こころの診療所 きたむら醫院
渋谷区/富ヶ谷/代々木上原駅
- 精神科
- 心療内科
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北村 俊則 院長への独自インタビュー
自らの経験をもとに精神科の医師となり、イギリス留学を経験
私はもともと音楽家志望で、医師になるつもりはありませんでした。ところが、両親からは医学部進学を強く勧められていまして。あるとき、そんな両親を連れて、音楽の師匠のもとを訪れたことがあるんですね。そして、自分はプロの音楽家になりたいのに両親は医学部進学を強制する、ぜひ先生から両親を説得してください、という感じにお願いをしました。ところが私の予想に反して、先生から「北村君は、医学部に進むといいよ」と言われてしまいまして。この瞬間が私にとって、最初の挫折だったかもしれません(笑)。
医師となって精神科を専門にしましたのは、精神科を志望する友人の存在があり、私が生まれ育った家庭環境がありました。私の家は経済的には恵まれていたものの、私自身は家族の愛情に恵まれずに育ち、そんな自分なら患者さんの心の痛みを理解できるはずだと考えたんですよね。やがて時間が経つにつれて、気持ちだけで患者さんを救えないことを痛感したのですが、当時の日本には精神科医療について専門的に学べる場所がありませんでした。そこで私はイギリスに留学し、今で言う「後期研修」といったイメージで、精神科専門医としてのスキルを身につけました。
友人の家を訪ねるような感覚で受診できる、一軒家のクリニック
自分のクリニックを構える前は、10年間にわたって熊本大学医学部附属病院に在籍していました。ところが、当時から今と同じような診療スタイルを貫いていたものですから、保険診療の枠を超える部分について指摘を受けることも度々ありまして(笑)。そこで、思い切って東京に戻って2011年に最初のクリニックを開設し、その5年後に渋谷区富ヶ谷に移転してきました。
クリニックを開設するにあたってめざしたのは、外観から内装、接遇に至るまで、いわゆる「医療機関らしさ」を一掃することでした。最寄り駅から徒歩15分ほどの住宅地にたつ『こころの診療所 きたむら醫院』は、一見するとごく普通の住宅に思われるでしょう。医院の看板をあえて出さず、「北村」の表札だけにしておりますのも、受診される患者さんのお気持ちに配慮してのこと。ご友人のお宅を訪ねるような感覚で、身構えることなく足を運んでいただければと思います。