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黒坂 一秀 院長

KAZUHIDE KUROSAKA

病診連携と診々連携の充実をはかり、
地域にお住まいの方々をずっと見守っていく。

東京慈恵医大卒業。同大付属病院内科、国立国際医療研究センター消化器科を経て、『黒坂医院』を継承(京王線「桜上水駅」から徒歩8分)。国立国際医療研究センター消化器科非常勤医師を兼任。

黒坂 一秀 院長

黒坂 一秀 院長

黒坂内科

世田谷区/上北沢/桜上水駅

  • ●内科
  • ●胃腸内科
  • ●消化器内科
  • ●皮膚科

内視鏡のテクニックの研鑽に努め続けた勤務医時代

黒坂 一秀 院長

子供の頃って、1度は父親の仕事に憧れるところがありますよね。私の場合、その父が医師であったというのが、この道を志す大きなきっかけになりました。ただ、父は開業医でしたから、勤務医の状況まではわかっていませんでした。それで大学で勤務医をしていた叔父の元をたずね、1度見学させてもらったのです。実際に中に入ってやってみると、それはそれで違う部分はあったのですが、あらかじめ環境を知ることができたことは、この道を志す後押しになったように思います。
消化器を専門としたのは、まず、胃や腸というものが感覚的につかみやすかったこと。これは皆さんにしてもそうではないでしょうか。また、研修医時代にお世話になった先生から、「何事も経験」と、内視鏡を教わったことが大きかったかもしれません。実際に体験したことで、少しずつ興味を引かれたということですね。
大学を退職後は国立国際医療研究センター(旧:国立国際医療センター)の消化器科に籍を置きました。内視鏡のテクニックをさらに突き詰めたいと考え、その門を叩いたのです。その後、父の医院を任されるようになったのが10年と少し前。当院での診療が中心にしながら、今も非常勤の医師として国立国際医療研究センターに行っています。

消化器の専門家としてのスキルを生かした胃カメラ・大腸カメラ

黒坂 一秀 院長

風邪などの一般的な症状はもちろんのこと、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病にいたるまで広く診ていますが、私の専門が消化器ということもあり、お腹の症状を訴える方が多いように思います。
一昔前とは異なり、内視鏡検査をしても、胃については悪性疾患が発見されるケースは少なくなりました。ご存知の方も多いとは思いますが、胃がんの発症要因として大きなものにピロリ菌の存在があります。そのピロリ菌を持っている人の数が、これから年々減っていくと予想されているのです。日本の衛生環境から考えれば、今後、若い方の間でピロリ菌が増えていくとはやはり考えられませんので、あと数十年もしたら、ピロリ菌は珍しい病気と言われる時代になるかもしれません。
ただし、ピロリ菌が関与しない疾患は逆に増えているように思われます。機能性胃炎、あるいは、これは腸の問題になりますけれど、過敏性腸症候群という病気を耳にされたことはあるかと思います。これらの疾患は、潰瘍などが認められないにもかかわらず、症状をきたすというもので、その確認をする意味でも内視鏡は必要な検査なのです。

患者さん目線を忘れず、わかりやすくより良い治療を目指して

黒坂 一秀 院長

胃癌に関してはこれから少なくなるかもという話をしましたが、大腸の悪性疾患については今後増えていくと予測されています。これは食生活の欧米化が大きなファクターになっていると考えられています。
大腸に関しては、検診で出血が指摘されたり、便秘や下痢を繰り返す、あるいは、お腹が張るといった症状を自覚されている方は、1度検査を受けられたほうがよろしいでしょう。また遺伝的な要素も関係すると言われていますので、ご家族に既病歴のある方は考慮していただければと思います。

胃も大腸も最初の検査がつらいものになりますと、次にまた検査を受けるのをためらわれることになります。そのつらさを少しでも軽減するため、鼻から入れる経鼻内視鏡や眠くなるお薬を使用するといった方法を用意しています。どれか1つではなく、その方に合った方法を選んでいただければ良いと思いますし、出来るだけ負担の少ない検査を目指していきたいと考えています。そして、どんな病気であっても、できるだけわかりやすい言葉を使ってご説明し、なおかつ、次回の検査の目安などをお伝えし、末永く患者さんを見守っていければと思っています。

医療連携の充実をはかり、その方にとって最適な選択肢を提供

超音波を使った検査は、放射線被曝(ひばく)の心配もなく、比較的負担の少ない検査ということになるでしょう。今後は動脈硬化や高コレステロールの方が増えていきますので、それに対応するための頸動脈エコー検査も取り入れていきたいと思っています。

消化器以外に関しても、経験を生かしながらなるべく広く診ていきたいと思っていますが、より専門性が高いケースについては、その道のスペシャリストにご紹介することもあります。病診連携とは病院と診療所の連携になりますが、それに対して診々連携という言葉があります。こちらは、地域の診療所と診療所の連携ということ。やはり、医師同士が普段から連携をはかっていれば、信頼して紹介がしやすいという面があります。私は国立国際医療センターに今も勤務していますので、そこでも充分に紹介は可能ですが、患者さんからすれば近くのクリニックのほうが通いやすいこともあるので、状況を見ていろいろな選択肢を選んであげれればと思っています。

これから受診される患者さんへ

「どの科に行けば良いかわからない」という場合も、まずはご相談ください。私が診られるものはもちろん責任を持って診させていただきますし、より専門的に診ていただいたほうが良い場合は、お近くの先生や病院などにご紹介させていただきます。地域のかかりつけ医として、お気軽にご利用ください。

※上記記事は2017年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

黒坂 一秀 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:子育て
  • 好きな映画:スター・ウォーズ
  • 好きな言葉・座右の銘:一期一会
  • 好きなアーティスト:ノラ・ジョーンズ
  • 好きな観光地:ハワイ

グラフで見る『黒坂 一秀 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION