北赤羽石井眼科クリニック
北区/浮間/北赤羽駅
- 眼科
医院情報は東京ドクターズ(株式会社アートブルー)が独自に収集したものです。診療科目や診療時間などにつきましては変更されている場合もございます。ご来院の際は念のため、各医院様へご確認ください。また、掲載情報の内容に誤りがある場合、もしくは情報の修正・新規登録をおこなう場合は『お問い合わせフォーム・その他のお問合わせ』よりお願いいたします。
大鳥 千枝美 院長への独自インタビュー
家族に導かれ、医療の道に
両親が医師で、四人兄妹も皆、同じ道に進みました。やはり、その環境ですよね。本棚にはさりげなく偉人の伝記が並べられていました。「野口英世ってすごい」「北里柴三郎ってこういう人なんだ」子供は純粋ですから、なりたいなって思いますよね(笑)。みんながそうでしたから、「自分がならないのもおかしい」といつの間にか思うようになって、今があるという感じかと思います。
大学卒業後は、母校の眼科学教室に入局しました。眼科は、とくに顕微鏡の世界はとてもきれいなのです。病院実習でオペ室に入ると顕微鏡をのぞかせてもらえたのですが、つくづく「きれいだな」と思っていました。その後の道を決めるわけですから、当然様々なことを考えましたけども、その“きれい”に魅せられた、というのが1番の理由かもしれませんね。
2014年に『北赤羽石井眼科クリニック』を開院いたしました。当院は赤羽にある『石井眼科クリニック』の分院になりますが、そちらに通っていらした患者さんから、「ここに眼科を作って欲しい」というお願いがあったのです。足腰が不自由な方も中にはいらっしゃいましたし、縁あってこちらに物件が空いたということもあって、開院させていただいたということなんですね。
大事に至らないよう配慮するのがクリニックの役割
ぶどう膜炎という病気をご存知でしょうか。結核やベーチェット病、サルコイドーシスや潰瘍性大腸炎といった疾患が要因で、網膜や虹彩など、多くの血管が集まるぶどう膜に炎症を引き起こすものになります。視界がかすむ、見えづらい、急に見えなくなる。そのような症状はぶどう膜炎の疑いがあり、そこから全身の病気がわかることもあります。以前に比べ、治療できるものも増えましたが、緊急性があると判断した場合には、すみやかに大学病院をはじめとした設備の整った施設で診ていただくことが肝要になります。
眼科のクリニックにおいては、ぶどう膜炎に限らず重症なもの、緊急性のあるものをいち早く見つけ、しかるべき施設に送ることをまず考えるべきでしょう。お子さんの弱視についても同様です。こちらも機を逸すると視力が回復しませんから、兆候を見つけたら、手遅れにならないよう相応の施設で診てもらうことが大切になってきます。繰り返しになりますが、病気を早期のうちに拾い上げてしかるべき施設へと送ることが私たちの大切な役目であり、そのことを常に肝に銘じて診療をおこなっています。