五味 方樹 院長
MASAKI GOMI
皮膚科専門医が診察する皮膚科。地域の皆さまに信頼される、皮膚のかかりつけ医に
杏林大学医学部卒業後、同大学医学部皮膚科に進む。2015年8月に『五味皮フ科』を開業(都営新宿線「大島駅」より徒歩8分)。
五味 方樹 院長
五味皮フ科
江東区/北砂/大島駅
- ●皮膚科
- ●小児皮膚科
- ●美容皮膚科
- ●アレルギー科
患者さんと一緒に喜びを感じれる医療にやりがいを感じて
この道を目指したのは、叔父が医師であったということが1つ。もう1つに、中学生のとき、道徳の授業で読んだある本との出会いがありました。その本とは、法医学の著名な先生が書かれたものでしたが、今思えば、私の医療への興味を開いてくれるものでした。
大学を卒業後、皮膚科を選んだのは、これまた叔父が皮膚科医だったということが1点。もう1つに、皮膚科の奥深さに興味を惹かれてのことでした。皮膚科は、見た目でおおよその判断が可能な分野です。それは患者さんにしても同様で、治った喜びをダイレクトに見れることに大きなやりがいを感じてのことでした。
自分の医院で診療するのと、大学のそれと大きな違いがあるわけではありません。ただ、患者さんとの距離の近さは、大きく異なる点と言えるでしょう。距離が近いゆえに、気軽に話し掛けてくださることも多く、徐々に徐々にコミュニケーションが深くなっていくことに、私自身、大きな喜びを感じています。
一方で開業して不安であったことが、知識のアップデートが止まってしまうかもしれないということでした。この点については、大学時代よりも増して、学会や教授のカンファレンス等に出席することで、研鑽の機会を設けています。日々の診療で忙しく、機会を得ることが今後難しくなると予想されますが、何よりも患者さんのために、自らをアップデートすることは欠かさず続けていきたいと思っています。
現状に満足することなく、少しでも症状が楽になるよう、力を尽くしていきたい
周辺は比較的ご高齢の方が多い地域ですが、その一方で目の前に中学校があり、保育園も複数ある場所ということもあってか、お子さんから大人の方まで、幅広い層の方にご利用いただいています。
そのお悩みはさまざまですが、皮膚科には慢性的な疾患が多く、なかなか治らない病気が存在します。そういったものについては、症状がなかなか改善しないまま、治療が漫然と続きがちなものです。私としては、そういった病気についても、現状に満足することなく、何か他の手があるのではないかと常に考えるように心掛けています。
もう1つ、皮膚科で特徴的なのが、塗り薬の存在です。飲み薬ですとわかりやすいのですが、塗り薬は患者さんにお渡ししただけでは、実際にどのように使用されているかわかりづらい面があります。そのため、こちらでは実際に目の前で実演をし、お薬の使い方を把握していただけるよう努めています。たとえば、「この薬を1週間で何本使ってくださいね」とお伝えしたり、塗るタイミングをこと細かにお伝えすることで、しっかり治していただくということですね。
寒い季節になりますと、皮脂欠乏性湿疹や小児乾燥型湿疹といったものが目立つようになります。これに対し当院では、皮膚の水分量を見ることの出来る機器を導入しています。この機器を使えば、乾燥の度合いが数値化できますので、日々のケアの効果を患者さんに実感していただくことが可能になります。治療は適切に続けていただくことが何より大切ですから、そのモチベーションを維持してもらうような取り組みを今後も続けていきたいですね。
皮膚の病気に対するワンストップ診療を目指して
皮膚一般の病気はすべて診させていただいていますが、中で特徴と言えるのが、皮膚外科ということになるでしょうか。手やお顔、皮膚を切ったといったものから、ほくろや皮膚がんの手術までをここではおこなっています。
このうちの皮膚がんに関して、見た目である程度の判断はつきますが、一見しただけでは判別が難しいものも存在します。そのようなケースでは、病理検査といい、組織を一部分切り取り、顕微鏡レベルでがん細胞があるかどうかを判別することもおこなっています。
大学病院に勤務していた頃は、地域の先生から患者さんが送られてきて、そういった検査もよくおこなっていました。しかし、検査のためだけにわざわざ大学に足を運んでいただくのも恐縮ですし、大掛かりな手術をのぞき、出来る限りこちらで完結できるようにと思っています。
予防から治療、日々のケアまで、爪のトラブルはおまかせください
大学では、爪水虫(爪白癬)を含む、爪のトラブル一般に関する専門外来を担当していました。当院においても、巻き爪を起こさない爪の切り方やテーピング指導に始まり、爪変形の強い方への矯正治療や爪ドリル療法、手術をおこなっています。
年齢を経てくると、さまざまな爪のトラブルが起こるようになります。たとえば、“鷲の爪”と呼ばれるものはその典型ですね。爪が逆立ってくるように生えてしまうことから、靴下にすぐに穴が開いてしまったり、ひどい痛みが生じることもあります。そういった爪は、普通の爪切りで切ることは出来ません。そのため、当院ではそういった方の爪切りもおこなっています。
爪のトラブルは専門性が高い分野と言えますが、多くの方が悩まれている分野でもあります。大学でつちかってきた専門性を生かし、少しでもお役に立てたらうれしいですね。
これから受診される患者さんへ
何か症状があれば、躊躇することなくいらしていただけたらと思います。どの部位、どの病気でも共通することかもしれませんが、放っておいて悪化させてしまう方が思いの外多いものなのです。早めに発見し、早めに治療をすることが大切なのは間違いありませんので、どうかお気軽にいらしていただければと思います。
皮膚科専門医としての自覚と誇りを持ち、高いレベルの医療を提供し、地域の皆様の日々の生活が少しでも楽になるよう、力を尽くしてまいります。
※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
五味 方樹 院長 MEMO
皮膚科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:写真、ドライブ、野球
- 好きな作家:喜多嶋隆
- 好きな音楽:ジャズ、ラテン
- 好きな場所:車の中
グラフで見る『五味 方樹 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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