小川 英風 院長
オガワ エイフウ
NBI内視鏡による「苦痛のない検査」を中心に
質の高い医療と気持ちよく受診して頂ける環境を提供する
昭和大学医学部を卒業後、同大学の豊洲病院消化器科に入局。10年にわたって経験を重ねた後、東京港診療所の院長に就任。その後、隣接ビルに移転し現在に至る。
医学博士、日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医
小川 英風 院長
東京港診療所
港区/海岸/芝浦ふ頭駅
- ●内科
- ●眼科
- ●胃腸内科
- ●消化器内科
消化器を専門に研鑽を積み、20,000症例以上の内視鏡検査に携わる
小さな頃からお盆やお正月になると、長野県にあった祖父の自宅兼診療所を訪れていました。私の父はごく普通のサラリーマンです。父の仕事内容はイメージできなくても、診療所特有な香りや人々の仕事ぶりはよく目にしていましたし、母の兄妹にも医師や歯科医師が多くいる環境でしたから、私にとって医療はとても身近なものだったのです。
昭和大学医学部を卒業した後は大学附属の豊洲病院に在籍し、消化器科で診療をはじめました。もともと私は手先を使う細かい作業が好きでした。だから、高度なテクニックが必要とされる内視鏡検査に興味を持っていたんですね。また、将来的には開業しようと考えていたので、内科の経験を重ねていくことは大いに役立つだろうと思いました。そうした考えのもとに消化器内科を専門に研鑽を積み、これまでに20,000症例を超える内視鏡検査に携わるなどしてスキルを磨いてきました。
「自分がかかりたい病院」をめざして、質の高い医療と快適な環境を提供する
10年にわたって大学病院で経験を重ねて消化器病と消化器内視鏡の専門医となり、『東京港診療所』の院長に就任した後、2011年に現在の場所へと移転・リニューアルをしました。これをきっかけに、胃がん検査におけるX線検査(バリウム)を廃止して、より精度の高い内視鏡検査にしました。そして、早期の食道がん発見に有効な「NBI内視鏡」を導入しました。
来院されるのは近隣にお勤め・お住いののビジネスパーソンがメインで、外来診療のほか人間ドックや各種健康診断をご希望になる方が多い印象を受けます。当院では、検査結果をその日のうちにお伝えできるシステムとなっていますが、ときには患者さんにお待ちいただく時間が長くなってしまうこともあります。そのため、患者さんに少しでも快適にお過ごしいただけるようにと考え、待合室のソファなどは私が実際に座り心地を確かめて選んだものなんですよ(笑)。医療に関することはもちろんですが、気持ちよく受診していただける環境づくりも含め、「自分がかかりたい病院」をめざして日々の診療にあたっています。
痛い・苦しいイメージを払拭する「苦痛のない内視鏡検査」を実践
胃・食道・大腸などに対する内視鏡検査は、今やがんを早期に発見するために欠かせない検査となっています。当院においても最新の設備のもとで確実な検査・診断をおこなっているわけですが、それでもやはり内視鏡検査については、「痛い」「苦しい」といったイメージをお持ちの方がまだまだ多いようです。でも、痛かったから、苦しかったからと検査から足が遠のいてしまっては、その間にがんが進行しないとも限りません。内視鏡検査は1度受けて終わりではなく、継続して受診していただくことがとても大切になるのです。
内視鏡検査に対するマイナスイメージを払拭するため、私が何より心がけているのは「苦痛のない検査」をおこなうことです。これまでにテクニックを駆使して、また、試行錯誤して築きあげた独自の検査を行っています。必要な場合には適切な量の鎮静剤を使用しております。検査後に「明日もう1回やってもいいな」と、言っていただけるような検査をすることが理想ですね(笑)。残念ながら当院で対応できるのは検査と診断までになりますが、もしも治療が必要となったときには私自らが執刀医となって手術をおこなえる体制を整えておりますのでご安心ください。
また、入院が必要であったり、特殊な設備が必要だと判断した際には、その病変を専らとする専門医の先生方に御紹介致します。
食道がんの早期発見に有効な「NBI内視鏡」
これは消化器がんに限りませんが、早期で見つかるがんと進行がんでは、治療法も予後も大きく異なってきます。ただ、どんながんにも小さいときがあるわけですから、がんが小さいうちにいかに見つけるか、早期発見から早期治療につなげるかが、大切な命を救う上でのポイントになります。内視鏡専門医である私の使命は、早期がんの発見率を少しでも向上させることだと考えています。そのために高品位な検査装置を備え、苦痛のない検査をおこなうべくスキルを磨いてきましたし、検査の手技レベルに終わりはないと考えます。
当院の「NBI内視鏡」は、特殊な波長の光が照射されて、がんに冒された粘膜表面が浮かび上がって見えるんですね。ですから、これまで発見が難しいと言われていた早期の食道がんにも非常に有効で、当院においても進行がんになる前の段階で発見し、早期治療につなげるべく尽力しています。
これから受診される患者さんへのメッセージ
『東京港診療所』はJR「田町駅」から徒歩10分、東京港湾福利厚生センター内にあります。日本人の死亡原因トップを争う胃がんは、ピロリ菌が原因の感染症であることがわかっています。当院では胃がんを始めMALTリンパ腫、血小板減少性紫斑病等の原因となりうるピロリ菌の除去治療を積極的におこなっていますのでお気軽にご相談ください。内視鏡のプロフェッショナルであると同時に、内科のジェネラリスト(総合医)として、今後も幅広い視点から、皆様の健康をサポートしていきたいと思います。
※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
小川 英風 院長 MEMO
消化器病専門医 /消化器内視鏡専門医
- 出身地:神奈川県
- 趣味・読書:音楽鑑賞、読書、生活に自然をとり入れること
- 好きな作家:村上龍、村上春樹
- 好きな映画:『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』『グッド・ウィル・ハンティング』『マイ・インターン』
- 好きな音楽やアーティスト:モーツァルト(特にピアノソナタ)、クラシック
- 好きな場所:自宅
グラフで見る『小川 英風 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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