平澤クリニック
平澤 友司郎 院長の独自取材記事
“疾患”だけでなく“人”を診る。長く寄り添う循環器・総合診療
平澤 友司郎 院長ヒラサワ ユウジロウ
岡山大学医学部 卒業。同大学麻酔科蘇生科 入局。大学病院、関連病院で全身管理・集中治療に従事したのち、東京女子医科大学病院・日本心臓血圧研究所 入局。関連病院を含め、循環器診療に携わる。診療所での院長(一般診療・小児診療・在宅医療勤務含む)を経て、2008年1月に『平澤クリニック』を開院(丸ノ内線「中野新橋駅」より徒歩7分)。
全身を診る医師を目指し、循環器医療の道へ
小さい頃から、医師という職業には漠然とした憧れがありました。自分が病気になった時に診てくださった先生への印象もありましたし、医療系ドラマや『ブラック・ジャック』のような作品に触れて、「医師っていい仕事だな」と感じていたのです。ただ、その頃は「自分が本当になれる」とは思ってなかったと思いますね。
高校生になって将来を考えるようになった時、頭に浮かんだのが憧れを抱いていた「医師」の道でした。「自分の知識が直接誰かの役に立つ仕事をしたい」と考えるようになっていたこともあり、この道に進むことを選んだのです。
岡山大学医学部卒業後は、まず全身管理を学びたいという思いから、岡山大学の麻酔科蘇生科に入局しました。麻酔科は手術中の血圧や呼吸、尿量など、全身状態を管理する科であり、集中治療室の管理にも携わっていましたので、全身を診る力を身につけるには非常に恵まれた環境でした。全身を広く診ていく中で魅入られたのが循環器医療でした。循環器疾患は、治療がしっかりはまると患者さんが大きく回復されることも多く、その点を大きな魅力に感じたんですね。そこで当時、循環器で高い実績を持っていた東京女子医科大学病院・日本心臓血圧研究所に進み、さらに研鑽を積みました。
さまざまな病院で循環器診療に携わる中で、「いずれは自分なりの医療をやってみたい」という思いも少しずつ芽生えていきました。2005年には診療所の院長として地域医療に携わり、診療やマネジメントを学びながら経験を重ね、2008年に『平澤クリニック』を開業しました。ご縁があって現在の場所を引き継ぐ形となりましたが、規模や設備面も含め、自分が理想としていた環境に近く、この地に根を下すことを決めたのです。
「疾患」ではなく「その人」を診る医療
私自身は循環器を専門としてきましたが、これまで全身管理や集中治療にも携わり、循環器以外の疾患についても幅広く経験してきました。ですから、循環器だけに限定せず、まずは何でも相談していただけるホームドクターでありたいと思っています。
当院では風邪のような一般的な症状から生活習慣病まで、幅広く診療しています。特に高血圧や糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症といった生活習慣病は、放置すると脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気につながっていきます。私は集中治療や循環器医療の現場で、「生活習慣病を放置した結果、重症化してしまった患者さま」を実際にたくさん見てきました。患者さまご本人は、その怖さをなかなか実感しづらいことでしょう。だからこそ、「そうならないために、今どうするか」を伝えていくことが、私の役割だと思っています。
病気だけを見るのではなく、その病気を抱えて生活されている“人”を見ることが重要です。複数の病気を抱えている方もいらっしゃいますし、生活背景も一人ひとり違います。だからこそ、患者さまと一緒に考えながら、長く伴走していく医療を目指しています。
患者さまと二人三脚で歩む医療
私は、医療は「ラリーカー」のようなものだと思っています。ドライバーは患者さまで、私は助手席に座るナビゲーター。ハンドルを握っている患者さまに対して、「こちらの道の方が安全ですよ」「こちらに進むと危険ですよ」とお伝えする役割です。目指すゴールは、元気に長く人生を送っていただくこと。そのために、患者さまと二人三脚で歩んでいきたいと思っています。
とはいえ、診察時間の中だけでは病気について十分にお伝えきれないこともあります。そのため、当院では半年に1回ほど講習会を開き、生活習慣病や循環器疾患についてお話ししています。病気の怖さや予防の大切さを知っていただくことも、地域のクリニックの大事な役割と考えています。
実際、熱心に参加してくださる患者さまは、ご自身でも積極的に学ばれていますし、生活改善にも前向きに取り組まれています。もちろん、すべての方にすぐ伝わるわけではありませんが、少しずつでも知識を持っていただくことが大切だと考えています。コラムなどを通じて情報発信を続けているのも、そうした思いからです。大きな病院とは違う、地域のクリニックだからこそできる関わり方があると思っています。
専門性を活かしながら、より良い医療を届け続けるために
循環器診療については、心電図や24時間ホルター心電図、心エコー、脈波計、レントゲンなど、必要な検査は院内で行える体制を整えています。脈波計では、血管の硬さや動脈硬化の程度を確認することができます。例えば、高血圧や脂質異常症を放置すると血管は年齢以上に硬くなっていきますので、「今の状態」を患者さまご自身に知っていただく材料にもなります。
医療というのは常に進歩しています。開業した18年前と今とでは、治療法も薬もガイドラインも大きく変わっています。だからこそ、学び続けることが非常に大切です。医師の役どころは、カーナビの地図にたとえられるかもしれません。昔の地図のままでは、今の道を正しく案内できません。医療も同じで、常に新しい情報に更新していかなければならないのです。患者さまが私を頼って来てくださる以上、より良い医療を提供できるよう、自分自身をアップデートし続け、常にアンテナを高く持っていたいですね。
これから受診される患者さまへ
病気について「よくわからないまま不安を抱えている」という方は多いと思います。ですから、まずは病気を知っていただくことが大切です。わからないことがあれば、どうぞ遠慮なくお聞きください。「こんなこと聞いていいのかな」と思う必要はまったくありません。
健康診断で何か指摘を受けた時や、少し気になる症状がある時も、「ちょっと行ってみようかな」くらいの感覚で来ていただければと思っています。当院は循環器疾患だけに限らず、間口を広くして診療していますので、どんなことでもまずはご相談ください。
これからも地域の皆さんにとって、安心して長く付き合えるホームドクターであり続けたいと思っています。
※上記記事は2026年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
平澤 友司郎 院長MEMO
- 出身地:
- 北海道
- 出身大学:
- 岡山大学医学部
- 趣味・特技:
- スキー、読書
- 好きな本・作家:
- 自己啓発からフィクション・ノンフィクションなど、様々なものを/村上春樹、川端康成、池井戸潤、東野圭吾など
- 好きな場所・観光地:
- ウィンタースポーツが楽しめるところ
- 座右の銘:
- 「継続は力なり」
循環器の専門性と幅広い診療で家族の健康を支える地域のかかりつけ医
平澤クリニックは中野新橋駅から徒歩7分の場所にあり、内科から小児科まで幅広く対応する地域のかかりつけ医です。平澤友司郎院長が循環器の専門性を活かし、高血圧や生活習慣病の診療にも注力。丁寧な対話を大切にした診療と、感染症対応の専用個室を備えた安心して通いやすい環境も魅力です。
循環器の専門性と幅広い診療で家族の健康を支える地域のかかりつけ医
平澤クリニックは中野新橋駅から徒歩7分の場所にあり、内科から小児科まで幅広く対応する地域のかかりつけ医です。平澤友司郎院長が循環器の専門性を活かし、高血圧や生活習慣病の診療にも注力。丁寧な対話を大切にした診療と、感染症対応の専用個室を備えた安心して通いやすい環境も魅力です。