応しています。
クリニックには現在、日本全国で50人程度しかいないとされている不妊症看護認定看護師が複数名在籍しています。我々医師はもちろんのこと、彼女達の適切な指導により、注射等をご自宅で安全に受けていただけるようなシステムを設けました。これにより、患者さんの通院の負担が大幅に減ることになります。
都心に位置し、いくら駅から近いといっても、出来る限り通院の機会は減る方がベターでしょう。不妊治療は頻繁に病院に通う必要がある。こういった既成概念を打破し、患者さんのあらゆる負担を取り除いていきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

「MAKING EVERY PATIENT SMILE & MAKING INFERTILITY HISTORY(すべての患者さんを笑顔に。そして不妊治療を思い出に)」。これが、当クリニックのコンセプトです。クリニックにいらしていただくことで、不妊治療は過去のものになり、すべての人に笑顔になってお帰りいただけるよう全力を尽くします。まずはご相談ために、お気軽に足をお運びください。

※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

中川 浩次 院長 MEMO

  • 出身地:徳島県
  • 趣味:サッカー、海外旅行
  • 好きな本・作家:歴史の本(特に戦国時代、幕末)/司馬遼太郎
  • 好きな映画:『紅の豚』『千と千尋の神隠し』『トップガン』
  • 座右の銘:為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり(上杉鷹山)
  • 好きなアーティスト:浜田省吾
  • 好きな観光地:ミュンヘン

グラフで見る『中川 浩次 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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