すぎやま耳鼻咽喉科クリニック
江戸川区/西小岩/小岩駅
- 耳鼻咽喉科
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杉山 博 院長への独自インタビュー
地域の医師として、患者さんに最適な医療を提供していくことが使命
父が耳鼻科医だったということが一番大きなことですね。耳鼻科に携わるものの喜びや苦しみ、その両面を物心ついた頃から見てきていますから、その影響は大きかったと思います。とはいえ、大学に進んでから耳鼻科と脳神経外科、どちらがいいか?と迷っていた時期もあったんです。脳神経外科って単語だけでも格好いいでしょ。そこに惹かれた時期もあったんです(笑)。
最終的に父と同じ道を歩んだのは、やはり診療の実際を知っていたということが大きいと思います。耳鼻科はご年配の方から、それこそ産まれて間もない赤ちゃんまで、幅広い層の患者さんに携わることの出来る科です。その部分に魅力を感じたことと、あともう一つ。耳鼻科は診察から治療に至るまで、1人でおこなえる面が多いということですね。そのニつが耳鼻科を選択する上で大きな決め手となりました。
山梨医科大学(現:山梨大学)を卒業して慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室に入局し、その後、関連病院で研鑽を積みました。
私の父は小岩の地で30年以上、耳鼻科医として勤務しておりました。その父から「戻って来い」と言われたのが2000年のこと。以来、小岩の地で10年に渡り、耳鼻科医をしてまいりました。そして2011年より『すぎやま耳鼻咽喉科クリニック』として新たなスタートを切った次第であります。
耳鼻科は耳、鼻、のど、全てを幅広く診る必要があります。私自身、大学に籍を置いていた時はずっと喉頭の疾患を専門にしていましたが、開業医となれば喉だけを診ていれば済むというものではありません。その意味においては、父から教わったものは大きかったと感じています。
それから開業医の使命として、癌や入院手術を必要とする重大な疾患を発見した場合にはしかるべき措置をとるという原則があります。
例えば癌であれば「がん研究会有明病院」が強いという風に、大きな病院にもそれぞれの特色がありますので、患者さんのご希望を伺った上で最適な治療が望める病院に紹介することも開業医の役目です。これからは日々の診療はもちろん、地域の医師としての役割を全うしていければと考えています。
人に優しく、病気には厳しく
耳にも鼻にも右と左があります。右、左。その区別をしっかり注意して診るようにしています。
「なにを当たり前のことを・・・」と思われるかもしれませんが、基本的なことであるからこそ絶対に間違いがあってはならないことです。そのうえで、迅速に、そして丁寧な診療を心掛けています。
人に優しく、病気には厳しくというのが当院のスタンスです。
病気に関しては厳しい目で診ていく必要があります。例えば癌など、相応の病院での入院手術の必要性が検討される場合には厳しい目で病気を捉え、しかるべき措置をとることもございます。
それと並行して重大な疾患ではない場合は、患者さんが抱えておられる不安を解消出来るよう努めてまいります。患者さんには心配いらないという根拠をお見せして、「大丈夫ですよ」という安心感を与えてあげることが重要だと思っています。
年齢とともに聴力が衰える方が大半なのですが、それを「年のせいだから」と安易に口に出さないようにも配慮しています。病気に対する厳しさから離れて、人に対する優しさが求められるところです。