竹崎 伸一郎 院長
SHINICHIRO TAKESAKI
外来・往診を柱にした質の高い医療で
患者さんとご家族に「佳きこと」を起こす!
東京大学医学部を卒業後、北里大学病院の皮膚科に入局。皮膚科を中心に研鑽を積むほか、米・コロンビア大学への留学を経験。大学病院や総合病院で皮膚科部長などを歴任した後、医療法人社団 廣和会 藤本クリニックへ。『浅草二天門クリニック』の開設にあわせて、院長に就任。
竹崎 伸一郎 院長
浅草二天門クリニック
台東区/浅草/浅草駅
- ●内科
- ●皮膚科
- ●アレルギー科
- ●精神科
- ●心療内科
- ●訪問診療
精神科志望から皮膚科へ、自らの意思で道を開く
私は、人間の心の動きに興味があって、精神科医をめざして東京大学医学部に進みました。そして、大学最後の夏休み。友人と話しているうちに、学生のうちに「絶対に行かないであろう科」を見学しておこうと言うことになったんです。私はそれまで精神科を希望していたのですが、友人と誘い合って「そうだ、皮膚科に行ってみようか」と(笑)。このとき、新設間もない北里大学病院の皮膚科で、西山茂夫教授の診察風景を目にしたことが、今の私につながっていると言っても過言ではありません。
西山教授は、患者さんの肌の様子を見て、「肝機能の数値」についてお話されたんですね。皮膚の病気を専門的に学んでいれば、当たり前の知識なのかもしれませんが、そのときの私は「えっ?」と、本当に驚いてしまいまして(笑)。この先生は、患者さんの皮膚を通して内臓まで診られるのだと、非常に感銘を受けたんです。そこで、東京大学に残らず教授のもとで勉強したいという想いから北里大学病院でお世話になることを決めました。
外来・往診を柱に、お1人お1人を最適な医療につなげる
私は、中学、高校と慶応に通っていて、そのまま大学に進むことも出来たところを東京大学に進学しました。そして、同級生のほとんどが東大病院へ、という安定したレールを外れて、当時まだ新設校だった北里大学に籍を置くことを決めたのです。振り返ってみますと、普通の人が選ばない方、選ばない方へと進んで来た気がしますけれど(笑)、今この浅草で診療をしていることには、何とも言えないご縁を感じることも多いんですよ。
私の専門分野である皮膚科については、外来でも非常に高いニーズを感じていますし、皮膚科を中心に生活習慣病の管理など、内科的な症状についても幅広く経験を積んできたことは、在宅医療の場でも大いに役立っていると思います。外来では、来院される患者さんが「ゲスト」であり、私たちスタッフは「ホスト」としての役割を担います。一方、自力での通院が難しい患者さんの元を訪れる往診では、それぞれの立場が逆転する感じになるわけですが、午前の外来、午後の往診という2つの柱を中心に、お1人お1人に最適な医療をご提供していきたいと考えています。
患者さんを中心に、ご家族やまわりの方々もサポートしていく
これからますます高齢化社会が進んでいきますと、病気を「治す」ことよりも、「現状維持」であったり「快適な暮らし」という面が重視されて行くでしょう。ですから私は日頃から「佳きこと起これ!」と念じながら、患者さんと接するようにしているんです。外来と往診、いずれの場面においても、診療を通して「よかった」と思えることがひとつでもあるように。それぞれの患者さんの生活が少しでも好転することを願って、日々の診療にあたっています。
外来でいらしてくださる患者さんお1人お1人に寄り添った診療をおこなうのはもちろんですが、在宅で患者さんを支えていらっしゃるご家族の心と体をケアしてさしあげたり。私たちの医療によって、患者さんご本人だけでなく、まわりにいらっしゃる方々までサポートしていきたいと思います。訪問診療では、メンタル面のご相談にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
ドクターを中心に各分野のスタッフが集結し、質の高い医療の提供をめざす
往診は、個人宅やグループホームなど、クリニックを中心に半径16キロ圏内に伺っています。私たちドクターをはじめ、看護師やコーディネーターなど、それぞれに専門性をもったスタッフが連携して、24時間365日、患者さんをサポートできる体制を整えているわけですね。それぞれに異なる業種のスタッフがコミュニケーションを密にして、患者さんにとっての「佳きこと」を考えていけば、自ずとやるべきことは定まってくるもの。時には、近隣の医療機関とも連携を図りながら、お1人お1人を最善の医療につなげていきたいと思っています。
『浅草二天門クリニック』は、2015年の開設から2年ほど経ちますけれど、今後の目標としては、「佳きこと起これ!」から発展して「佳きこと起こす!」でしょうか(笑)。患者さんを想って念じるだけでなく、私たちの力をさらに集結させることで、患者さんの生活の質を向上させていかなければと思います。西洋医学はもちろんのこと、時には漢方や東洋医学の考えも取り入れながら、より質の高い医療もご提供していきたいですね。
これから受診される患者さんへ
『浅草二天門クリニック』は、地下鉄・東武スカイツリーライン「浅草駅」から歩いて4分の場所にあります。私は、恩師である西山教授から「皮膚を通してどこまで病気を見通せるか」とういことを学びました。「見る」「診る」「看る」「観る」…という感じに、あらゆるアプローチから症状を精査し、皮膚を通して全身をみること、1人の患者さんをトータルに診療する姿勢を身につけてきました。皮膚にあらわれた症状から、糖尿病やがんなどの病気を発見したことも少なくないんですよ。これまでに培った経験や知識をもって、きっとお役に立てることがあると思いますので、何かお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
※上記記事は2017年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
竹崎 伸一郎 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県
- 趣味・特技:動物と触れ合うこと、将棋を見ること
- 好きな本・愛読書:自由からの逃走(フロム著)
- 好きな映画:グリーンマイル
- 好きな言葉・座右の銘:人間は一晩で変われる
- 好きな音楽・アーティスト:ロック(バンドではキーボードを担当していました)
- 好きな場所・観光地:宮古島
グラフで見る『竹崎 伸一郎 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
浅草二天門クリニック
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