目黒外科
品川区/上大崎/目黒駅
- 外科
- 心臓血管外科
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齋藤 陽 院長への独自インタビュー
祖父の病を完治した医療の世界に魅せられて
私が医師になったのは、やはり、子供の頃の体験が原点だと思います。小学生の時に大好きだった祖父が重い病にかかりました。手術の成功率が1%という重病であったにも関わらず、お世話になっていた先生のご尽力により無事病気が治癒し祖父は命を取りとめることができました。大切な人の命を救う医者という仕事に感動を覚え、自分も人のためになる医療従事者になろうと心を決めました。高校時代に奮起をして勉強に集中し日本大学医学部に推薦枠で合格することができ、憧れの先生と同じ心臓血管外科の道に進みました。
大学卒業後は、日本大学医学部の病院と関連の総合病院で心臓血管外科の医師として19年間診療を行ってきましたが、その時に手掛けた下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)の手術で治療後、患者さんから感謝される体験を何度も致しました。当時は、在籍している病院で入院による治療で患者さんの役に立っていこうと考えていたのですが、治療技術の進歩と共に日帰り手術で病気の治療を行うことができるようになりました。患者さんが治療を受けやすい環境になったため、専門医として開院することを決意しました。
目黒駅周辺にはもともと縁故があるわけではありません。調べてみると現在病院がある目黒駅の周辺は多くの人が利用する場所にも関わらず、下肢静脈瘤を専門に扱う病院がないことが分かったのです。それならば、自分が地域の専門医になろうと思い立ち、交通の便が良く患者さんが通いやすい目黒駅前に開院しようと決めました。当時、駅周辺のビルには空き物件がない状態でした。患者さんのため、何年でも辛抱強く待つつもりで覚悟を決めていたところ、運よくご縁に恵まれ、2カ月程で目黒駅前に開院をすることができました。
長年の経験を持ち、今も日々研鑽を行う下肢静脈瘤のスペシャリスト
私どもが治療している下肢静脈瘤という病気は、命の危険に直結するものではないと医療の現場でも軽視される傾向があります。しかし、足のだるさや痛み、むくみなど、日々の快適な生活に支障をきたす症状がある病気です。人によっては足がつるために眠れないことすらあり、患者さんの生活の質を下げることにもなっています。体調が思わしくなく病院に相談に訪れても、まともに向き合ってもらえない…と相談先にも困る患者さんにも多くお会いしてきました。症状に苦しむ方が多いにも関わらず、病気への一般的な認知度もいまだに低い現状があります。まだまだこれからこの病気のことを啓蒙していかなければいけないなと日々自戒しております。
現在では、毎日の診療を行いながらも、日本の下肢静脈瘤治療の第一人者であるお茶の水血管外科クリニックの広川先生の研修を受けるなど、治療技術やスキルアップのための勉強も欠かさず続けています。
齋藤陽先生とは、東京マラソンのバックアップドクターでご一緒してからのおつきあいです。下肢静脈瘤の治療に特化したクリニックで、本当に良い先生だと思っています。