あさの金町クリニック
葛飾区/東金町/京成高砂駅
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浅野 次義 院長への独自インタビュー
実践医学の重要性とその奥深さに気づく
私の父方は祖父も叔父も、そして父も、大半が歯医者という家系でしたので、私も「歯医者にならないければ・・・」とは思っていました。ところが私が少年時代を過ごした昭和30年代といのは、今のように優れた治療器具が備わっている時代ではありません。歯が悪かった私は父に治療をしてもらっていたのですが、その時代が時代ですから、歯を削るのも痛くてたまらず、その経験から「歯医者なんかになるものか」と思ってしまったのです(笑)。
一方、私の母方はというと、ほぼ全てが医者という家系でした。歯医者を目指さないのであれば医者を目指そうとなるのが自然なことでもあり、そうした経緯で現在の道に進んだということになります。
大学を卒業後、以前から興味を持っていた神経内科を選択しました。神経学というのはそもそもフランスで精神科から枝分かれして発症したものになります。純粋に脳について勉強をしたいと考えていた私は、その大本であるフランスに渡って勉強に励むことになりました。
フランスから帰国後、大森赤十字病院を経て慈恵医大青戸病院に長らく勤務しました。それまでとは一転して臨床の現場に身を置くことになったわけですが、そこで初めて実践医学の重要性とその奥深さに気づくこととなり、文字通り腕を磨く日々を過ごしました。
『あさの金町クリニック』は2000年に開院しました。私の母校である慈恵医大には「開業医を育てる」という1つの方針があります。つまりは、学んだものを実際に活かしていく。私もこれまで培ってきた経験を活かしていきながら、今後も地域医療の発展に力を尽くしていきたいと考えています。
生活習慣病の克服こそ最大の重要事
私は神経内科を専門としていましたが、青戸病院に来た当時はそもそも神経内科の外来が存在していませんでした。ただし、私の場合は同時に糖尿病の専門医でもありましたから、糖尿病内科と神経内科、両方を一手に引き受けることになってしまったのです。
ところで、神経内科には脳卒中を患った方々が多く見えられます。その脳卒中に至る原因を考えますと、高血圧や高コレステロール、肥満といったような糖尿病にダイレクトに関係するものが大半なのです。神経内科と糖尿病。異なる2つの科が密接にリンクしていることに着目し、生活習慣病の克服こそ最大の重要事と考えるようになっていった次第です。
生活習慣病を改善するには、食事・運動・生活習慣の3つを診ていく必要があります。このうち、食事と運動については、『あさの金町クリニック体操教室』を開催し、「からだを動かす心地よさ」を味わっていただきながら疾患の予防と改善に努めています。また、クリニックに併設されている『浅野生活習慣病予防研究所』において、生活習慣病に関する知識を広げるべく活動しています。