杉山産婦人科 新宿
新宿区/西新宿/新線新宿駅
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中川 浩次 院長への独自インタビュー
患者さんが利用しやすいクリニックへ
この職業を選んだ理由は2つあります。1つには、子供の頃からさまざまな国に行きたかったということ。地球儀を見るのが好きな子供だったものですからね。それを父にたずねたところ、「外交官はどうだ?」というので、当初はそちらを目指していました。ところが、私が高校3年生のとき、その父が病に倒れてしまい、それで医師を目指すことにしたのです。医療の世界でも、望めば世界中に行けるということがありました。小さい頃からの夢と、父の病と、その2つが合わさって今の道にたどり着いたということになります。
私が進学した自治医科大学は、各都道府県より毎年2名から3名が選抜されて進むシステムになっています。特典は学費が一切掛からないことで、その代わりに、いわゆる僻地医療に従事することになっていました。私は徳島出身ですから、まず徳島大学と徳島県立中央病院で研修を受け、産婦人科医として仕事を始めることに。同時に、人口が千人に満たないくらいの小さな村に2年間診療所長として赴任しました。街には信号機が1機、警察が1つ、郵便局が1つ、で、銀行は……これがなかったんです(苦笑)。今振り返りますと、何でも診なければならない内科医として過ごした経験は、貴重なものだったと思っています。その後、2002年から国立成育医療研究センターで不妊治療に従事し、2008年より世田谷区にある『杉山産婦人科』で診療をおこなうようになりました。
『杉山産婦人科』ではずっと不妊治療に携わってきましたが、「場所」という1つの問題がありました。ご存知のように、不妊治療を受診されている多くの方は仕事と治療の両立に頭を悩まされています。患者さんが仕事を続けながら継続して治療を受けていただくためにはどうしたらいいか。そのコンセプトの元に場所を求め、たどり着いたのが新宿という場所だったのです。
『杉山産婦人科 新宿』では、月水金は夜の受付を19時までとし、朝は、毎日7時半からとさせていただいています。もちろん、お休みも年末年始の数日のみ。仕事と治療の両立をすべてに優先し、患者さんが利用しやすいクリニックにしていきたいと考えています。
あらゆる分野を網羅した、先端の生殖医療
当クリニックでは最先端の生殖補助医療技術を提供しており、クリニックのオープンにあたってさらに難治性着床不全専門外来、男性不妊外来、卵子アンチエイジング外来等を設けました。
妊娠の成立には、排卵・受精・着床というプロセスが、とどこおりなく進行する必要があります。着床とは、受精卵が子宮内膜に結合する状態を指しますが、これが何らかの原因によって阻害されるもの着床障害と呼びます。難治性着床不全専門外来では、この分野における専門的な知識と技術を有するドクターが改善に向けて治療をおこなうものです。
これまで私たちは、良質の卵子をつくるためにさまざまなことをおこなってきましたが、身体に足りないものを補い、また過剰なものを取り除くという観点が足りておりませんでした。卵子アンチエイジング外来は、この観点に則っとったものです。
そもそも女性ホルモンは、コレステロールが材料になります。ところが、検査でもわからないレベルの炎症により、コレステロールの作成が阻害されているという報告が近年になってあがりはじめています。アンチエイジング外来は、身体にとって好ましくない炎症をサプリメントや食事の改善によって抑え、女性ホルモンの働きを活発にしていくという新しい試みなのです。
クリニックではアンチエイジングを専門とする医師をスタッフに迎え、この分野における治療を積極的におこなっています。アンチエイジングは慢性疾患の分野ですでに成果が出始めていますが、不妊治療においても有効ということを今後実証していきたいと考えています。
杉山 力一 先生の元には、体外受精を必要とされる患者さんをご紹介しています。男性不妊の相談も受け付けておられ、不妊治療をトータルで診ていただけます。