兒浦 利哉 院長
TOSHIYA KOURA
地域密着の医療を提供、豪徳寺の地で40年。
呼吸器・アレルギーから皮膚科まで幅広い医療を行う。
日本大学医学部卒業後、大学病院や各地の総合病院で呼吸器内科の専門医として研鑽を積む。父の代から地元密着医療を提供するクリニックを継承。2011年より新たに「こうらクリニック」としてリニューアル。地域に根差した診療を行っている。(小田急線豪徳寺駅・東急世田谷線山下駅より徒歩3分)
兒浦 利哉 院長
こうらクリニック
世田谷区/豪徳寺/豪徳寺駅
- ●内科
- ●小児科
- ●皮膚科
- ●アレルギー科
- ●呼吸器内科
- ●整形外科
- ●訪問診療
父の背中から教わった、地域の方に信頼される医師というスタンス
私の父はこの地で夜間診療という形で医療を始めました。皮膚科と形成外科の診療を行っていましたので、やけどや切り傷の患者さんがよく受診されていましたね。夜中であっても患者さんの治療にあたり、地域の方々に信頼されている姿は医師を目指すきっかけになりました。
大学卒業後は大学病院や各地の総合病院でさまざまな患者さんを診察。呼吸器内科の専門医として研鑽を積みました。また、当クリニックで診療を行うようになってからは、以前の専門分野に加えて父の行う皮膚科についての臨床経験も積み、専門であるアレルギーに関連するアトピー性皮膚炎や蕁麻疹、小児科に関連する感染症や水イボ、火傷や切り傷といった日常のケガに対しても診療を行っています。。
父がこの地に「児浦クリニック」を開院したのはもう40年ほど前になります。2007年からは院長も任され、患者さんのためになるクリニックを目指しています。不思議なご縁を頂き、2011年医院の隣の場所に「こうらクリニック」としてリニューアルオープンすることができました。(小田急線豪徳寺駅・東急世田谷線山下駅より徒歩3分)
バリアフリーにも対応。患者さんの利便性を考えたクリニック
当クリニックは私の専門である呼吸器内科・アレルギー科の診療を核に内科・小児科・皮膚科の総合的な診療を行っています。2014年(平成26年)からは週3回、火・木・土に副院長による整形外科の専門診療も始めています。来院される患者さんは口コミで来院される方が多く、風邪の方、生活習慣病の方、ぜんそくの方アトピーの方などさまざまです。近隣にお住まいの方が多いですが、中にはぜんそくや結核の治療のため遠方からみえる方もいらっしゃいます。
昔から通って頂く方も多いのですが、以前は薬局の2階に位置していたこともあり、初めて来院される方やご年配の方、足の悪い方にご利用しづらいという点が悩みでした。2011年に隣地にリニューアルオープンする際には、患者さんが見つけやすいこと、バリアフリーなど全ての患者さんが利用しやすいことを大切に考えました。
副院長のアイデアで、外観は目に入りやすいオレンジの色調に一新。近隣の方が利用しやすいように駐輪スペースを設けています。内装はバリアフリー仕様に統一。外観の色調と合わせて温かい院内にしています。院内設備は新たにぜんぞくの診断に用いる呼気NO測定器やデジタルレントゲンを導入。レントゲンは撮影後、すぐに診察室で見ることができるDRというタイプを導入していますので、お待ち頂くことなく診断、診療を行うことができます。また、2階にはリハビリを行うスペースを設け、整形外科の症状に対して理学療法士による指導を行っています。最近では呼吸器疾患である慢性呼吸不全の患者さん向けに呼吸リハビリという療法も始めています。
父の皮膚科・形成外科から始まり、今では内科、呼吸器科かなどさまざまな診療を行えるようになりました。内科の血圧の診察、整形外科の注射やリハビリ、皮膚科の受診など複数の診療を受ける方も多く、多くの診療を行うことで患者さんの利便性の向上に少しでもなればと思います。また、CTやMRIなど詳しい検査が必要な時や入院治療が必要な場合には近隣の医療機関をご紹介致しますのでご安心ください。
禁煙治療など、常に患者さんのためになる知識を取り入れる
