黒田 優佳子 院長
YUKAKO KURODA
生まれてくる子供達が心身ともに健康であることを目指した安全性の高い最先端の高品質な不妊治療を提供。
慶應義塾大学医学部・同大学院卒業後、学位を取得。東京大学医科学研究所にて、ヒト精子の受精機構の研究に従事。女性医師として初めて同大学医学部産婦人科学教室医長に就任する。2000年、長年の研究に基づいた知識と技術を駆使した高品質なART(生殖補助医療)を提供するため欧米型の会員制プライベートクリニックを開設。日々の診療と講演活動に力を注いでいる。(JR京葉線・東京メトロ日比谷線 八丁堀駅より徒歩4分)
黒田 優佳子 院長
黒田インターナショナル メディカル リプロダクション
中央区/新川/八丁堀駅
- ●婦人科
命を生み出す医療に携わりたいという思いから生殖医療の道へ。
私は小さい頃体が弱く、よく母に連れられて小児科にいく機会が多くありました。悪かった体の調子がお医者様にいくことで良くなるので、子供心に「お医者さんってすごい」と憧れの気持ちを抱くようになりました。また、叔父や叔母が医師をしており頑張っている姿を身近に見ていたことも医師を志すきっかけの一つになりました。おかげ様で今では体も丈夫になり、毎日充実した日々を過ごすことができています。
私が専門にしている精子に関する研究のきっかけになったのは大学での講義です。人間はどうして誕生してくるのか…についての発生学という講義でした。数ミクロンの精子と100ミクロンの卵子が一緒になることで命を生み出す様子は神秘的で感動するものでした。人の具合の悪い所を治す医療も素敵ですが、それ以上に命を生み出す医療への魅力を大きく感じ生殖医療に携わりたいと決心しました。
生殖医療は当時日本に入ってきたばかり。医療に携わる方のほとんどは男性です。また、生殖医療の研究も卵子に関してばかりで、今では不妊に原因の半分を占めることが知られている男性不妊や精子に関する研究は全くといって良いほどに行われていませんでした。教科書や教えてくれる方も皆無な状況でした。これは国内だけでなく、海外でも同様でした。その現状を何とかしたいと考え、慶應大学医学部大学院卒業後に東京大学医科学研究所の門を叩き、精子学の研究をスタートしました。多くの研究者の方にも応援していただき、日本で初めてヒトの精子についての研究を進めることができました。その後、出身校である慶應大学で精子の研究を評価して頂き、女性初の医長に就任。生殖医療の治療・研究・教育に携わりました。
そして2000年、次世代の安全性の高い高品質な生殖医療を患者さんに提供したいとの思いから精子側の技術に特化した黒田メソッドを完成し、当クリニックを開院しました。
この場所を選んだのは患者さんの利便性と医療環境を考えたため。当時は不妊治療を行う医療機関もそれほど多くなく、中には遠方からいらっしゃる方もいらっしゃいました。交通アクセスの良い東京駅からも近く、広い診療スペースを提供できる場所として選んだのが八丁堀という場所でした。医療関係の方、大家さんなど色々な方のご協力を頂き今につながっています。(JR京葉線・東京メトロ日比谷線 八丁堀駅より徒歩4分)
当院独自の黒田メソッド不妊治療、3つの特徴。
当クリニックで行っている黒田メソッドという不妊治療には3つの特徴があります。
1.精子の取り扱い技術の高さ
2.ご夫婦の不妊原因に合わせた完全オーダーメイドの不妊治療
3.院長の黒田が診察から検査・精子や卵子・胚の取り扱い、培養技術の提供まで治療の全行程を一貫して行う
診察、検査、胚の培養など分業制が進んでいる一般的な不妊治療と比べ非効率的ですが、大きなメリットがあります。まず、多くのスタッフが関わらないため、院長が一貫して、総合的にデータを分析することが可能になり、その上で最適な治療技術を選択して提供することを実現できます。また、メンタル面でのサポートも含めて一貫してご夫婦の悩みを受け止めることができるのも大きなメリットです。
今の生殖医療技術は黎明期と比べると技術も進歩して、顕微授精を始めとして生殖補助医療の手順も確立されています。また、分担して行えるように作業もマニュアル化されています。しかし、患者さんは一人一人違います。当然精子と卵子の状態も人それぞれです。不妊原因はご夫婦毎に異なり、夫側と妻側のそれぞれの原因が複雑に重なっていることも多いのです。医師の側には、患者さんが多くの費用や時間を費やしてしまう前に、患者さん一人一人にあった効果的な生殖補助医療を提供する義務があると私は考えています。同時に、不妊治療は生まれてくる子どもから治療承諾を取ることができない医療ですので、主治医と関係医療従事者、患者ご夫婦に課せられる責任は大変重いものになります。だからこそ、生まれてきたお子さんが「生んでくれてありがとう!」と思って、心身ともに健康に育たれるためにも、私は「不妊治療のリスク」をしっかりと把握して、リスク回避できることはしっかりと回避した上で、安全性の高い高品質な生殖医療を提供することに使命を感じて、日々精進しております。
当クリニックで行っている黒田メソッドの最も重要なポイントはできるだけ顕微授精を避けて自然な状態での妊娠を目指すことです。ご夫婦に安全な妊娠・最適な治療プランを提供するために卵子とともに精子の質もしっかりと見極めることを大切にしています。詳しくは当クリニックのホームページに解説していますので、是非ご一読ください。(ホームページアドレス kuroda-imr.com/ )
男女それぞれの立場から不妊治療にアプローチ。
「元気な精子が1匹でもあれば、妊娠は可能です。」…こう説明する不妊治療施設は少なくありません。しかし、これには大きな見落としがあります。
現在の一般的な生殖医療では、精子の数や運動率・形など、外見的に見た目の評価で精子を選別しています。精子の質(機能)についての検証はされていないのが現状です。精子の機能異常が、流産や生まれてくるお子さんに障害を引き起こす可能性もあるのです。
また、妊娠の半分は男性の側に原因があるにも関わらず、現在の不妊治療の検査、診察などは女性に主眼が置かれており、数多くある不妊検査は妻側から始まります。この検査による女性の体にかかる負担も大きなもの。また、経済的な負担も小さくありません。残念ながら、いまだに不妊の原因も女性の側にある、という風潮が定着しており、女性の心身にかける負担も軽視されているのが現状です。当クリニックの不妊治療では、最初に男性側の精子機能検査から行い、まず精子の品質を気極めます。長年の精子研究でつちかった精子分析に必要な高精度の技術と実績データが豊富にあるからこそ可能な方法です。
もちろん、女性側の検査も行いますが、精子の品質を治療前に見極めておくことが不妊治療の安全性を高め、最適な方法を選択する際に非常に大切なことであり、必須なのです。
患者さんと二人三脚で治療を行う。
生まれてくるお子さんはご夫婦お二人のもの。不妊治療もお二人で行うことが大切と私は考えています。しかし、夫婦で同じ目標を目指していても、時には迷ってしまうこともあります。お互いの気持ちが分からなくなったり、上手くいかないのは相手の側にあると思いこんでしまったり…。夫婦だからこそ出てしまうお互いへの甘えもあります。
当クリニックでは院長の黒田が一貫して治療に携わります。これは ご夫婦と三位一体で治療を行うためでもあるのです。単に治療だけを行うだけではなく、メンタルな部分のサポートも目的の一つ。「旦那様にこうした問いかけをしてみたらどう?」「奥様はこんな気持ちじゃないかしら」…など、時には、ご夫婦の間のわだかまりや葛藤を解決する橋渡し役を行うこともあります。
心と心の通い合う治療、ご夫婦と一体になって行う治療をこれからも続けて行きたいと考えています。
これから受診する患者さんへ。
結婚年齢や出産年齢の高齢化などもあり、子供ができにくい人が増えています。お子さんを授かるために、不妊治療を行うことは特別なことではなくなっています。今や3組から5組に1組の方が行っているとも言われています。
赤ちゃんはご夫婦二人のもの、パパとママの両方に責任があるのです。ですから女性だけではなく、男性の側も積極的に不妊治療に参加して頂きたいと思います。男性が不妊治療の場に立ち会うこと・精子について検査することは、ちっとも恥ずかしいことではありません。
…とはいえ、頑張りすぎる必要はありません。「子供が欲しいね。どうしたらできるか二人で健康診断にでも行こうか?」…といった気楽な気持ちできて頂ければと思います。当クリニックでは、精子機能の精密検査から始めるという、他院にはない視点から不妊治療へアプローチします。これは奥様への負担や経済的は負担を最小限にするばかりでなく、不妊治療の方向性や選択肢も明確になり、時間的にも無駄のない治療を行うことができるというメリットもあります。
不妊治療がなかなか上手くいかない方、これから治療を始める方、自分達に最適な治療法を知りたい方は一度精子機能の精密検査を行うことで治療の選択肢が広がります。まずはお気軽にご相談に来て頂ければと思います。
※上記記事は2017年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
黒田 優佳子 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:スポーツ ( 水泳、テニス ) 音楽鑑賞
- 好きな映画:風と共に去りぬ
- 好きな言葉・座右の銘:日々精進
- 好きな音楽・アーティスト:ポール・マッカートニー
- 好きな場所・観光地:京都
グラフで見る『黒田 優佳子 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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