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嶋本 裕 院長

HIROSHI SHIMAMOTO

マンモグラフィ・超音波検査は女性スタッフが担当。「乳がん検査」に特化して質の高い医療を提供する

聖マリアンナ医科大学卒業。愛知県がんセンター中央病院にて、がん診療と画像読影に従事。聖マリアンナ医科大学病院、戸塚共立第1病院を経て、2017年に『品川ブレストクリニック』を開設。

嶋本 裕 院長

嶋本 裕 院長

品川ブレストクリニック

港区/高輪/高輪台駅

  • ●乳腺外科
  • ●脳神経外科
  • ●放射線科

少年時代の体験が医師を目指すきっかけに

嶋本 裕 院長

小学5年生のときに初めて訪れた海外で交通事故にあってしまい、一時は右手が動かないかもしれないと言われていました。現在はもう何をするにも支障はありませんけれど、事故で負った傷あとだけは今もしっかり残っています。少々かっこいいことを言わせていただければ、私は医療によって自分の命を救われ、今度は自分が誰かを救う側に回ろうと考えて医師を志すようになりました。
こうした経緯があったものですから、当初はけがを負った患者様を治し、その後のサポートまで行えるような医師になりたいと思っていました。私の祖父が整形外科の医師だったこともあり、外科系に進もうと考えた時期もありました。一方で、今の医療において「画像診断」が担う役割は非常に大きなものがあり、検査で病気を見つけられるかどうかが、患者様のその後の人生を左右すると言っても過言ではありません。そのため「画像診断を勉強することは医師としての強みになるだろう」と考えて、まずは放射線科を専門的に学ぶことにしました。

豊富な経験と知識を踏まえて乳がんの早期発見に力を注ぐ

嶋本 裕 院長

聖マリアンナ医科大学卒業後は、愛知県がんセンター中央病院で経験を積みました。昼間はがん患者様の診療にあたり、夜は「読影」の勉強をして……5年にわたり忙しくも充実した毎日を過ごしました。読影とは、CT、MRI、レントゲンなどで撮影した検査画像を読み解き、病気の有無や程度を確認して診断をつけることを言います。きっと多くの方が「検査を担当した医師が診断をつける」と思われているかもしれませんが、実際には放射線科(画像診断専門)の医師が患者様からは見えないところで読影(診断)を行っているのです。
私は医師になってから15年あまり読影を専門にし、「がん」をはじめとしたさまざまな病気を診断してきました。一口に「がん」と言っても完治が望めるものとそうでないものがありますが、乳がんは早期に発見して適切な対応を取ることができれば、9割以上の確率で治せる病気です。そこで自分の強みである読影のスキルを活かしつつ、一人でも多くの女性の健康を支えたいと考え、『品川ブレストクリニック』を開設しました。

「乳がん検査」に特化し、質の高い医療を提供する

嶋本 裕 院長

今の医療において画像診断は欠かせないものだとお話しましたが、中でも乳がんに関しては画像診断が特に重要な役割を担っています。乳がんは検査画像から正しい診断を導き出し、早期に適切な治療を行うことができれば、完治が期待できる時代になっています。乳がんは日本人女性がかかるがんの第1位ではあるものの、死亡者数が第1位でないのはこのためです。
乳がんの診療は、診断・手術・抗がん剤治療などいくつかのパートに分かれますが、当院はこのうちの「診断」に特化したクリニックです。日本には、がんの診療に特化した医療機関がいくつかありますが、検診などで「がんが疑われる」と言われて受診しようと思うと、医療機関によっては初診まで2か月、3か月待ちになることも少なくありません。
当院では、画像診断に重きを置いており、3Dマンモグラフィや硬さを計測する機能(エラストグラフィ)を備えた超音波(エコー)検査を行い、必要があると判断した場合には3テスラMRIや生検(生体検査)なども行って、遅くとも1か月のうちに診断をつけることが可能です。当院で乳がんとの診断がつけば、適切な治療が受けられる医療機関への紹介状をお渡しして、1週間後には受診していただけるでしょう。乳がん検査に特化しているクリニックだからこそのスピーディーさ、提携医療機関とスムーズな病診連携を行えることが当院の一番の特徴です。

マンモグラフィ・超音波検査は女性スタッフが担当

ここまでのお話で乳がんは早期発見・早期介入が重要なこと、乳がんの診療では画像診断が大きな役割を果たすことをご理解いただけたでしょうか。検査の重要性は分かったけれど男性医師に診てもらうのはハードルが高い......そうお考えの方がいらしたら、ご心配はいりません。院長の私は基本的に画像診断のみを行い、マンモグラフィ・超音波検査については女性技師が担当いたします。また女性医師による診察も行っておりますので、安心して受診していただけます。

また、マンモグラフィや超音波検査で乳がんが疑われた場合も、いきなり生検を行うことはありません。生検で針を刺す前にMRIで組織を詳しく調べ、そのうえで生検を行うかどうかを判断するというのが当院の基本的な考え方です。MRI画像の読影、針を刺して組織を採取する生検は私の専門分野でもありますので、安心してお任せいただければと思います。

これから受診される患者さんへ

『品川ブレストクリニック』は高輪台駅から徒歩1分の場所にあります。
私が診療に携わるようになった当時は20人に1人がかかると言われていた乳がんは近年、9人に1人の割合で発症することが報告されるなど、患者数が確実に増加しています。この背景には食の欧米化に加えて、日本人女性の社会進出による生活スタイルの変化なども影響していると考えられます。多くの女性は会社や自治体の乳がん検診を受診されているかと思いますが、「マンモグラフィだけをしていれば安心」ではないことをご存知でしょうか? 20~30代であればマンモグラフィよりも超音波が適していることも多く、40代以降の女性はマンモグラフィと超音波を上手に組み合わせて検査をすることで早期発見の可能性が広がります。当院では更に3テスラMRIによる質の高い検査を提供することも可能です。乳房を構成する組織は、人によっても異なりますので、ご自分にはどのような検査が合っているのかを確認してみることをおすすめします。当院でも乳がんのことや検査のことを分かりやすくご説明させていただきますので、ご不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

嶋本 裕 院長 MEMO

放射線科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味&特技:テニス、野球観戦、赤ワイン・日本酒
  • 好きな本:『夜と霧』
  • 好きな映画:『マトリックス』
  • 好きなアーティスト:YOASOBI
  • 好きな場所:ロンドン
  • 座右の銘・好きな言葉:「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私は林檎の木を植える」

嶋本 裕 院長から聞いた
『乳腺線維腺腫』

命に関わることのない良性腫瘍だが、生活に支障がある場合は手術が必要になることも

乳腺線維腺腫は乳腺にできる良性腫瘍の一種です。原因ははっきりと分かっていないものの、女性ホルモンの影響があると考えられています。良性腫瘍の中で最も多いもので、20代、30代でも認められます。

乳腺線維腫瘍は良性腫瘍であるため、がん化することはありません。一方で腫瘍が徐々に大きくなっていくことがあるため、経過観察を行いつつ、大きくなりすぎて乳房が変形したり痛みなどの症状がおきて生活に支障が出るような場合は腫瘍を切除することも検討されます。

なお、乳腺線維腫瘍は葉状腫瘍との鑑別が非常に難しく、後者の場合はまれにがん化するという報告があります。胸のあたりに違和感を覚えることがあれば、積極的に医療機関を受診しましょう。

グラフで見る『嶋本 裕 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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