池袋西口ふくろう皮膚科クリニック

藤本 智子 院長への独自インタビュー

誰かの役に立ちたいという思いが今でも自分を支えている

幼少期より「人の役に立ちたい、人と関わりたい」という気持ちが強く、高校生の時に祖母を病気で亡くしたことがきっかけとなり、医療の道に進む決意をしました。皮膚科は、目で見て触る事で先生も患者さんも症状を把握し易く、症状の好転・悪化が一目瞭然で、やりがいがあるというのが自分に合っていると思い専攻しました。都立大塚病院在籍中に、このビルの1階で呼吸器内科をやっている医科歯科大学の知り合いの先生からタイミングよく声をかけられたのがきっかけになり、2017年に開院しました。患者さんは赤ちゃんからご高齢の方までと幅広く、特に10代の大学生から50代の働く世代が中心で、池袋は会社もオフィスも多いので、想像以上にニーズがあり驚きました。ここでは以前在籍していた病院より診察数が圧倒的に多く、様々な年齢層の患者さんと関わる事ができ、肌に悩みを抱えた方のお役に立てているという実感があります。以前は入院が必要な病気を診ていましたが、開院してからは一般的に皮膚科で取り扱うニキビ・軽度な急性皮膚炎・蕁麻疹などを診る機会が増え、色んな方が皮膚科を必要としていると日々感じています。

一般的な皮膚疾患だけでなく汗の疾患の治療も

皮膚病は皮膚の病的変化で、たくさんの種類が知られており、500種を軽く超える程とも言われます。原因も非常に多岐にわたり、外的因子によるもの、内的因子によるもの、老化によるものなど、至って多種多様です。なかには、決定的な治療法が無く、根気よくつき合っていく必要のある慢性疾患も少なくありません。当院では個々のケースに応じて、スキンケアと軟膏などによる外用療法、内服療法等を適切におこない、こうした皮膚病と上手につき合うお手伝いをしています。また、未病・予防の視点からも患者さん自身で出来る対処法のアドバイスもおこなっています。さらに、難治性の皮膚疾患に効果的と言われているナローバンドUVB療法（紫外線を照射する治療の一つ）を採用しており、尋常性乾癬・尋常性白斑・アトピー性皮膚炎などに保険診療で受けることが可能です。その他には、ほくろ除去・皮下腫瘍摘出などの日帰り手術にも対応しております。
また、私は汗の為の専門外来を10年以上おこなっているので豊富な知識と経験があります。汗の疾患に対して正しい治療ができるのが当院の特色とも言えます。汗の疾患を扱う病院が少ない為、ホームページを見て汗で悩む患者さんに多くお越し頂いています。なかでも多汗でお悩みの方が多いですね。汗は、自分の意志でコントロールしてとめることはできませんが、治療することで症状が改善され精神的な負担が軽くなります。一般皮膚科（アトピー性皮膚炎や乾癬など）の診療でも1回診察したら終わりではなく、継続的に治療をすることが必要な病気も多くあるので、引き続き力をいれていきたいと思っています。

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