渡会 昌広 院長
MASAHIRO WATARAI
1957年に始まった地域の病院がリニューアル。時代の変化に対応した新しい医療、福祉を提供
弘前大学卒業。研修医を経て、東京女子医科大学病院、仙台循環器病センター、荻窪病院、森山記念病院に勤務。2023年1月、『厚生クリニック』院長に就任(東武鉄道亀戸線「小村井駅」から徒歩6分、同線「東あずま駅」から徒歩10分。京成線「京成曳舟駅」から徒歩15分)。
渡会 昌広 院長
厚生クリニック
墨田区/立花/小村井駅
- ●内科
- ●整形外科
- ●小児科
- ●皮膚科
- ●泌尿器科
- ●訪問診療
理学療法士の道から、より包括的に患者さんを診る医師の道に
元々は理学療法士でした。学生時代、スポーツに打ち込んでいた私は、そのサポートが可能なスポーツトレーナーという存在に憧れたのです。資格取得後、病院で8年間、理学療法士として、リハビリテーションに携わっていました。それまではスポーツのことだけを考えていたのですが、当然のことながら病院では一般の方も担当することになります。その中で、なぜこの人が怪我をするのか、なぜこの人が病気になってしまうのか、その背景に関心を持つようになっていきました。そこでより視野を広く学ばなければならないと思い、医師の道を志すようになったのです。
大学卒業後は研修医を経て、東京女子医科大学病院の循環器内科に籍を置きました。その人の背景や社会的な要因までを把握するためには、全身を診る必要があると考えての選択でした。その後、地域の中核病院で診療をするようになると、地域に根付いた医師としての活動を重要と考えるようになっていきました。訪問診療をされている先生ともお会いし、実際に私も携わっていく中で、訪問診療を含めた包括的な医療機関が必要と考え、1957年に「厚生病院」としてこの地に開設された『厚生クリニック』の院長に就任したのです。
専門分野の異なる複数の医師が在籍。より多くお悩みを可能な限りワンストップで完結できるように
外来を受診される患者さんは、高血圧や糖尿病など、いわゆる生活習慣病を抱えた方がほとんどで、突発的な熱や腹痛を訴える患者さんもいらっしゃいます。また当院には整形外科の医師も常駐しており、私自身、もともと理学療法士であった経験も生かし、整形外科分野の診察もおこなっています。今後は専任の理学療法士を招聘し、リハビリテーションにも力を入れていきたいと考えています。
内科の中でも私の専門は循環器であり、そのほか、消化器や膠原病など、他分野を専門とする医師も非常勤医として診察をおこなっています。自身の専門分野以外についても院内でコンサルが可能になることにより、より多くのお悩みをここで完結できる診療体制をとっています。
病気だけではなく、生活を見る
診療の際には、「自分の身内だったらどうするか」という観点で臨んでいます。身内であれば過剰な医療を慎むと思いますし、費用についてもできる限り抑えようとするでしょう。話す内容もしかりですが、あらゆる内容について親身になって診察をおこなっています。
これは外来においても同様ですが、特に訪問診療の際は、病気だけではなく、生活を診る、というスタンスを大事にしています。いつもどのようなものを召し上がっていて、どのようなベッドで寝ておられるのか。こうしたことを把握し、改善していくことが病気の予防につながり、生活の質を向上させることにつながっていきます。理学療法士としてリハビリテーションに従事していた際は、患者さんが元の生活に戻れるよう、身体を作り上げていくことが求められていました。当然、それを成すには元の生活であったり、その人の背景を知らなければなりません。医師となっても、そのスタンスに変わりはなく、生活を診る、ということに重点を置いています。
街ぐるみで患者さんを見守っていけるように
内科的にはそれほど問題はなくても、膝や腰が痛く、病院に通えないという方もおられますし、中には手術を終え、経過観察が必要なのに様々な事情でそれが出来てない方もいらっしゃいます。その受け皿がない方々をクリニックで責任を持って診ていきたいと考えたことも、私がこのクリニックを引き受けた大きな理由の1つです。それは、一回診て終わりではなく、引き続き診ていく姿勢と覚悟が必要なことですし、クリニックだけで完結するものではありませんので、訪問看護さんやケアマネージャーさん、ヘルパーさんなど、福祉に関わる職種の方々とも綿密な連携をはかって初めて実現するものです。手術や入院の必要が起こり、病院を紹介したとしても、いざお家に帰ってきたときに引き続き見てもらえるということであれば、患者さんも安心だと思うのです。患者さんを中心として医療や福祉が循環していくシステムを街ぐるみで作っていければと考えています。
これから受診される患者さんへ
『厚生クリニック』は病気だけを診るのではなく、患者さんの生活全体を診ていくクリニックです。地域の病院や地域の他クリニック、また福祉や行政の方々とも密に連携をとり、街全体で患者さんを診ていけるモデルを目指しています。お身体のことはもちろんですが、何かご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
※上記記事は2024年3月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
渡会 昌広 院長 MEMO
- 出身地:静岡県
- 趣味:テニス
- 好きな本:『MASTERキートン』
- 好きな映画: 『おくりびと』
- 好きな音楽:インストルメンタル
- 好きな場所:青森
- 座右の銘:「人に優しく 自分に厳しく」
グラフで見る『渡会 昌広 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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厚生クリニック
渡会 昌広 院長
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