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村井 綱児 院長

KOJI MURAI

全身管理をおこなうスペシャリストとして、循環器を中心とした地域医療の窓口に

日本医科大学医学部卒業。同大学付属病院第一内科(現・循環器内科)に入局。2013年より日本医科大学付属病院で心不全専門外来を担当。2016年11月に『むらい内科・循環器クリニック』を開院
(東京メトロ千代田線「千駄木駅」より徒歩4分、JR山手線・京浜東北線「西日暮里駅」より徒歩7分、JR山手線・京浜東北線・常磐線「日暮里駅」より徒歩8分)。

村井 綱児 院長

村井 綱児 院長

むらい内科・循環器クリニック

文京区/千駄木/千駄木駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●糖尿病内科
  • ●糖尿病内科
  • ●呼吸器内科
  • ●呼吸器内科

第二の故郷で、少しでも地域に恩返しをしていきたい

村井 綱児 院長

この道を志すようになったのは、医師であった父の存在が少なからず影響したかと思います。私は子供の頃から、人と話すことが好きでした。人と接しながら、世の中のためになる仕事をしたいと考えたとき、父のやっている仕事が、自分にも向いているのではないかと考えたのです。
私の専門である循環器内科は、自分が頑張れば頑張っただけの反応が患者さんに表れてくる科と言えます。たとえば、胸がすごく苦しくて病院に運ばれてきた患者さんであっても、的確な治療をおこなうことが出来れば、症状は劇的に改善していきます。治療に対する反応が確かに感じられること、そしてなによりも患者さんの喜ぶ顔が、この科を選んだ動機であり、今も変わらぬやりがいとなっています。
私は大学の集中治療室で重篤な循環器、および内科疾患の治療に携わり、心筋梗塞や急性心不全の患者さんを多く診てきました。その過程において、入退院を繰り返さないために、地域に根差した医療をおこなうことがいかに大事かということにたどりつき、自らのクリニックを開くに到りました。
千駄木は、大学時代を含め、20数年間に渡ってお世話になった土地です。私の中では第二の故郷と言うべき土地であり、その縁ある場所で、少しでも恩返しが出来ればと思っています。

循環器疾患から退院後のフォローを確実に

村井 綱児 院長

大学病院では、大きな病気にかかった患者さんが来院し、その病気を治療し、さらに再発を予防する薬剤を導入します。このような治療経験から病気が悪くなる前に悪くなりそうな徴候をしっかり把握し、早期に治療に介入することにより入退院を繰り返す負の循環を断つことが出来ると考えています。そのためには、患者さんご自身に自らの状態をしっかりと把握していただくことが大切です。
胸痛、体重の増加、息苦しさ、足のむくみ、あるいは階段を上がると息が苦しい。そういった症状があれば何らかの変調をきたしている可能性がありますから、自覚した時点で早めに受診をしてくださいとここではお伝えしています。その段階であれば、治療は比較的容易になる可能性が高いということになります。
一般のクリニックに比べ、多少頻繁に来院していただくことになるかもしれませんが、状況を逐次見ていきながら、適切なケアをおこなっていくことが、取り返しのつかない事態を防ぐことにつながっていくと考えています。

循環器の病気を防ぐためには、なぜ糖尿病コントロールが大切か

村井 綱児 院長

心筋梗塞や脳梗塞は血管が細くなったり、ドロドロとした血液がつまることによって最終的に発症していきます。それに対する予防としては、血圧やコレステロール、糖尿病のなどの生活習慣病に対するケアが重要になってきます。
心臓疾患の要因として多いのが、糖尿病です。「重症な場合は、インスリン外来導入とその離脱も含めたケアをおこなっています」従来の糖尿病の治療では、血糖の数値に着目し、その数値を良くすることに力が傾けられてきました。しかし今後は、その先にある動脈硬化をいかに防ぐかということに着目した治療が主流になってくるでしょう。血糖が食前と食後で違ってくるのは、皆さん、ご存知だと思います。その血糖の幅が比較的少ないほうが、動脈硬化になりにくいということがすでに明らかになっています。HbA.Cなどmの「値」を改善させるだけでなく、「血糖の質」を改善させることが大切であり、クリニックではその質を重視した治療をおこなっているのです。
糖尿病は一生付き合っていかなければならない病気であり、循環器の病気だけではなく、様々な病気の要因となります。医療者の側がしゃかりきになって治療を進めていくのではなく、患者さんと一緒に治療を作り上げいく心掛けが大切と私は考えています。

睡眠時無呼吸症候群の検査から治療までを一貫して

睡眠時無呼吸症候群は早朝の高血圧、日中の眠気、肥満に関連しております。また、いびきをする度に胸部の血管に負担がかかるため、長期的には大動脈解離や心筋梗塞の大きな要因となると考えられています。このため無呼吸は循環器疾患とは切っても切れない関連があり、当クリニックでもしっかりと診ていける体制を整えています。
また、睡眠時無呼吸症候群は低酸素状態が長く続くことにより、認知症の誘発因子となる可能性も指摘されています。平均余命が長くなる中、いかに健康に年齢を重ねていくかが大切です。たかが“いびき”されど“いびき”。長年続くことで様々な血管疾患を起こすため、早期に治療をおこなっていくことが求められることになってきます。

これから受診される患者さんへ

血糖値が高い、尿に泡が出る。血圧が高い、胸が痛い、息が苦しい、足がむくむ、胸がドキドキする。こういった症状に覚えがありましたら、どうぞ早めに受診ください。また、私の出身である日本医科大学旧第一内科(現循環器内科)は一般内科、糖尿病、肝臓内科、循環器内科があり、循環器内科は、全身に血液を送るポンプ(心臓)のみならず、そこから送られる血液が支配する臓器障害を診るものであり、その対象は全身におよびます。循環器だけではなく、医療の窓口としてご利用いただきたいと思いますし、何かお身体に不調がありましたら、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2017年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

村井 綱児 院長 MEMO

循環器専門医

  • 出身地:東京
  • 趣味・特技:子育て、スポーツ全般・チェロ演奏
  • 好きな映画:ショーシャンクの空に
  • 座右の銘・好きな言葉:健康第一
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:サザンオールスターズ
  • 好きな場所・好きな観光地:京都

グラフで見る『村井 綱児 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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