子どもメンタルクリニック新大塚
豊島区/南大塚/新大塚駅
- 精神科
- 心療内科
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原 成輝 院長への独自インタビュー
その子が輝けるようにサポートすることが、私達の役割
ありきたりなようで恐縮ですが(苦笑)、小学校の頃にブラックジャックのアニメを見て、お医者さんという仕事に興味を持つようになりました。また、父が法医学の仕事をしていましたから、父の話す内容からも刺激を受け、医学部への進学を志すようになりました。
私は学生時代、塾の講師をしていました。そこで授業をしていますと、どうしても、勉強が出来ないお子さんを見かけることになります。当時はまだ、発達障害や学習障害という認識がなかった時代。「勉強が出来ない」=「ダメな子」という括りの中で授業をしていくことに大きな違和感を感じていたのです。私は、ダメな子などいないと思っています。その子がどうすれば輝けるか、サポートするのが塾講師であり、そして医師の役目だと考え、精神科、中でも児童精神科の道を選ぶにいたったのです。
大学卒業後、成人精神科での研修と並行し、東京都立大塚病院児童精神科に籍を置き、発達障害全般を診てきました。このたび開院にいたったのは、そもそも児童精神科を掲げる医療機関が少ない現状がありました。地域でより多くの方に児童精神科医療を継続的に受けて頂けるよう、開院致しました。
“見立て”をしっかりとつけていくことが大切
当クリニックでは、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害などの発達障害を中心とした診療をおこなっています。ただし、私自身はこうした症状を“病気”とはとらえておらず、むしろ、その子にどういった特徴があり、どうすれば上手くいくかどうかという点を重視し、面談をおこなっています。これを私たちは、“見立て”と言っています。
私は、医師の指示がすべてとならぬように気をつけています。患者さんがやりたいこと、望むことがあるならば、それをやってみるべきだと思うのです。たとえば、お薬がその一例となるでしょう。私たちとしてはお薬を嫌いにならないでいただきたいのですが、親御さんを含め、どうしても患者さんはお薬にナーバスになりがちなものです。ですから、最初の判断として、お薬を使わないでおくということも選択肢の1つとなるでしょう。まずは、それで経過を見ていき、結果が思わしくなければ、一緒に考えていく形を望んでいます。失敗しても、また次があるわけですから、私は、失敗してしまうことを恐れてはいません。共によりよい道を歩んでいきたいですね。