私が呼吸器を専門として診療をしている中で、最近力を入れているのが禁煙治療です。肺がんや脳卒中、慢性呼吸不全など喫煙による有害物質が全身にさまざまな影響を与えます。また、ご本人以外にも、お子さんやご家族、職場の方など周囲の方への受動喫煙による実害なども問題の一つとしてクローズアップされています。たとえ目の前で吸っていなくても、喫煙者の吐く息や部屋に残った煙から周りの方に影響を与えることもあるのです。飲食店での仕切られていない禁煙スペースでも同様に体への影響が考えられます。
たばこはやめたくてもやめられない方、やめてもまた繰り返して吸ってしまう方も少なくありません。ご本人や周囲の方のお力になれるようにこれからも治療や啓蒙活動には力を入れて行きたいと考えています。
喫煙の問題に限らず、医療は5年10年で治療方法やガイドラインが大きく変わることもある世界です。それまで普通だった治療法が時代遅れになることも珍しくありません。患者さんに良い医療を提供できるように、学会などに参加して常に新しいガイドラインや医療情報を学び、最善の治療を提供できるように心がけています。
患者さんと接する際に心がけていることについて
実際に診療を行う際に大切にしているのは患者さんのお話をよくお聞きすることです。患者さんの中には医師の前では、自分の思っていることや症状について十分に説明できない方も少なくありません。ですから、患者さんの眼を見て、よくお話をお聞きした上で診断し治療の説明をするようにしています。お子さんの場合には親御さんから体の状態や学校、保育園での流行の発生状況などについてお聞きしたり、提供したりします。呼吸をみる場合には泣かせないように気をつけています。また、お子さんの場合、皮膚疾患で親御さんの気付かない所に症状が現れることも少なくありません。病気の兆候を見逃さないように体のすみずみまで注意を払って診察を行います。
最近では、インフルエンザを始め、アデノウイルス、溶連菌、RSウイルス、マイコプラズマなどさまざまな迅速診断キットがありますので、昔に比べると感染症に対して早く・的確に診断できるようになっていますね。国や医療機関ネットワークからの情報も活用して迅速な診療に繋げて行きたいと思います。
これから受診される患者さんへ
今後は、社会の高齢化が進んでいる中で、診察を受けるため出歩くことが難しい方や、寝たきりの方も増えてくることが考えられます。インターネットを活用した「遠隔診療」などの必要性が高まってくるのではないでしょうか。当クリニックも患者さんの利便性向上のため、新しい取り組みを積極的に行って行こうと思います。
また、私が幅広い診療科目とともに専門の一つとして診療しているのが呼吸器疾患です。長年、多くの患者さんを診察する中で、咳で悩む方やぜんそくで悩む方を多く診療してきました。もし、咳が2か月以上続く場合には何らかの慢性疾患の可能性もあり、原因をきちんと調べることが必要です。咳ぜんそくなのか、感染後咳嗽なのかなど、専門医の視点から的確に診断を行い治療に繋げられますので、咳や呼吸器の症状でお悩みの方はご相談に来て頂ければと思います。当院は地域密着のかかりつけ医を目指して診療を行っています。お体の具合がすぐれない、など心配なことがあればお気軽にご相談頂ければと思います。
※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
兒浦 利哉 院長 MEMO
- 出身地:アメリカオハイオ州
- 趣味・特技:音楽演奏(ドラム)・小旅行
- 好きな本・愛読書:医療系の小説(海堂 尊、久坂部 羊など)
- 好きな映画:ミッションインポッシブル シリーズ
- 好きな言葉・座右の銘:鬼手仏心
- 好きな音楽・アーティスト:古内 東子、槇原 敬之
- 好きな場所・観光地:伊勢神宮、出雲大社、熊野古道
グラフで見る『兒浦 利哉 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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兒浦 利哉 院長
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