楠樹記念クリニック
新宿区/西新宿/都庁前駅
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宗田 聡 院長への独自インタビュー
人への興味がこの世界へと導いてくれた
もともとは、医師ではなく、教師を志望していました。ただ、医療に興味がなかったかといえばそうではなく、人が交わるということに共通点を見出していました。大好きな旅行でもそうですが、私は観光名所を訪ねるというより、その土地その土地で営みを続けている人を見るのが好きなのです。ですから、人と人が関わるということで医師という職業にも興味を持ち、この世界に入ったということになります。
母校である筑波大学は国立大学ということもあり、多様なバックボーンを持つ学生が集まってきていました。スポーツが盛んなこともあって、その分野の人もたくさんいましたし、中には消防士や建築士など、すでに社会人として経験のある人も学生として入ってきていました。今振り返って実感することですが、そうした多様な人達と交流を持てたことが、人を診る医師という職業の礎を築いてくれたのではないかと思っています。
大学を卒業後は、産婦人科を専門に選びました。これにはさまざまな理由がありますが、大きかったのは、この科の持つ多様性というものがあったのではないかと思います。手術もあれば、お産に関わるもの、さらには癌の治療もある。それだけ範囲が広ければ、何か自分に見合ったものが見つかるのではないかと期待したのです。産婦人科で経験を積んでいくうちに、いつしか専門となっていたのが、周産期医療でした。勤務医時代は、胎児の治療や遺伝的な検査や診断を専門とする遺伝医学を中心に診てきました。産婦人科の開業医もたくさんおられますが、私のような経歴を持った人は少数派かもしれませんね。
「こころ」と「からだ」の両面から女性の悩みを拝見
恵比寿という土地柄もあるのだと思いますけれど、初診でお見えになる患者さんの9割方は周辺で働かれている20代から30代、40代の女性で、生理痛が重い、生理不順がある、どことなく身体の調子がおかしいという訴えて来院されます。
『広尾レディース』では、「こころ」と「からだ」の両面から患者さんを拝見しています。メンタルヘルスというものは非常に大事で、「こころ」と「からだ」は隣り合って影響を受けているものなのです。不眠や胃痛、ちょっとしたことでイライラするといった症状に関して、皆さんは更年期やPMS(月経前症候群)を疑って来院されるのですが、その半数以上がメンタルの病気であるケースが散見されます。今はネットで色々と調べれる時代ですが、私からお願いしたいのは、予断なく受診していただきたいということです。結果が自分の考えと違うと少なからずショックを受けることもあるでしょうし、それを避けるには、何か不調を感じたらすぐさま専門家に相談されるべきでしょう。自己判断されるのではなく、上手に医療機関をご利用していただきたいですね。
宗田聡先生は「胎児診断」の専門家で、私(瀧澤 芳子 副院長)も先生から多くのことを教わりました。患者さんのことを第一に考え、寄り添ってくれる先生です。