黒沢内科胃腸科クリニック
墨田区/江東橋/錦糸町駅
- 内科
- 胃腸内科
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黒沢 俊介 院長への独自インタビュー
「医者になる」というのは自然な帰結
開業医であった父を含めて、親戚の多くが医者という環境の中で私は育ちました。高校生くらいになれば誰もが将来のことを考えるようになるわけですが、私には自分がサラリーマンになって働くということがどうしてもイメージ出来ないでいたんです。
その点、父親の勤務先にはに何度も連れられて遊びにきていたこともあり、私にとっては病院は子供の頃から馴染みのある場所であり職業でありました。「医者になる」というのは自然な帰結だったと言えるかもしれません。
千葉大学医学部を卒業し、いくつかの関連病院を廻った後、千葉県済生会習志野病院消化器科に13年勤務しました。その後、2005年に『黒沢内科胃腸科クリニック』を父から継いだという経緯になります。
1973年からこの場所で父は診療を続けていましたが、だいぶ年もとり、「そろそろ」という話になっていたんです。当初はしばらく父と2人で診ていこうと考えていたのですが、私が来たその年の7月に父は亡くなってしまいました。これも巡り合わせという言う他ないのですが、父のしてきたことを継承し、この地域の方々のお役に立っていければと考えています。
どういう根拠で診断をし、それを患者さんにきっちりとご説明をする
何をどう考え、どういう根拠で診断をしているのか。それを患者さんにきっちりとご説明をするということに尽きるかと思います。「じゃ、風邪薬を出しときますから」と説明もなしにお帰りいただくということを私はしていません。薬はこれで、こういう効果を期待してお出しするということをしっかりと説明をするようにしています。
例えば風邪をひいてよく、「点滴をしてください」という方がいらっしゃいます。ですが、この場合の点滴に治療としての意味があるとは私には思えません。というのも点滴の中身というのは殆どが水で、これに若干の塩分と糖分が入っているにすぎないからです。嘔吐感が強く、口から摂取出来ないという場合は別ですが、口から水を摂れるのであれば点滴をする必要性はないんですね。
何故それをするのか、何故それをしないのかということを説明するのがプロの仕事だと私は思っています。必要な措置をおこない、その行為に対する説明をしっかりとおこなっていきたいと思っています。